『ありがち日記』

オタクな日々をコツコツ更新中。

庭の初夏

2014-05-30 | 日記

もう初夏と言っていいでしょ…
岩手でこの時期に最高気温が31℃とか、ほんとないわぁ~暑すぎ
おかげで、毎年の家族恒例行事であるワラビ採りも、今年はきつかったな…ま、山だから涼しめだけど…

また久しぶりに庭の花たちを。
うっかりツツジの見事な満開っぷりを撮り忘れてしまい、別な花で。
ツツジは父がまるーくカットしてるので、白とかピンクとかオレンジのこんもりした丸が可愛いんだけどな。


金魚草?だよね?


クレマチス。テッセンとも言うか。The花って感じの形してるよね。

  
ルピナス。のぼりふじとも。いろんな色がある。今までちゃんと見たことなかったけど…
これ強いからけっこうどこにでも育つようだね。 

今日はこんな感じで 

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「愛してる、愛してない」

2014-05-26 | 映画

主演はヒョンビン、イム・スジョン。
どちらも知ってる!だから観たの!
映画館で上映されている時に、期間が短くて気にはなっていたけど行けず、WOWOWで視聴。

※以下、ネタばれもあるよ。





なんか、これは難しい映画だなー。
登場人物は、ほぼ2人が演じる離婚が決まった夫婦のみで、場面も冒頭の車の中と、家の中のみ。
それで110分ほどが淡々と過ぎていくんだもの。
しかも、その別れが決まって、妻が家を出ていく最後の日という設定だけでもちょっと暗いのに、
ずーっと雨が降っていて画面も暗いという…
好みが分かれそうというか、つまらないと感じる人が多そうな映画。

これ、韓流好きのおばちゃんたちが何の前情報もなく観たら、どう思うのかしら…と逆に興味が湧くねw
もちろん、出ている2人の演技は素晴らしいので、私はこの2人だから出来たんだなと思った。
感情の機微というのかね、上手い人じゃないと出来ない役で、こういう意味でも難しい映画。

そして、何にも進展していないように見えるので、結局何が言いたいんだ?ともやもやしちゃうかも。
切り取られた日常の1シーンとして見ると、こんなもんだよなーって思う。
観た日が曇り空だったこともあって、雨のシーンと重なって入り込んで観られたのかもしれないなぁ。

唯一、あ、これ共感できる!と思ったセリフ。
夫はコーヒーを淹れるのが上手のようで、妻もそれが好きなんだと思うんだけど、
淹れてもらったコーヒーを飲みながら、「雨の日だから余計に美味しく感じる」的なセリフがあった。
そう、コーヒーって雨の日に美味しく感じるなーってその時ふと思ったのよ。ホットね

だからあまりひどい映画というわけでもないなーって。てか、その発言がひどいかw
あとタイトルね。邦題。イミフでしょこれ。
原題のほうがこの映画の雰囲気を表しているので、そっちが良いのになー、どうしてこうなるのだろう
難しいね。邦題。


久々、休みの日に家でゆっくりできたので、溜まっていた録画消化。さいこー 

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『Emma(エマ)』

2014-05-23 | BOOK

高慢と偏見、ノーサンガー・アビーと続いて、私が読むジェイン・オースティン作品の3つ目。

エマ・ウッドハウスは、村一番の大地主のお嬢様で、美人だし賢いんだけど、人の縁結びが趣味の21歳。
家庭教師をしていて友人でもあり理解者でもあったミス・テイラーがウェストン家に嫁いでしまい、
過剰に心配性な父親と二人暮らし。姉も嫁いでロンドン暮らし。
時々ドンウェルに住むナイトリー氏(おそらく37歳)が来て、エマにあれこれとお説教や意見をする。

17歳で私生児のハリエットを友人として教育し始めるのだけど、
ナイトリー氏の忠告も無視して、教会の牧師であるエルトンとハリエットを結び付けようとし、失敗。
ハリエットは農夫のロバート・マーティンに求婚されていたのだけど、
エルトンと結婚するものだと思い込むエマに断るように誘導され、諭されていたのだ…
しかもエルトン牧師は、エマの方を狙っていたという…全然気付いていなかったエマ。

