『ありがち日記』

オタクな日々をコツコツ更新中。

「ザ・ウォーク」(3D)

2016-01-28 | 映画

1974年、ワールド・トレード・センターのビル2棟の間にワイヤーを張り、
命綱なし、許可なし(違法)で、綱渡りをした男のストーリー。

こんなおバカなことをするなんて信じらんない!!っていうのがまず第一の感想w

何がそんなに彼を夢中にさせるのだろう。
ぜんぜん理解できないはずなんだけど、なぜか観終わって感動している自分。
そう簡単に実現できるはずのないことに、努力し挑戦し続ける姿に感動しているのか、
彼の無謀なチャレンジをサポートすべく集まる仲間たちとの友情に感動しているのか、
ワールド・トレード・センターのお尻がムズムズする高さに感動しているのか、
ジョセフ・ゴードン=レヴィットの役者魂に感動しているのか、
よくわからないけど、その全てのような気がする。

これは3Dで観て正解!
本当に自分が綱渡りをしているかのような、手に汗握る瞬間。ぞわぞわしてしまう。
ビルの上からの眺め、この迫力は3Dならではでしょう。
私自身は高いところも平気だし、むしろ好きなんだけど、
それはちゃんと守られていて安全だという前提があるからだよね…^^;
前代未聞の綱渡りするために、気がおかしくなるほど念入りに準備して、
それでも100%想定内に終わることなんてないんだね。
ハラハラしっぱなしだったもの。

ドラマ性もあって、アトラクションのような面白さもあって、
予想以上に楽しめてしまったわー。

今はその姿を見ることのできない、ワールド・トレード・センター。
あんな風に人々が見上げていた時があったんだよなぁ……

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韓国ドラマ「ジキルとハイドに恋した私」

2016-01-25 | ドラマ(主に海外もの)

WOWOWにて視聴。
↑のサイトから、あらすじを。

国内最大規模のテーマパーク「ワンダーランド」の常務をつとめるク・ソジンは、いつも冷静沈着。それは極度の興奮状態になると現われるもうひとつの人格を抑えるためだ。ある日、主治医のカン博士から「治療法が見つかった」と連絡を受け、ソジンは研究室に向かった。一方、ワンダーランド専属サーカス団の団長チャン・ハナは、突然の契約解除に抗議しようとソジンを追いかける。先回りした研究室でハナは血まみれのカン博士を発見。そして犯人らしき男に襲われるが、ソジンとうりふたつの男に救われた。彼こそがソジンの別人格、ロビンなのだった。双子の兄と名乗るロビンは、ソジンとはまるで正反対の優しい男。ハナとロビンはたがいに惹かれていく。ところが、ソジンもまた犬猿の仲だったハナのことが気になりはじめ……。複雑な三角関係の行方は!?

ソジンとロビンは同一人物なのだけど、まったく正反対の人格で、
寝ると入れ替わるようになってる。
記憶もそれぞれの人格で異なり、できることとできないことも、はっきり分かれている。
基本、ソジンが主人格なんだけれども、ロビンは自分も一人の人間として生きたいと願っている。
ハナは優しくて癒しを与えてくれるロビンに惹かれていくけれども、
ソジンは自分の病気を治したい、つまりそれはロビンが消えることを意味する。

過去のソジン誘拐事件を解決する中で、
ソジンの中で何かが変わり始め、ハナとの関係も変わっていく…

私個人の想いで恐縮だけど、ロビンよりソジン派なので、
ソジンがハナを好きになり始めたのに、
ロビンとハナのために病気をそのままにしておこうと考えたりするのが切なかった。
ストレートに気持ちを表わすことができない不器用なソジン…萌♡
ツンなヒョンビンが好きなだけだね、これ。

2人ともイケメンだし、っていうか、同じ人間の別人格なんだから、
どっちも愛してあげようよ!!って思っちゃうんだけど、そうじゃないんでしょうな…
見た目じゃない、中身なのよ。

前半は事件の解決でスリリングなシーンも多かったけど、
後半は、ロビンがいなくなっちゃう~~~~っていう切ない展開が多く、
なんだかよくわからないドラマだったな…と思わなくもない^^;
突っ込みどころとしては、ソジンとロビンの髪型とか?
入れ替わると同時に前髪が変わるので、「いやいや、寝てただけで変わるか!」って。

