★★★★ 2013年/アメリカ 監督/ジョン・リー・ハンコック
メリーポピンズに詳しくなくても大丈夫。偏屈な英国中年女とアメリカ人富豪の交流を描いた上質な作品。様々な対立が溶けていく、主演2人の演技はさすがの貫禄。原作者と製作委員会の物語でもあるので、その攻防は映画ファンとしても楽しめる所。エマトンプソンが最高。
原作者パメラの過去が映画製作の現在と交互に描かれるが、このオーストラリアパートが涙を誘う。父が押しつぶされた男らしさ、その呪縛を娘が書くことで解放したというメリーポピンズの原点話。またメリーポピンズを見返したくなった。