ウェストン氏の息子フランク・チャーチルと軽い恋の戯れを楽しむも、結婚する気はなし。
ウッドハウス家の隣人でおしゃべりなミス・ベイツのところに、ミス・ベイツの姪で
エマがライバル視するジェーン・フェアファクスが滞在し、
さらにエルトン氏がバースで結婚した成り上がりでお節介で、とにかくウザい夫人も登場。
エマは、今度はフランク・チャーチルとハリエットを結び付けようとする。懲り懲りのはずなのにねぇ…
さらにミス・ベイツを傷つけた一言でナイトリー氏に激しく非難され、自分の欠点を認識。
ジェーン・フェアファクスの秘密も知り、ハリエットの衝撃の告白も聞いてしまい、心かき乱されるエマ。

最後に自分の気持ちをはっきり悟ったエマは、ナイトリー氏の「Dear,Emma…」を聞いて、
彼の気持ちに応えることができたのでした…
そんでハリエットもロバート・マーティンと結婚。めでたしめでたし…

あらすじは、あまりにもテキトーで、不完全ではありますが、だいたいこんな感じかな。
イケメンおじさま好きとしては、ナイトリー氏が一体どんな人なのか妄想を膨らませてしまったり…(笑)
だってさ、エマとナイトリー氏の歳の差は16歳。赤ん坊の時にエマを抱っこしたとか…
こここ、これは、まさかナイトリー氏…いけないですわよ…(笑)
ま、そこは目をつぶりましてね。この頃はそういうのも特に関係なかったのでしょうかね。

それにしても、この頃の恋愛や結婚は面倒くさい。家柄とか階級がそんなに大事かね。
男子の場合はともかく、女性にとってはかなり大きな問題でもあるなぁ…持参金ゼロとかあるしね…
ナイトリー氏(の家柄・財産)に合うのは私しかいない!とかいうエマの悟り方、すごいと思うよ。
これは今の私たちには理解できない部分だけどねー。

で、問題はここから。小説を読んだだけでは飽き足らず、
映像化された作品を3作品連続して観てみました。

○1996年の映画版
 エマ:グウィネス・パルトロウ、ナイトリー氏:ジェレミー・ノーサム
○1997年のドラマ映画版
 エマ:ケイト・ベッキンセール、ナイトリー氏:マーク・ストロング
○2009年のドラマ版
 エマ:ロモーラ・ガライ、ナイトリー氏:ジョニー・リー・ミラー

映画版は、キャストもそこそこ豪華です。でも、原作と違う部分もけっこうあったかなー。
ドラマ映画版は、原作通りだけど、時間内に収めるためにさくさく進み過ぎて、少し描き方が物足りず…
もう少し深くやらないと、原作知っているから良いものの、面白さが伝わる前に終わっちゃいそう^^;
2009年版は、その点、かなり原作に沿っていて、逆に原作にはないシーンから、より深く理解できる内容。
一番好きなのは、2009年版かしら。

妄想を繰り広げたナイトリー氏について。
どのナイトリー氏も素敵なんだけど、ジェレミーは少し優しすぎ?な気もするし、
マーク・ストロングは、今のクセのある役の印象が強くて、正当な役どころに驚きの方が勝る感じ。
ジョニー・リー・ミラーは、一番「ん?」って感じの容貌にも関わらず、次第に素敵に見えたから不思議。
これは「ナイトリー・マジック」とも言うべき現象か…!?(笑)
それと、原作にないシーンの一つとして、ナイトリー氏の視点も描かれてて、
ジョニー版ナイトリー氏が気持ちを抑えて紳士的に振る舞うところに、女性としてはキュンとしちゃうんじゃない?

つーことで、私の中でナイトリー氏はジョニーに軍配。背が高ければなー、もっといいんだけどなー。
まあでも、そんなに差はない。
どの人も優雅で、ダンスシーンも素敵でしたから。衣装も似合っていたしね(。-∀-)ニヒ♪

エマについては、意外とケイト・ベッキンセールが印象的なんだけど、
原作の雰囲気としてはロモーラ・ガライが一番近いのかなぁ。
グウィネスもまだ若く、表情なんかも一番好きだったけどね。

こうして見ると、私の中でもっとも一押しなのは2009年版ということか。
一番じっくり描かれているから、原作を先に読んでいる場合は、そう感じるのかもな。
単体で観るなら、映画版がいいのかもしれない。お金もかかっている感じで、見た目も豪華だし。

イギリスが好きで、少女漫画的なもので胸キュンする人には楽しめそう!
エマにイライラする人もいるかもだけどねー。
私は逆に欠点がある主人公が成長していくのを見るのが好きだけど。 

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おまけ観光~文楽5月公演('14)~

2014-05-22 | お出かけ

文楽鑑賞のほかに、いろいろ楽しんできたところを一挙に。

 
行きの新幹線で食べたお弁当。お値段手頃でうまかったー!