最終話もちょっとだけ不満。
ロビンが消えてしまって、ソジンと微妙な距離を保つハナだったけど、
どうやらロビンの人格も混ざって、ロビンの記憶が戻ってきたソジン。
そして2人はハッピーエンドを迎えるわけですけど、この展開も何だかな~~~。
結局ソジン+ロビンが完璧だ!!って言っているみたいで…
(ロビンが結婚式の記憶だけ持ち去ったというのは良かったと思うけど)

最後は少し不満が出てしまったけど、別に嫌いなドラマというわけじゃなく、
もう少し脚本が良ければ、もっと面白かったんじゃないかな~、もったいないな~っていう。
あと、ヒョンビンはカッコいいのでOK!w

もし☆で5段階評価するなら☆☆☆(3)ってところかな。
ヒョンビンのまた違う作品も期待^^ 

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「ヴェルサイユの宮廷庭師」

2016-01-22 | 映画

盛岡での上映は、今日が最終日でしたので、間に合ってよかったという感じ。
ベルばら好きさんは「ヴェルサイユ」 「ルイ14世」という言葉に弱いんです…
そして、今作は、ついこの間お亡くなりになったアラン・リックマンの監督・出演作。
このタイミングで上映されたことに、(勝手に)何か意味があるような気がして、
どうしても観に行きたかったのです。

女性庭師のサビーヌ(ケイト・ウィンスレット)が、アンドレ・ル・ノートルにその感性を見込まれ、
ともにヴェルサイユ宮殿の庭園を設計、作るお話で、サビーヌとアンドレとのロマンスも。
ヴェルサイユ宮殿といえばルイ14世(アラン・リックマン)。
彼も重要な役どころであり、庭師との心の触れ合いも描かれています。
そのようなやり取りから、宮殿の中で、庭園がどれだけ重要視されていたのかが分かります。
実際もそうだったかどうかは分かりませんが、あのお庭を見れば、ねえ…。

ヴェルサイユ宮殿の庭といえば、左右対称の均整のとれた庭を想像しますが、
サビーヌはそういったものとは離れたところで庭を作ろうとします。
なので、アンドレとはま逆のタイプなのですが、次第に惹かれあっていきます。

ところが、サビーヌには忘れられない家族(夫・娘)との別れがあり、
未だ立ち直れていないのです。
それを庭造りを通して、はたまたルイ14世やその取り巻きたち、アンドレとの交流を通して、
乗り越えていくというところも、この映画の中で描きたかったことなのかもしれません。

この映画を観るまでは、もっと庭造りをメインに(プロジェクトX的な?)描かれると思っていたので、
同じように庭造りの過程を見たかった人からしたら、物足りなさはあるかもしれないですね。
私ももっとヴェルサイユ宮殿が見たかったですもん(笑)←そっち

しかし、この映画で一番私が心を奪われていたのは、アラン・リックマンなのです。
私は「いつか晴れた日に」でブランドン大佐を演じている彼が好きなのですが、
同作でブランドン大佐と最終的に結ばれるマリアンヌ役が、なんとケイト・ウィンスレット。
なんかそれを考えると、この映画の中でルイ14世とサビーヌが会話をしているシーンは、
涙なしには見られない…という状態でした。。。

全国公開からだいぶ遅れての上映でしたが、
冒頭にも書いたように、逆に今の時期で良かったなぁと思います。
とても素敵な、大切に観ていただきたい作品です。 

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gleeシーズン6(ファイナル・シーズン)

2016-01-20 | ドラマ(主に海外もの)

大好きだったドラマ、gleeもついにファイナル・シーズン。
いろんなことがありましたねぇ…しみじみ。

NYから失意のうちに出戻ってきたレイチェルが、
同じくNYからちょっと戻ることになったカートとともに、
廃部となったglee部の指導を引き受けることに。
ライバル校のボーカル・アドレナリンではシュー先生が指導、
ウォブラーズではブレインが指導と、
かつての仲間がなぜかライバル同士になっているところが面白い。

だいぶ話を端折るけど、シュー先生はニュー・ディレクションズに戻るし、
ダルトン・アカデミーが火事になり、ウォブラーズまでもが一緒に活動することに。
結局は仲間が一つになるわけですな。
そして、かつてのメンバーたちも集まって、新しい生徒たちを指導する。

