6月6日(水)キスゲ
庭に自然に生えてきたキスゲの一種が咲きそうになっている。正式の名前は知らないが、朝に開花し夕方には萎んでしまう昼咲き形だからニッコウキスゲの仲間だろう。本来は高山の湿原に群生するそうだが、東北地方では低地でも繁殖するという。
わが家には橙黄色の花が咲くものと橙赤色の花の2種類がある。前者は勝手に生えてきたものだが、後者は苗を買って植えたものだ。キスゲの仲間はどれも丈夫で手入れしなくても毎年花が楽しめる。また若い芽は柔らかくぬめりがあって、山菜としても利用される。
花を乾燥させたものが売られている。金針菜(きんしんさい)と言って中国料理に用いられる食材だ。ほとんど癖がないので和風の煮物にも利用できる。
キスゲは本来ヒマラヤから東アジアにかけて自生していた。そのうちホンカンゾウやホソバキスゲなど何種類かがルネッサンス前後にヨーロッパにもたらされ、さらに19世紀になってから中国や日本からヒメカンゾウがヨーロッパに渡って改良が進んだ。欧米では公園や花壇の植え込みに利用するほか切花用としても需要が多い。
アジアでは珍しくない花なので人の手を加えて改良することはなかったが、ヨーロッパやアメリカでは珍しい異国の花として園芸家の注目を集めたらしい。
庭に自然に生えてきたキスゲの一種が咲きそうになっている。正式の名前は知らないが、朝に開花し夕方には萎んでしまう昼咲き形だからニッコウキスゲの仲間だろう。本来は高山の湿原に群生するそうだが、東北地方では低地でも繁殖するという。
わが家には橙黄色の花が咲くものと橙赤色の花の2種類がある。前者は勝手に生えてきたものだが、後者は苗を買って植えたものだ。キスゲの仲間はどれも丈夫で手入れしなくても毎年花が楽しめる。また若い芽は柔らかくぬめりがあって、山菜としても利用される。
花を乾燥させたものが売られている。金針菜(きんしんさい)と言って中国料理に用いられる食材だ。ほとんど癖がないので和風の煮物にも利用できる。
キスゲは本来ヒマラヤから東アジアにかけて自生していた。そのうちホンカンゾウやホソバキスゲなど何種類かがルネッサンス前後にヨーロッパにもたらされ、さらに19世紀になってから中国や日本からヒメカンゾウがヨーロッパに渡って改良が進んだ。欧米では公園や花壇の植え込みに利用するほか切花用としても需要が多い。
アジアでは珍しくない花なので人の手を加えて改良することはなかったが、ヨーロッパやアメリカでは珍しい異国の花として園芸家の注目を集めたらしい。