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アメリカで働く臨床栄養士のブログ

内科ICU栄養士。食が大好きな一男一女のママ。日本と異なる医療・栄養事情、過去に書いた情報は既に古いことも…あしからず。

研修医への栄養レクチャー

2012年06月16日 | お仕事
月に一回やっている研修医へのレクチャー(集中治療室の栄養管理)、ちょっと面倒になることもありますが続けています。今月ドクターたちから質問があったのが胃残渣。チューブ栄養を使っているナースたちから胃残渣に関する電話が多すぎる、、、と言っていました。文献等によると胃残渣のチェックは何の役にも立たないから、チェックしないか、500ml以上だったらチューブ栄養を一時停止という感じ。まあ500mlだとナースもドクターも不安になるかもしればいので、気になれば250から300mlくらいで一時停止にしたらどうか、、と一応コメントしました。300mlまで到達することはあんまりないので栄養士としてはまあ使いやすい数字でしょうか。とはいっても私の経験上最高は1500mlだったのでなきにしもあらず。

今日のレクチャーに参加したドクターの1人は研修医1年目であった去年は、なんか私と折り合いが悪かった人。「栄養のことはどうでもいいからほっといてくれ」という感じでしたので、そのドクターはほっといて、そのチームメートに栄養の事は話してました。栄養をあんまり気にしないドクターがいたら、変に押さないようにしています。毎日顔を合わせますし、ある程度の距離感って大切ですよね。でも2年目に入る最近になって栄養管理も割と気にするようになったようです。最近はじめて「ハイ、あき」って聞いた時は空耳かなと思いました。

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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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再びこんにちわ (まる)
2012-06-18 11:15:01
あきさん
GRVは文献的にはナーバスにならなくていいとは言われているものの、増えるとビビッてしまいます。臨床症状と組み合わせて見るようにしていますが、数字として現れるものに頼ってしまっているのでしょうね。
栄養に興味をもっていただくには、いろんな手段があると思いますが、栄養士の人柄というのも、比重が大きいのではないでしょうか? あきさんの栄養に関する姿勢に触れれば、引き込まれて当然です。私もがんばろーっと♪
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まるさんへ (あき)
2012-06-19 05:22:32
確かに数値として表れるものは、気にするなとい言われても気になりがちですよね。。。GRVに限らず。。

まるさん、すっごく頑張ってると思いますよ!私は基本的に5階に入院している患者の栄養管理を気にしとけばいいので、すっごく甘い環境なだけです。。
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