個人的には、この新しいメンバーの活躍をもっと見たかった。
もちろんオリジナルメンバーが一番好きなことには違いないけど、
いい声の子たちだし、もっといろんな歌とダンスを見ていたかったのよね。

とか言いつつ、オリジナルメンバー大集合は泣けた。
これまでを振り返るエピソードもあって、もともといじめにあっていた生徒たちが、
次第に歌とダンスで絆を深めていく姿には、今もやっぱり心を動かされる。
私が好きなハリー・シャム・Jrもちょろっと出演しとります!!w

人間関係もものすごく変わった。
サンタナとブリトニーは結婚、同時に、カートとブレインも。
二組の結婚式の回は、とにかくハッピーなシーンも多いし、珍しい方々の歌声も聴けた。

レイチェルは誰とくっつくのだろう?と見ていたんだけど、
スーに催眠術をかけられたサムと一瞬いい感じになったと思いきや、
最終話でなんとジェシーと結婚しとるやないの!!!
しかも、カートとブレインの子どもの代理母!!!
衝撃…

でもこのドラマはとにかく社会的に問題となっていることにも、
下品になり過ぎないユーモアを持って切り込んでいたし、
マイノリティと呼ばれる人たちのことも、しっかりと見つめさせて考えさせてくれた。
日本以上に個性にあふれた人たちが集まってるんだからね。

スーは、なんと芸術活動を一切排除したりと、
相変わらずのスーっぷりを見せてくれました。
一言では言い表せないよね、このスーの暴挙をwww
でも本当はいい人なんだよなー。結局何歳なのか分からずじまいw

締めくくりとしては、いろいろ盛り込み過ぎてる感も否めないけど、
懐かしいシーンを見られたり、パフォーマンスは相変わらず素晴らしいので、
お祭り騒ぎ的なファイナルと思えば全然問題なし!
これまでどれだけ泣かせられたかって感じだけど、今回も泣かない回はないってくらい。

終わってしまうのは寂しいけれど、
キャストのみんなが新たな一歩を踏み出したように、
私もこのgleeから卒業する時が来たんだなーって思って。

ちょっとカッコいいこと言っちゃった^^;?

しばらくは、海外ドラマは台湾と韓国ものになりそうです。
だって、、、一度見始めたら長いんだもん、海外の面白いドラマって… 

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「ヴィジット」

2016-01-16 | 映画

M・ナイト・シャマランの監督作品。
岩手でもやっと上映されたので、仕事後に観てきた。
シャマランの映画には期待してがっかりすることが続いていたので、
今作も期待値は低めで鑑賞したつもり。
(他の注目作ではなく、これを観ている時点で期待してることになるのでは…)

さて、あらすじ&感想を。
ネタばれあり。

休暇を過ごすため田舎にある母方の祖父母の家を訪れた姉弟は、優しく穏やかな二人に歓迎されるが、三つの奇妙な約束を伝えられる。楽しい時間を過ごす、好きなものは遠慮なく食べる、そして夜9時半以降は部屋から出てはいけないという内容だった。しかし、夜に変な気配を察知し起きてしまった姉弟は、恐怖のあまり約束を破ってドアを開けてしまい……。

けっこう良かったんじゃないか?ホラーっぽくやるのはお得意なわけで。
すごい面白い!ってほどではないけど^^;
んーーー、怖かったの、本当に(笑)
「来るぞ、来るぞ…!」ってびくびくしてるのに、
家で観ている時のようにクッションで顔を隠すわけにもいかず、
暗くて分からないことをいいことに、薄目の術を使ってやり過ごしたり。

ホラー的な怖さなのかな?って思っていたら、実はそうじゃなかった。
エクソシスト的なオカルト系なのかな?とも思ったけど、そうでもなかった。
目に見えないものに対する恐怖ではなく、人間の怖さ。

祖父母の家に行った姉弟が自主映画制作をする設定で、
私たちはそのカメラ越しに観ているという感じ。
次第に、祖父母の態度がおかしいと思い始める姉弟。
確かに、まともに見えた2人に奇妙な行動が増えていく。
老人性の病気だから、と済まされるも、納得できない姉弟。

