アメリカで働く臨床栄養士のブログ

内科ICU栄養士。食が大好きな一男一女のママ。日本と異なる医療・栄養事情、過去に書いた情報は既に古いことも…あしからず。

RDのアドバンス資格

2010年08月22日 | お仕事
RDの上級資格には色々ありますが、臨床ではCNSC(認定栄養サポート臨床家)とCDE(認定糖尿病指導師)がポピュラーです。同僚の二人がCNSCの受験に備えて勉強を開始したようです。私はこの資格は去年取得しましたが意外?!に難しくてびっくりしました。なんとか?!合格はしたものの、やっぱりテスト用に詰め込んだ知識は消え去っていくので(汗)、同僚たちがCNSC関連のテスト問題について話し合っているのを聞くと勉強になります。

今度はそろそろCDEの受験に備えようかと思っています。CNSCは基本的に誰でも受験できますが、CDEは糖尿病の指導経験が1000時間くらい必要なので、指導した時間を記録に残す必要があります。1000時間というと驚くような時間ですが、患者さんには糖尿病の人がものすご~く多いので、不可能な時間ではありません。糖尿病の人が多すぎるので受験資格を満たすのには好都合ですが、この状況は打開する必要ありますよね…。

そうそう、受験資格を読んだところではCNSCは日本の管理栄養士資格でも日本で受験ができるはずです。誰か受験した人っているのかな?手続きに代に100ドル余分に掛かるみたいですが…。しかし、CDEはアメリカのRD資格が必要で、アメリカ国内で行なった指導経験のみがカウントされると解釈しています。

やっぱり薬の知識は必要だよね・・・

2010年08月13日 | お仕事
お仕事復帰してから入院や外来の患者さんを診ていますがやっぱり薬の知識って栄養士には欠かせませんね。。。例えばコレステロール、血圧、血糖値を見るときに、薬によって管理されているかどうかすぐ分かると全然違いますよね。あと、避妊薬とか精神科系の薬など、体重が増えがち(主に食欲アップのため)になる薬も知っておく必要があると思っています。しかし、、、薬の種類が多くてきちんと把握できてなかったり、私の勉強不足&怠慢ではっきり分からないことも多々あり(汗)。

昨日も肥満で中性脂肪が高~い患者さんがおり、その原因として肥満や食生活が完全に悪者扱いされていました。でもアセスメントをしてみたところ、食事というよりも、おそらく遺伝か薬の副作用などに左右されているのでは…と思いましたが、知識不足で分かりませんでしたので、「高中性脂肪の原因分析の検討を考慮してはどうか」という言うに留まりました。薬のリストなども見ましたが、よくあることですが物凄い薬の数。病気の数も多し。。。勉強が必要ですわ。やるべきことが山積。

栄養士のための栄養士によって書かれた薬の本ってないのかな?自分でも少しずつ情報はためてるけど、きちんとまとまってないし…。やっぱり他の職種の人が書いたり、研究者によって書かれた本とは知りたいツボが違うんですよね。

とりあえずお仕事開始

2010年08月10日 | お仕事
とりあえずお仕事を再開しました。今日は午前中に内科(入院)、午後は外来で栄養相談を担当しました。久々にお仕事すると、英語のスペルやちょっとした英単語が思いつかないことがあって、ちょっとハラハラすることもあります。ドクターと話しているときに、腸の検査の名前をど忘れしてしまい、「その検査」「あの検査」みたいな感じでなんとか切り抜けました(汗)…。

午後の外来、やっぱり面白いです。1時、2時、3時の患者さんが全て来たので、一人につき60分ずつ、合計180分休憩無しでずっと栄養相談。おもしろくてもやっぱりちょっと疲れます。口が渇く感じもしますし・・・。それにしても相変わらず患者さんはよく話してくれます。60代と20代のアフリカンアメリカンの女性と、10代のヒスパニックの男の子が今日の患者さんでした。それぞれ悩みやバックグラウンドが大きくことなり話をしていてとっても興味深いです。子供を相手にした栄養相談は苦手でしたが、やっぱり最近はやりやすくなってきました。将来的には小児科&外来、または集中治療室&外来みたいなコンビネーションを担当できるといいかな。まあ、大学院を卒業してからまた考えようっと。