★★★★☆ 2013年/アメリカ 監督/ベン・スティラー
地下の写真室からウォルターは飛び出していく。伝説のカメラマンに会うために。人は思い立てばいつでも冒険の旅に出られる。何度見てもそのメッセージに勇気づけられる。コロナ禍の今見るとなおさら旅の郷愁にかられる。ひと目で世界的冒険家と納得させるショーンペンの佇まいにやられる。
いろんな映画でボウイが使われるけど、本作のSpace Oddityが一番好き。酔っ払いの運転するヘリコプターが今飛び立とうとしている。そこで思いを寄せるシェリルがウォルターの空想の中で歌い出す。Ground Control to major Tom…。ウォルターがジャンプする。なんてエモーショナルなシーンなんだ。