Casa Galarina

映画についてのあれこれを書き殴り。映画を見れば見るほど、見ていない映画が多いことに愕然とする。

エデンより彼方に

2018-01-30 | 外国映画(あ行)
★★★★ 2003年/アメリカ 監督/トッド・ヘインズ

(WOWOW)

ダグラスサークの「天はすべて許し給う」のリメイク。舞台は1950年代のアメリカ。
「キャロル」同様、衣装やセットの色彩へのこだわりがすさまじい。
そして、夫がゲイであることに苦悩し、黒人庭師に心惹かれるジュリアンムーアがとてもいい。

サムメンデスが撮った「レボリューショナリー・ロード」も1950年のアメリカが舞台で
こちらも男性優位社会で苦悩する専業主婦のケイト・ウィンスレットがすばらしかった。
自己実現などとはまだまだ無縁だった時代の女性を描く作品はどれも面白い。
自分の感情を素直に吐露できない社会だけに、俳優の抑えた演技が輝くのだ。


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