東京二日目は、夕方にスカイツリー方面に向かいまして…目的は…

すみだ水族館!水族館好きとしてはやはり来たかったー!ので嬉しい。
ここの写真がやたら多かった…
 
チンアナゴとニシキアナゴ。形は似てるが、チンアナゴのほうが断然かわいい。

ちぃ~っす


オットセイの餌やりタイム♪目の前で、何の仕切りもなしに観られるとは♪
どうやら4頭いたけど、みんな顔が違うらしい…わからん、一度見ただけじゃわからん。
オットセイとペンギンが隣同士にいるんだけど、どっちも鳴き声がうっさいので要注意(笑)

ちなみにペンギンはオス同士のカップルがいました。
でも彼女もいるから三角関係のようです。複雑な人間関係、もとい、ペンギン関係。
(この日深夜に、マツコの夜ふかし見てたらすみだ水族館が出ててびっくり!)

お決まり。

かーらーのー
  ビール。
世界のビールが飲めるらしいけど、ここではとりあえず一杯のみ。
私はベルギーのビールだったけど、これで990円くらいだったかしら…(高いっ)

この後は、吉祥寺でさらに飲みました。

3日目。


童心に帰って遊びまくった。木のぬくもりがいいね。ちびっこ多し。


深川めし。正確にはぶっかけ飯?
うーん、普通に炊き込みご飯のほうで良かったかも^^;美味しいんだけど、味が濃くて~。
この後、気温が高かったこともあって、のどが渇きまくったことは言うまでもありません。

この近くにあった深川江戸資料館も、面白かった。
江戸東京博物館とは違って、小じんまりはしてるけど、江戸の街並みを再現していて、
ボランティアの方の解説も分かりやすくて面白いし、穴場だったかもなー。

ちょっと足を延ばして、門前仲町まで。
 
深川不動堂と富岡八幡宮。ごっちゃまぜ^^;
まぁ普通にお参りしました。知らないところあるんだなぁー。興味深いわ。
宗教と神道については、自分的に考えるところもいろいろあるのでここでは何とも言えないけどね。

とにかく歩きまわって、足がカクカク。
体力が落ちてるなーと感じたので、もう少し鍛えなくちゃ!
短かったけど、充実した旅でした。 

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文楽5月公演('14)

2014-05-22 | 文楽

初めて第一部、第二部を観ました。順番的には第二部からだったけど…^^;
なので、感想も第二部からにしようかな。

第二部の演目は、「女殺油地獄」から徳庵堤の段、河内屋内の段、豊島屋油店の段。
文楽で一度は生で観てみたいと思っていたものなので、こんなにも早く観る機会ができて嬉しい!
何と言っても見どころは豊島屋油店の段で、油にまみれながら河内屋与兵衛が
豊島屋の女房お吉を追いかけ回すシーンで、床をつるつる~っと滑る人形の演技。
本当は、与兵衛がお吉さんを殺そうと追いかけている、なんともむごたらしい殺人事件の場面なのだけどね。
勘十郎さんの与兵衛が、ずざざーーーーーーっと滑り転げては、刀を支えに必死で立ちあがろうとするのなんて、
本当に「ぜぇ、ぜぇ…」っていう息遣いまで聞こえてきそう。
正直、結末は分かっているけど、ハラハラどきどきのシーンでございました。

