ディパーテッド

香港版は未見です。
かなり評判がいいみたいなこの作品。
楽しみにして行ってきました。

香港版は見たことないです。ので余計な先入観がなかったおかげかとっても楽しめました。
私はスコセッシが苦手なんです。
いつもくる中だるみ、そのまま終わるくだぐだ感。
でも今回は緊張とそれが緩む具合が絶妙のタイミングできて一瞬も見逃してはいけないという気持ちで見れました。
ハリウッドの派手さはいい感じで取り入れていたのでその世界を展開する中でそこまで嘘っぽさとかなかったしね。
どっかん、どっかんのアクションも良かったです。
舞台をアメリカに移したからかストーリーもかなり膨らませたみたいだけどシンプルに分かりやすくまとまっていたと思います。
それと音楽がかなりいいです。ここぞとばかりに派手なものを持ってきてこっちのテンションを高くしてくれる！
そんな使い方がすごく上手かったと思います。
ラストにつれて裏切りがボロボロ出てきてストーリーのスピードも上がってドキドキしてきます。
ラストはねかなり好きな終り方かもしれない♪
必死に生きて裏切ってそれでもあっけなく終わる人生。最後に漂う男の切なさ。
もともとの脚本がいいからでしょうね。基がとてもよく出来ているからこそこれだけ上手く作れたんだと思います。でもね彼女の意味だけがさっぱり分からんでした。必要？
スコセッシの映画の中では一番好きでした！エンターテイメントとしてはすごく良く出来ていたと思います。

主演二人ディカプーとマットが良かったです。
ディカプーは昔から嫌いだったけど最近は渋さが出てきたかなって。
今回は目がいいなって思いました。
マットは相変わらず手堅いですが負けずに存在感がありましたし。
そして注目ジャック・ニコルソン。
最近はイメージと違う役柄が多かったけどやっぱ彼はこうでなきゃね！
マフィアのボスという圧倒的な存在感がありながらも人間臭さを感じさせる。
やっぱ巧いよ。顔に似合っていましたし（笑
この人演じてる時楽しかったんだろうなって思わずにはいられませんでした（笑

でもねオリジナル版を見ているママはダメ！って切捨て（苦笑
主演二人には切なさが漂わないって。男としてカッコよくないしって（笑
不満がボロボロ出てきていました。
だからオリジナルを観ている人と未見の人ではかなり意見が違ってきそうです。
というわけでオリジナル観なきゃって思いました。