おばあさんは夜になると裸で壁をがりがりとしていたり、
四つん這いで、しかもものすごいスピードで歩きまわったり、
“暗闇さん”という存在をほのめかして、なにもないところでげらげら笑っていたり、
やたらオーブンの掃除を頼んだり(←中に閉じ込めるんじゃないかとヒヤヒヤ)。
お年寄りとは思えない身体能力だわ…

おじいさんも、物忘れっぽい症状があるし、
銃を口に当てていたり、大人用おむつを小屋に隠していたり。
まとものように見えて、やっぱりおかしかった。

姉弟もやめときゃいいのに、カメラを構え続けるんだから…
マジやめときゃいいのに…(これきっと誰もが思うんじゃ)

地下室はカビ臭いから入るなと言われ、その中に何か秘密があると思った姉弟は…

エンディング前まで、「えーっ!?(いろんな意味で)」の連続で、
びくびくしたり、どきどきしたり、汚ねーって顔をしかめたり(笑)、とにかく疲れる。
そしてエンディングで少しだけアホらし…っていうオチがあって、私の場合はホッとした。

この映画で何を感じたか。
怖い。
両親を大切にして、悲しませるようなことはしない。
PCや携帯は、他人に見られない様に、触られない様に。

かな!笑
ただ怖がらせるだけの映画とは違う、シャマランらしい何かを感じられて嬉しかった。
帰りのエレベーターで乗り合わせた人たち皆、疲れたような顔をしてたのが印象的。
何とも言えない空気が漂っていたな~

シャマラン監督にはSFではなく、ホラー、もしくはこういう路線を極めて欲しいものだ。
低予算で構わないので。

ホラーで思い出しちゃったけど、
期待していたゴシックホラーの「クリムゾン・ピーク」が東北で上映されないのはなぜなの(;O;)

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「山岸凉子『日出処の天子』古代飛鳥への旅」

2016-01-10 | BOOK

平凡社さん、すごい本を出されましたね…!
『日出処の天子』と言えば、厩戸王子(聖徳太子)が主人公の超名作。
1980年に連載開始ということだから、私も生まれてないし、
30年以上経過していて、それでも少女マンガの金字塔的存在なのすごい。
きっと毛人への報われない愛に身を焦がす厩戸王子に
世代を超えて女子の皆さんはきゅんきゅんしているんだろうな~。
もちろん、それだけじゃないんだけど。

これは『づるてん』のファンならば嬉しいカラー原画や山岸さんのインタビューもあり、
登場人物ゆかりの地(奈良・飛鳥、等々)をめぐるガイド本でもあり、
この内容で1,200円(+税)は、お買い得なのでは?

かく言う私も、そこまで深く読み込んでいないところもあって恐縮なのだけど、
『づるてん』を機に飛鳥時代の歴史に興味が出てきたこともあるし、
奈良への旅行を再び計画したいほどに、ゆかりの地巡りにも興味が出てきた。

今は科学が進歩しているけれど、
当時は何か悪いことが起きれば、邪や魔などの怪異が原因と考えられたり、
神仏への信仰が今よりもかなり重要な存在であったりと、
目に見えないものに対する考え方がだいぶ現代と異なることも、
日本の精神文化のルーツをたどる意味で興味深い。
私はもっぱら世界史にばかり興味津々で、
日本史をまったく学ぼうとしてこなかったので(笑)、今になって激しく後悔してるのよね。
歴史漫画(『づるてん』と『あさきゆめみし』)の知識はあるけどさー^^;

ということで、自分の興味のある方向から歴史を学んでいるようで、
この本はありがたい存在となりました。

それと、誰もが気になるであろう「異母兄妹などの婚姻関係がやたら多すぎやしないか?」
という疑問にも、ちゃんと答えが書かれていたので満足。

また漫画の方を読み返してみたくなった。
(読み返したい本がたくさんで困る…) 

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「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」

2016-01-06 | 映画

新年の一発目となる映画館での鑑賞は、スター・ウォーズを2D字幕版にて鑑賞。
これまでの作品を全て観ているわけではなく、
今作もDVD待ちでいいかな~って思ってたんだけど^^;
特にシリーズのファンでもなくって、熱狂的ファンの人にゴリ押しされた記憶もあり、
あんまり良いイメージもなく…(作品が悪いわけじゃないのにね)