席は床に近く、今回も非常に目が忙しい!
河内屋内の段、芳穂大夫さんの伸びやかな声から、呂勢大夫さんへのバトンタッチも個人的には◎。
そして豊島屋の咲大夫さんですけど、やっぱり床にウェイトを置いて注目しつつ
舞台のお吉さんと子どもたちとの“最後の”ほのぼのした日常に、不吉な何かを感じながら座っていたところ、
急にガラッと雰囲気が変わった瞬間があったんですよねー。
思わず「おっ…?」と舞台の方に顔を向けてしまうくらいの変化。これは初めての経験。
語る中でそういう変化を出すことって、かなりの稽古と経験とを重ねてきたからこそできることなのでしょうね。
もうボキャ貧で申し訳ない気持ちになるけど、すごい!!って思ったー。

それにしても、与兵衛という男はサイテーだね。。。思うのはそればっかりよ(笑)
こういうヤツ、昔からいたんだなーと思ってみたり。お吉さんがかわいそうだったよ。


最後は「鳴響安宅新関」の勧進帳の段。
お能の雰囲気はありつつも、玉女さんが遣る弁慶の延年の舞や飛び六方は迫力。
それだけじゃなくて、床の太夫と三味線の人数がすごいのよー!15人くらいは座ってた。
これだけの数を見たのは、私は初めて?のような気がする。近いと、ちょっと怖いって思うくらい。
でねぇ、、、ぐふふ( *´艸`)
ベストポジションあざす!!三味線が良く見える位置でした!!!
表情を出さない(ようにしている)クールな三味線勢にひたすら萌える自分がいたりもして(恥)
変な話で恐縮だけど、手の血管が浮き出てるとか好きな人にはおススメなのよ…
龍爾さん、あいかわらずきれいなお顔をしてらっしゃいました(*ノωノ)キャー

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少し落ち着いて。
第一部。こちらは初めて鑑賞する大学時代の友人2人を誘って。
どんな服を着たらいいかとか悩んだみたいで、申し訳ない!ちゃんと言えば良かったなと反省。
別に普通の格好で良いのよ~。もちろん、お着物の素敵な方々もいて、私も目指すはそこなんだけどね^^;

竹本住大夫さんの引退狂言と付いた「恋女房染分手綱」から沓掛村の段、やはり空気が違う。
どちらかというと、会場のほうがものすごい床を注目しているのが分かる。
確かに私もこれで最後だ…とか思うと、自然と身の引き締まる思いで、緊張してくるんだけど、
住大夫さんのいつも通りのお姿と出だしの声を聞いた途端に、すっかり忘れて舞台に集中してしまいました。
文雀さん、蓑助さんが人形を遣ってらして、目に焼き付けておきたいくらい豪華な出演者。

「情を語る」というのは、うまく言葉で表すことができなくてもどかしいけれども、
こういうことなんだろうなぁというものを私たちに見せてくれた、聴かせてくれたように思います。
涙を流しながら舞台を見ている方もいたなー。分かる気がする。
もう少し早くに文楽にはまっていれば…と思うのだけど、それは仕方がないこと。
これからの文楽を見届けて行くのも、観客としての使命かなという気もしますしね。
住大夫さん、お疲れさまでした。そしてありがとうございました。


恋女房~の前には、「増補忠臣蔵」の本蔵下屋敷の段。
これはちょっとしたドッキリもあって、友人たちも驚いた様子。こんな演出あるんだーと新鮮に驚いてたなぁー。
そうだ、自分も最初の頃そんな感じで感動したり驚いてたなって思い出した。もちろん今もだけど。
あと、意外と床の方もけっこう見てたみたいで、三味線の人は寝てないよね?とか(笑)


続けて第一部と第二部とを鑑賞したわけじゃないのだけど、長時間座っているのはさすがに疲れます。
日を分けて観るのがいいみたいだな。とか言いつつ、遠方の人間にとっては厳しいものがあるんですけど…
友人たちと鑑賞したのち、復習のためにパンフレットも買って行ったのだけど、
「どの人が○○(私)の推しメン?」とかいうトークをするのも楽しかった!(笑)

6月は若手会があるのだけど、ちょっと厳しいので、次回は9月までお預けかしらね。 

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IBC岩手放送でスクリュー・ガール放送決定

2014-05-21 | 華流
IBCで「アリスへの奇跡」が終わったばかりですが、嬉しいニュース☆

ロイ・チウ、メーガン・ライが出演の「スクリュー・ガール」が同枠で放送決定ですって!

