Casa Galarina

映画についてのあれこれを書き殴り。映画を見れば見るほど、見ていない映画が多いことに愕然とする。

ブックスマート

2021-01-07 | 外国映画(は行)
★★★★☆ 2019年/アメリカ 監督/オリビア・ワイルド

まぶしい。あまりにまぶしすぎる。そのままのあなたを受け止めますという受容の世界。ここは楽園か?他者を知れば道は広がる。今世界中の人々が最も取り組まねばならない命題をしかめ面せず、高校生のたった一夜のバカ騒ぎで伝える。青春映画に新たな地平が出現した。

ヘタレ男子高校生の成長譚を単に女子バージョンにしたのではないというのが肝。モリーがガリ勉ででからかわれても、容姿についてからかわれることはない。ルッキズムの問題はここにはない。人種やジェンダーも同様だ。個性を互いに認め合う世界が大前提としてある事に作り手の強いメッセージを感じる。

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