映画を観たよ

ただ今、休止中。
その内戻ってくる予定です

敬愛なるベートーヴェン

2006-12-21 | カ行の映画
実はクラシックが苦手・・・
いつも眠くなっちゃいます。自分でピアノを弾いていても眠くなっちゃいます(苦笑

12分間の第九が話題のこの作品ですが・・・どうも入り込めませんでした。
もっと丁寧で深い映画かと思っていたら意外に軽くて下品で・・・これがホントの姿なのかも知れませんが。
同じ理由で「アマデウス」も苦手なのですがあっちは終った後にモーツァルトを少しだけ好きになれたんですがね。
こっちは終った後に何も残りませんでした。
ベートーヴェンとアンナの絆の深さがいまひとつ中途半端な気がしてどうもなぜそんなにもお互いを信頼しているかが分からずでした。
ベートーヴェンが音楽に対して持つ思いや頭の中に音が飛ぶ喜びそれら全てがどうもどこか薄っぺらく感じられてしまい観終わった後に「う~ん・・・」でした。
「第九」を中盤に持ってきたのも・・・そのおかげで後が若干くすんでしまったのも確か。
そう考えていると甥っ子やアンナの彼氏はエピとして必要だったのか。そんなことが色々引っ掛かってしまいましたのです。
何となく興味がないと辛いかなと思いました。私はあんましクラシック興味ないからね。
ピアノもあんまりいい思い出ないから・・・10年やっていたうちの5年くらいは苦痛で仕方なかったな(苦笑)
そういう意味では甥の気持も分からなくはないけどね。
趣味にしてからの5年は楽しかったけど♪

でも話題の「第九」ですがあれは良かったです。
あのシーンは唯一二人の絆の深さが感じられました。
ベートーヴェンはアンナを信じ切り子供のような目をして最初は指揮を伺っているんですが途中からは二人とも音に身を沈め自然と二人の間には通じる何かがあるような気がしました。
カメラがすごい揺れていたけどベートーヴェンと同じように空気で音を感じられた気がして良かったです。
すごい音が溢れていました。
あの「第九」は二人で作り上げたもの以外の何物でもなかったのです。
演奏をし終わったとき耳鳴りが聞こえ拍手がすぐに聞こえなかった。あれはベートーヴェンの立場からのだったのかな。振り向いた瞬間の拍手がとても素晴らしく聞こえました。

ダイアン・クルーガー好きじゃなかったんですけど今回は良かったな。
衣裳も可愛かったし。
でも何かエド・ハリスはベートーヴェンって感じではないんですよね。エド・ハリスではなかったけど何かイマイチ・・・
もっと威厳があって圧倒される雰囲気を持ってそうなんだけど。音楽室の絵のイメージからね。
だってあの絵だけですごい印象に残るんだからもっと・・・上手くいえないけど何かオーラが欲しかったな。
にしてもお腹が立派ね。


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9 コメント

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ベートーヴェン (charlotte)
2006-12-23 00:26:48
こんばんは。
音楽の仕事をしてながら、実はそこにはかなり葛藤がつきもので、こういう神業をやってのける人間が本当にいるっていう事を知ってしまうとそれまで好きでいたものがキライになってしまうんです。
私は「アマデウス」ではサリエリの気持ちにどうも同化してしまって、あの作品ではモーツアルトという人間にはどうも入り込めなかったのですよ。
でもベートーヴェンは難聴だったという事についてはとっても人事では思えなくて、そこにはとてつもない苦しくて辛い思いが
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あ、 (charlotte)
2006-12-23 00:35:25
きれた。ごめんなさいー
つづき・・
辛い思いがとても身近で普通の人間と同じなんだなと思えたんですよね。映画では天才アーチストというより、人間らしいベトに見えて個人的にはグットでした

でも、映画としては多分なななさんのように思われる方もたくさんいらっしゃると思ってました。
第9シーンがラストでないというのはなんとなくもったいないかなと思いつつ、ベトにはそれ以上に神の声を音楽という形で伝えようとした使命を全うできた人生だったんだろうなという感じに思えて私は良かったかな~♪
ピアノは練習の義務感から解放されると楽しいものですよん。劇中にも古楽器がたくさん出てきましたね~
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こんばんは! (きらら)
2006-12-23 01:04:44
エド・ハリス、たしかに今までと全然違っていたよねぇ~。
私、、、言われなきゃわからなかったかもです
あの第九演奏シーンのあとにあんまりはまれなかったのは「大フーガ」という曲がよく分からなかったからかなぁなんて思っています
「アマデウス」とか「不滅の恋」とかは結構好きだったんだけどなぁ、、、