http://f4.tv/Sgirl/

わーい(^◇^)
25日の深夜放送(26日っつーか…)なので、おそらく録画になると思うけど、
久しぶりにちょいっと見てみようかなーと思ってます!
ひひひ…(〃艸〃)

おすすめだよね、これ。
台湾ドラマらしく明るくて胸キュン間違いなし(笑)
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「WOOD JOB!~神去なあなあ日常~」

2014-05-15 | 映画

おふおふ( *´艸`)原作そして三浦しをんさんファンとして外せないですね、この映画は。
小説を初めて読んだ時は、林業というテーマだけでも面白いな~って思っいていて、
それが東京でトークショーを聴く機会に恵まれ、しをんさんの取材にまつわる話にも笑ったものです。

人間模様が巧みに描かれて、読みだしたら止まらない、最後まで盛り上がるストーリー。
林業のことをほとんど知らない人間にとっては、目からうろこのことだらけ。
里山で暮らす人々の信仰が生まれてくる森。
映像化されたらどうなるか…?想像できなかったので、正直映画化の話には驚いたんだな。
林業という特定の業種に絞られるとなると、関係者から厳しい目で観られることになるんでは?とか無駄に心配も。
中途半端は許しまへんで…という原作ファンとか…←私か!w

それでも、観に行って安心した。
キャストの皆さんが本当にハマり役だったこと、乏しい想像力で描いていた神去村の風景が、
その何倍も素晴らしいものとして目の前に広がっていたこと!

以下、ネタばれありの感想ですが、
私はやはり登場人物への思い入れが強い分、より本物の林業っぽかったかどうかというよりは
どんな風に原作の世界が表現されてるか、映画として楽しめるか、という点に偏っているのではと思います。

平野勇気くんを演じた染谷くんが良かったねー。
村で暮らすうちに、なよなよのチャラチャラ青年から、一人の山男として成長する様子をうまく演じられてました。
そして、キャラとして一番好きなヨキ!!伊藤英明!!ぴったりだし(笑)
豪快で、ガサツで、でもしっかり者で、奥さんを愛していて、本気になるとめっちゃカッコいいヨキ。
太ーい樹齢100年くらいの木をチェンソーで切り出す姿には、ほんっと鳥肌立つくらい惚れた
てか本当にあんなに立派な木を切るとか、演じる上でも緊張するものなのでは?
緊張なのか興奮なのか、精神的に高揚する感じもちょっとあるのかなー。

長澤まさみちゃんも、いい感じに力が抜けていて自然な感じで、まさしく本物の山ガール?っぽかった。

山ガールで思いだした。
勇気の高校時代付き合っていた彼女が、
スローライフを体験したいという仲間たちを連れて遊びに来るところ、なぜか妙に爽快なシーンでした(笑)
あれは本当に皮肉が込められてたよなー。
勇気くんがブチ切れるところで、やっとそこでヨキも山の男として認めたような感じでしたし。

ところどころ、「あ、これは(続編の)『神去なあなあ夜話』観てないと分かりづらいかも…」というのもあって、
もしかしたら映画だけ観られた方は、原作を読むとより理解できる部分もあるんじゃないかなぁ。

最後の祭りのシーンは圧巻。
よくあれだけの人が集まったよね~、しかも男性はみなふんどし姿になって、体当たり演技だわぁ!
勇気くん(染谷くん)は、どこかなよなよしてるけど、伊藤英明はさすがの肉体美!w
そんなところも見どころです!(キリッ)
そりゃ小説の方が丁寧に描けているのは当たり前で、でも2時間テンポよくまとまっていたのは良かったよー
時々小さな悲鳴(詳しくは伏せて…w)とか、笑いが起きていたので、私もリラックスして観られました。
あきらかに林業に携わっているなと思しき方もいらして。
時間帯もあると思うけど、私が行った午前中の回は、年配の方が多かったかな。
休みの日やレイトショーなんかには、もっと若い人も観ているんだろうか?