なんですが、
今作からは「スター・トレック」の監督もしていたJ・J・エイブラムスが監督するとあり、
むしろそちらの興味で観てきてしまいました。すんません。

でもでも、あのエピソード4から登場していた懐かしの面々が登場した時には、
さすがに「おぉ~~~~!」ってなった。
年月を経た設定なので、相応に、いい意味で貫禄を増してて。
きっと演じている方も楽しいんじゃないかなーって思うと、こちらも何だか嬉しい。
新しいキャラとしては、BB-8とレイが良かったかな。可愛いもんね^^
人気が出るの分かるわー。
フォースの覚醒っていう意味も、なるほどねー!覚醒してるねー!

あと、J・J版スタトレで感動したのが映像。
つーことで期待してたけど、SWでも映像技術はさすがに素晴らしかった!
映画館の大スクリーンで観て良かったよね。
ケン・レオンさんがちょっと出てたのはJ・J監督の「LOST」つながりか?と
そこで一番テンション上がったかもー^^;
だってLOSTで好きだったんだもーんケン・レオン。
いつでもアジア系俳優さんを注目してしまうんですよ(笑) 

最後にルークが登場し、次作品への期待が高まる終わり方!!
ここで終わりかよーって。でも楽しみですな♪

個人的な好みではストーリーもキャラクターもスタトレの方が好きなのですが、
世代を超えてファンがいるというだけあって、SWも結局は面白い。←おいっ 

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「『罪と罰』を読まない」を読む

2016-01-03 | BOOK

翻訳家の岸本佐知子さん、
作家の三浦しをんさん、吉田篤弘さん、吉田浩美さん、
4人の『罪と罰』未読者による前代未聞の「読まない」読書会。

ドストエフスキーの『罪と罰』と言えば、誰もがそのタイトルを聞いたことのある名作。
ところが、実際読んだことがあるか?と聞かれると、手を挙げる人は意外と少ないのでは…
あまりにも有名なので、どこかしらで見聞きした中途半端な知識だけは持っていて、
何となくこんな感じの話でしょ?タイトルからして暗そうよね?みたいな。

4名がそんな感じの状態で、『罪と罰』がどんな話なのかを推理していくというスタイル。
完全にノーヒントなわけではなく、最初と最後のページは読めるし、
それぞれの章から数ページは選んで読んでもらえるというヒントもあり。

とにかく4名の推理が対話形式で進んでいくので、
自分もそこに参加しているかのような感覚で読めてしまう!
ただそこは物書きを生業にされている皆さんなので、
凡人の私なんぞが思いもつかない見事な推理を披露してくれるのです(笑)
「この話めっちゃ読んでみたい」と思っちゃう。
(そう思ってくれたら、というのがこの本の目的の一つでもあるのですが)

ある程度推理を終えた段階で、実際に読んでみる。
読後の読書会も。
だいたいは予想通りのところだった部分もありーの、
まったくかすりもしなかった登場人物が実は超重要人物だったということもありーの、
それをワイワイと語り合っている4名を想像するだけで楽しい。

「読む」ということはどういうことなのか、
三浦しをんさんによる最後の数ページで考えさせられます。
本屋で実際に装丁を眺め、手に取り、「これってどんな話なんだろう?」と
期待に胸を膨らませる瞬間から私は読んでいるんだ!と気付かされた一冊となりました。
それと、ドストの凄さも分かったような!笑

私は『罪と罰』を5年ほど前に読んだことがあるので、
読んだ者の視点でこの本を読んだのだけれど、改めて読み返したくなった。
ついでに言うと、私の記憶もヤバかった(笑)
だいたいのストーリーは覚えているんだけど、如何せん、ロシア人の名前長すぎ問題と、
無駄に(無駄じゃないのか?)長いセリフ、細かいところはすっかり忘れておりまして、
ひどいところではストーリーもねつ造しちゃっていた!
つーことで、本棚から文庫本を取り出してきたので、ぽちぽちと読み返してみようかな。
私が持っていたのは新潮文庫版だけど、他の訳でも読んでみたら発見があるかもね。

