グルメのけんちゃん

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長久堂の「きぬた」

2015年05月07日 | お菓子・ケーキ・アイス・土産
貴船神社・鞍馬寺から鞍馬街道を下ってくると園通寺に脇を通り、深泥池をかすめ
京菓子老舗『長久堂北山店』の前を通ります。
京都府京都市北区上賀茂畔勝町97−3

喉が渇いたので和菓子と共にイートインを利用することにしました。

メニューが店舗奥の喫茶部に架かっています。

妻は珈琲、私はほうじ茶


生菓子には蒸し菓子が付いてきました。

生地に柚子を練り込んだ風味豊かな「緑韻」
白味噌と黒糖を練りこんだ「松韻」
白味噌ベースに底に栗の入った「岶韻」

私は「緑韻」がイチオシです。

「長久堂」は、天保2年(1831年)、丹波から都に出てきた初代・長兵衛さんが室町四条において、「新屋長兵衛」という屋号で京菓子の製造販売を始めたのが始まりです(2013年現在で創業182年)。
「新屋」という名称は、新しいことに何でも挑戦する、という初代の意気込みを表していたとのことです。
屋号を「新屋長兵衛」から「長久堂」に改称したのは明治22年(1889年)、二代目・長助とその妻・久の名からつけられたそうです。

長久堂といえば、皇室御用達菓子の銘菓「きぬた」が代名詞ですね。
嘉永6年(1853年)、初代が丹波に帰郷した際に、織り上げた絹をやわらげて艶を出すために打つ砧(きぬた)の音を聴き、その幽玄なる風趣に感じ入り、銘菓「きぬた」を考案したそうです。反物をイメージしたデザインで、芯の部分に羊羹を用い、白い絹に見立てた求肥を巻き、和三盆をまぶして高尚な風味と気品ある姿に仕上げられています。明治には「きぬた」はパリ万国博覧会に出展されて賞を受け、皇室にもお買い上げいただくようになり、現在も代表銘菓として親しまれています。

能面師の手による木型にて作られる干菓子の「花面」も、長久堂の銘菓として人気があります。口に入れるのがもったいないと思うほど、繊細で柔らかな表情が芸術的でもある一品です。五種類の面が詰め合わされており、それぞれに違った素材が使用され、バラエティあふれる味わいとなっています。

季節の干菓子も京都ならではのもの。繊細さ、可愛さを感じます。
どれもこれも欲しいお菓子ばかりでついつい買い過ぎちゃいました。

今回、求肥詰合もテイクアウトしたのですが

これは美味い!
中でも右上の緑色した山葵が練りこんであるのは初めてかもしれません。


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