あ、最後までぜったい席を立ってはなりません。
エンディング後のお楽しみがありますからほっこり。 

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台北ラブ・ストーリー~美しき過ち~(原題:罪美麗)

2014-05-12 | 華流

観終わりました~(^◇^)
非常に印象深かった「イタズラな恋愛白書」(←タイトル…)の脚本家さんの新作ということで、
ズラ白にも共通するところで言えば、とても繊細な作品でした。
台湾ドラマってざっくり大雑把なところもあったりして、明るーいお話が多くて、それはそれで好きなんだけど、
このドラマは丁寧に作り込んだ感じがして、メッセージ性のある良質ドラマでした。
ただねぇ…もう中盤以降はハンカチ濡れまくり!涙なしには観られなかったよ…

そりゃですね、アイドルっぽい人が出ているわけじゃないので、キャストは地味目ですけど、
台湾映画も観ている方なら喜びそうなモー・ズーイー、リン・メイシュウといった、
実力もある俳優さんたちが出ているので、グイグイ惹き込まれてくんだよね~
私の中のランキングでも間違いなく上位に入るでしょう!


夜の世界で働くマギー、チンシア、チェリーという、血はつながっていないけど、
姉妹のようにお互い思いやって暮らしていた3人が、ある日親に見放された赤ちゃんを拾い、育て始める。
子どもは女の子で、マンチンと名付けられ、美人で聡明な子に育っていく。
マンチン18歳の高校生となっているのだけど、賢く大人びた彼女を良く思わない女子に、
ある事件の犯人にされて、学校をやめることとなる。

3人の母親は、自分たちが恵まれた境遇で育ってこなかったことから、
マンチンには良い学校に行って、お金持ちの男の人に嫁いで欲しいという夢があった。

ある日チンシアはお店で拾った財布に、ユーエンという名前と住所を見つけ、行ってみるとそこは豪邸。
マンチンに財布を届けさせようとする。

そこから、ユーエンとその父親のダーシャンと出会うことになるんだけど…

あーーーーーーーー、もうすでにここからツライわ…

父親のいないマンチンにとって、ダーシャンは理想の父親。
肝心な時に必要な手をのばしてくれ、気持ちを理解してくれる存在として慕う一方、
ダーシャンの方は亡きユーエンのお母さんと重ね合わせてマンチンを愛し始めてしまう。
そしてユーエンも、マンチンに惹かれながらも上手く言葉が伝えられず、
父親のダーシャンに恋愛の相談をしたりするのだ…
(この時のダーシャンの気持ちを思うと涙が(´;ω;`)ウゥゥ)
ユーエンにとって、母親が亡くなり、父親が再婚してから関係がうまくいっていなかったこともあり、
マンチンの存在が奇しくも父と息子の関係を修復してくれているような気がするんだけど。

それはユーエンが、ダーシャンとマンチンの仲を疑うところから、少しずつ変化していく。
修復したかのように見えた関係が、崩れていってしまうのだろうか…
母親の死と、頼りになるはずの父親から捨てられたことで、心に深い傷を負っているユーエン。
同じく最愛の女を亡くして、未だに息子に対する負い目があるダーシャン。

親子関係がどうなっていくのか目が離せないばかりでなく、とっても切ない展開となります。

結果として、ハッピーエンドということで終わりますが、
親子の愛とは、血のつながりとは、男女の愛とは、夫婦の愛とは、…と
いろいろな愛の形、相手を思う気持ちなどなど、いろんなことを考えさせられるものでした。
3人の母親がいることをむしろ誇りに思うマンチンの姿を見ていると、
とても良い関係性を保って大切に育てられて来たんだな~と、ドラマでは描かれない時間にも思いをはせちゃう。
チンシア役の方は、豪快なおばちゃん役が多い気がするけど、
今回の役では、すごい渾身の、でも繊細な演技を見せてくださってます。涙涙です。

ユーエン役のモー・ズーイーが、とても良い演技をしていると思うので、注目です。
彼は心の微妙な変化を表す時も、逆に感情が爆発するシーンでも、見事に演じ切っています!
もー、好きになったわぁ…(悪い病気発病w)
ドラマでは25歳くらいの設定のはずだけど、実際は30歳過ぎてるんでしょ?見えない。
それくらいユーエンになりきっていたんでしょう。

ダーシャン役の方は歌手のようで、エンディング曲を歌ってらっしゃいます。
めっちゃいい声してます。
そしてドラマでは黒縁めがねで、割と私の好きなポイントをついてきてますw

台湾放送版で16話(1話が75分くらい)だったけど、良質なドラマを観たい方にはおススメです。
これくらい惹き込まれる日本のドラマがあればなぁ~^^; 

