Casa Galarina

映画についてのあれこれを書き殴り。映画を見れば見るほど、見ていない映画が多いことに愕然とする。

ツイン・ピークス シーズン2 vol.4

2008-02-13 | TVドラマ(海外)
★★☆ 1989年/アメリカ 監督/デヴィッド・リンチ
<episode19~episode22>

「闇も幻惑も消えた」

クーパーの宿敵なるウィンダム・アールが登場し、すっかり物語は連続猟奇殺人犯捜査へと様変わり。あれれ?キラーボブはどこへいっちまったんだ。ジェームズ、ベン・ホーン、ジョシーにまつわるサイドストーリーなんか、もうどうでもいいっす!って境地に達してきました…。だって、これまでサイトストーリーは少なからず「ローラ・パーマー殺人事件」と絡んできたから面白かったわけだもん。それが今はどのお話もバラバラに進行していて、互いが絡み合わないから全然つまんない!

しかも、このvol.4は、謎の提示が全然ないのね。大佐の首についた傷跡くらいかしら。これまでは、夢で見た巨人のお告げとか、なくなった指輪とか、奇妙な映像で何かを暗示するということを効果的に行うことで謎への興味を駆り立てていた。なのに、ウィンダム・アールとの一件にしろ、クーパー自らぺらぺらしゃべってるくらいなんだもん。目に見えない恐怖とか闇を暗示することで培ってきたツイン・ピークス独特のムードがどんどん薄れていく。迷走ツイン・・ピークス、どこへゆく…

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