ちなみに、私もピアノは苦痛でした
好きなんだけど練習がキライ!
練習しないと先生に怒られるから~
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人それぞれ… (悠雅)
2006-12-23 09:31:24
こんにちは。TBとコメントありがとうございました。
たくさんの方の感想を読ませていただいたのですが、
ご覧になった方それぞれの感想のある作品ですね。
なななさんと同じように感じた方も多かったようです。
わたしはこういう作品の作り方が好きなので、
かなりお気に入りの作品になりました。

この年齢になったから、自分なりに感じることが多いのかもしれません。
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コメントありがとうございます (ななな)
2006-12-25 16:25:00
メリークリスマスです

charlotteさん
モーツァルトの音楽や才能自体はホントに神に愛されたものでしたからね。
サリエリさん立場から考えればあんなにも最悪な人はいないでしょうし。
それに比べてベートーヴェンは音楽というものを通して神から試練を与えられていましたから悩み迷う人間らしさもありましたよね。
人間らしさを見せるのは新しいかもしれません。

でもやっぱり第九はラストに持ってきて欲しかったなぁって・・・神の声を聞きそれを表現するのも良かったですけどね。
ピアノは必死に練習する環境を辞めてから楽しくなりました♪その後のほうが伴奏やったりと自由に楽しめた気がします。

きららさん
私も「大フーガ」良く知らないんです。
「第九」の方がすごい感じでよく知っているからこれをラストに持ってきて欲しいなって思ってしまったんでしょうね。
でも「大フーガ」は後の音楽家に影響を与えたみたいですからこれも十分すごい曲なんでしょうね!
そういう意味ではこっちをちゃんと劇中に出したことには意味があるんでしょうね。

私も練習大嫌いでした。
出来ないのに先生怒るし怖いし・・・苦痛だったけど今は好きですよん♪

悠雅さん
賛否両論結構はっきりしている映画ですよね。
こういう映画の作りが私は苦手って所もありました。
ってか勝手に第九はラストに来るだろって思っていた部分があったのでそこでも肩透かしでしたし・・・
こういう映画を観るともう少し大人になったら感じ方が変わるのかなといつも思います。
でもそう思えることが楽しかったりもします。
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なななちゃん☆ (mig)
2006-12-28 10:27:18
おはようー
やっと観てきましたワ☆

なななちゃん、クラシックがだめなのねー、
あら、、『アマデウス』もだめかぁ、、、、
評判良いみたいだから期待してたんだけど
意外と普通でした。うーん。

わたしはこれで今年の劇場鑑賞は終わり。
なななちゃんの今年のランキングも楽しみにしてるね
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コメントありがとうございます (ななな)
2006-12-28 18:29:40
migさん
クラシック=子守唄みたいな状態です~(笑
そういう面では「アマデウス」も苦手。
でも苦手なだけで嫌いではなくってホントたまに見たいくなります(笑
でもこっちはそんな事なさそうだなぁって。

私もあと1本アップしたら終わりです~。
migさんのランキングも楽しみにしていますね♪
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良いお年を~♪ (こべに)
2006-12-29 14:26:01
さきほど暮れのご挨拶をしたのですが・・・

この映画でシメようと思ったワタシがバカでした。
冒頭のシーンはとっても良かったし、第九にもかなり期待してたんだけど、何かフツーでした(^^;
シャーロットでシメたかったなぁ~~
では
今度こそ、また来年もヨロシクお願いします!
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コメントありがとうございます (ななな)
2006-12-29 18:47:04
こべにさん
別に悪い出来の作品ではなかったんですが・・・いたってフツーでしたよね(苦笑
何か全体的にちょっと魅力に欠けるかなって感じてしまいました。
シャーロットは良かったですからね♪ほくほく気分で私は締めることができました!

こちらこそ来年もよろしくお願いします~!
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