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『文楽へようこそ』

2014-05-10 | BOOK

久々に文楽の話題など。
今日から東京公演が始まっているはず…だよね?^^;
住大夫師が引退されるというので、おそらくたくさんの方がいらっしゃるんだろうと思いますが。
もちろん、わたくしも参りますよ!今回は初めて鑑賞するお友達も一緒なので、感想が楽しみ。

さて、発売されてまだ1カ月も経ってませんが『文楽へようこそ』読み終わってました。
割とライトな感じで、文楽初心者にも優しいかなぁ~と思ってはいたのですけど、
勘十郎さんと玉女さんとの対談とか、これはファンがおいしいと思う内容ではないかしら…?
私もそうだったけど、好きになりたての頃は、演目ストーリーとか舞台裏とか、鑑賞のポイントとか、
そういうガイドっぽいものを手に取っていたな~と思い出してみたり。
そういう中身が皆無なわけじゃないけれども、タイトルに反して意外とそういう面があったよ…っていうくらい。
いや、でも、私がそう感じたってだけで、人それぞれですしね。うん。そうそう。

豊竹呂勢大夫さん、鶴澤燕三さんのインタビューも、若い頃の話とか、
なかなか知れない部分もお話されてたので、興味深く読みました。
趣味の話とか…(笑)


5月の公演も、念願の「女殺油地獄」が観られるので、そりゃもう楽しみで!!
ぜひ生で拝見したいと思っていたものだから、こんなにすぐに観られるというのが嬉しい。
今月の楽しみと言えば、そこだからねー(笑) 

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「カルテット!人生のオペラハウス」

2014-05-07 | 映画

新作の映画ではないけれども、良い映画だと思ったので。
やっぱり音楽が溢れている映画は好きだな~!

物語の舞台は、イギリスのとある老人ホーム。
それも、かつての音楽家たち専用のホームらしく、毎日あちこちで音楽が奏でられているのね
皆さん、グループで歌ったり、踊ったり、楽器を演奏したり、なんと楽しそうなことか!
ただ、そのホームの経営状態は苦しいみたいで、恒例のヴェルディ生誕を祝うコンサートで
なんとか寄付を募ろうとしているもよう。

そこへ、新しい入居者ジーンがやって来る。 
かつてはオペラのプリマドンナとして活躍していたジーン。
カルテット仲間だったレジー、シシー、ウィルフたちも驚き、戸惑い、最初はなかなか打ち解けない。
レジーとは何かあるな…とは思ったけど、どうやら2人は結婚していた仲で、ジーンの浮気で離婚。
そりゃ確執も生まれるわなー

しかし、コンサートで久々のカルテットを披露する話が持ち上がり、3人はジーンを誘おうとするが…

---------------------------------

そりゃ老人ホームだし、、、絶世期のように歌えるはずもなく、ジーンの悩みもそこにあるんだけど、
老いを決して悲観したり絶望したりせずに、「人生まだまだこれから!」と前向きな姿を見ていくうちに、
ちょっとずつ変化が表れていって、表情が柔らかくなっていくのが分かった。
そして、さすがの名優さんたちの演技も素晴らしくって、なんと自然に演じているんだろう。
劇中に奏でられる音楽にも通ずるのかな~と思ったんだけど、適度に力が抜けていて自然だし、安定感・安心感がある。
どうしても若い時って力が入り過ぎたり、余裕がなかったりするんだけど、そういうのがないんだよね。

(まだまだひよっ子の分際で何を言ってんのって感じですけどね)

どうしてこんなにも上手い演奏をさらりと余裕でやってのけるんだ、この老人たちは…?と疑問に思うくらい。
エンドクレジットで分かったんだけど、本当に名立たる名門の楽団・劇団等々で活躍されていた方々が、
映画に出演されていたようで、あぁ、なるほど…と。
皆さん、ホームのシーンではほんわかとした自然な表情で、その場に溶け込んでいるのに、
演奏し出すと途端にプロの顔つきになって、これまた素晴らしい演奏。

こういう風に年をとっていきたいな…とも思える素敵な作品でした。
オペラやクラシックが好きな人は、きっとこの映画も好きになれそう。 
しばらくご無沙汰してたけど、本物のオペラを鑑賞したくなったわー 

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