また、これを機に、ドストの別の本も読んでみようかな?という気になった。
『カラマーゾフの兄弟』とか、こちらも有名だけど読んだことない。
カラマーゾフ家?それともカラマーゾフって地名?兄弟は何人なの???
まずは「一人読まない読書会」をしてから、実際に本を読んでみようかな?と思います(笑) 

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LOVE NOW~ホントの愛は、いまのうちに~

2016-01-02 | 華流

あけましておめでとうございます。
すでに二日ですが、今年もこんな感じで日々のあれやこれやを記録していきます。
今年もどうぞよろしくお願いしますm(__)m

さて、さっそく(笑)

IBC岩手放送にて日曜深夜に放送されていた「LOVE NOW」全36話、
2015年のうちに終了しました~~~~~~!わーいわーい!
ん?何で喜んでるんだ?

時々放送のない週もあったので、8か月以上は軽く経過してるよね、終わりまでに。
これでもオリジナルから半分はカットされているはずなので、
コンパクトにまとめられていて良かったということにしようか。
分かりやすいストーリーに、ユニークなキャラクター(嫌なやつが一人も出ない)、
台湾ドラマらしいと言えばらしいドラマでしたかね^^

若くして会社の社長であるラン・シーダー(ジョージ・フー)は、
大学時代に出会った初恋の女性をずっと思い続けており(え…!?って感じよね)、
彼女が小さく写っている卒業写真(これもまた微妙な写真で…ww)を大事に保管中。
出張でフィリピンへ訪れたシーダーは、偶然、その初恋の女性ヤン・イールー(アニー・チェン)と再会。
しかし、シーダーは彼女があと半年の命だと宣告されたことを知り、彼女にプロポーズ。
そしてイールーも戸惑いつつも、ウエディングドレスで結婚式をするという彼女の夢をかなえてもらう。
少しずつ恋が芽生えてきたところで、なんと本当は病気がウソと言うことが判明し…

この辺りまでは甘甘なシーンが多くて、「あれあれ、今どきの若いもんは…」なんて、
年寄りじみた独り言をもらすこともしばしば。

帰国してから、険悪となる2人の仲。
ウソをつかれたと思っているシーダーと、そうじゃないのにと説明するイールー。
でも、やはり一度はお互いに恋心を芽生えさせた仲なので、本当は気になっているんだよね。

周りの家族や友人たちのサポートもあり、互いに認め合い、許し合い、本当に結婚する。
全36話のうち後半は、結婚後のストーリー。
結婚後に、本当に癌であることが分かるイールー。
ところが、ちょうど子どもを妊娠してハッピーなタイミング…
自分の命をとるか、子どもの命をとるか、という究極の選択を迫られる夫婦。

しかし、そこは台湾ドラマ。
天才的な技術を持つ医師が登場~~~~!すげ~~~~!!
これで安心、安心…と思いきや、出産間近になり突然の交通事故…
えーーーーーーーー!!!????

小さな女の子とパパ(シーダー)が、2人だけで会話をしているシーン。
お母さんがいないものとして会話が進んでいくので、視聴者的には「やはり事故で…?」と
しんみりとこれまでの幸せな日々を思い返していると、なんとこれは…!

まあ、そうよね、そこはそうなるよね♪

ざっくりと主演2人のことばかり書いてしまったけど、
脇でも良い人たちがたくさん出てくるし、ラブ♡が進行していきます。
時にはこの話題で引っ張り過ぎじゃない?って思うこともあったけどね^^;
すごく面白い!!とは正直思わなかったし、俳優さんもタイプとは違ったけど、
独特の緩さとか明るさとか、ホッとするドラマだったかな~と思う。

ちなみにこのドラマは真愛三部曲の3作のうちの2作目らしいね。
でも主演がアニー・チェンであるという共通点があるというだけで、
3作のストーリーがつながっているわけではないと。 
「ズラ白」の場合は、日本で安易に「ズラ白2」としてしまった例があるけれど…

IBCさんでは次回から「進め!キラメキ女子」を放送するらしいですな。
残念ながら、DVDで視聴済みなので、今回は見ないと思います。ごめんなさい。
ドラマ自体はとても面白いので、おススメはできますけどねー(^◇^)
「スクリュー・ガール」も放送してたので、そこでロイ・チウのファンになった方も… 

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