
監督 ジェームズ・ウォン
キャスト ジェット・リー、デルロイ・リンドー、ジェイソン・ステイサム、カーラ・グギノ
2001年 アメリカ
ジャンル:SF、アクション、カンフー
【あらすじ】
元多次元宇宙捜査官・ユーロウが、宇宙に125あるというパラレルワールドでそれぞれの自分を殺し、この宇宙で唯一の全能の存在(ザ・ワン)になろうと企む。
【感想】
同時期にヴァンダムが二人いる暑苦しくて仕方のない映画がありましたが、間違いなくあれに対抗していると思います。本作はそのジェット・リー版です。なぜ同じタイミングで同じような映画を作るのか理解に苦しむ所です。
一応ジャンルはSFです。ジェット・リーでSF映画というのは全く見当がつかなかったのですが、見て直ぐにSFというのは単なる飾りでしかないということに気がつきました。つまりSFなのはジェット・リー同士が戦うための口実です。基本は格闘映画です。
そもそもの問題として同じ人同士が戦っているという映像は鑑賞側にとってそれほどインパクトがあるようなものではない。もちろん撮影技術的には非常に高度であることは承知していますが、鑑賞側に訴えるものがないのであれば、やる意味を見出せないです。
全部で125あるパラレルワールドにて他のジェット・リーを殺すことによってパワーアップを続けるジェット・リーを最後の砦である124番目の世界のジェット・リーが倒すというものですが、物語は122人が既に倒されて123人目が殺されるところから始まります。私達が見せられているのは壮大なシナリオのほんの最後の部分であるということに気がつきます。そのためあまりに省略し過ぎなのではないかという気持ちになります。
それからジェット・リーのカンフーにワイヤーアクションを使ったら全く魅力がなくなってしまいます。せっかくの動きが嘘っぽくなってしまうからです。ジェット・リーの良さを潰してしまったと思います。シナリオがB級なのは仕方が無いにしてもこの部分だけは許せなかったです。
製作サイドは我々がこのキャストに何を期待しているのかよく理解できていないようです。
お薦め度:★★★☆☆☆☆☆☆☆
キャスト ジェット・リー、デルロイ・リンドー、ジェイソン・ステイサム、カーラ・グギノ
2001年 アメリカ
ジャンル:SF、アクション、カンフー
【あらすじ】
元多次元宇宙捜査官・ユーロウが、宇宙に125あるというパラレルワールドでそれぞれの自分を殺し、この宇宙で唯一の全能の存在(ザ・ワン)になろうと企む。
【感想】
同時期にヴァンダムが二人いる暑苦しくて仕方のない映画がありましたが、間違いなくあれに対抗していると思います。本作はそのジェット・リー版です。なぜ同じタイミングで同じような映画を作るのか理解に苦しむ所です。
一応ジャンルはSFです。ジェット・リーでSF映画というのは全く見当がつかなかったのですが、見て直ぐにSFというのは単なる飾りでしかないということに気がつきました。つまりSFなのはジェット・リー同士が戦うための口実です。基本は格闘映画です。
そもそもの問題として同じ人同士が戦っているという映像は鑑賞側にとってそれほどインパクトがあるようなものではない。もちろん撮影技術的には非常に高度であることは承知していますが、鑑賞側に訴えるものがないのであれば、やる意味を見出せないです。
全部で125あるパラレルワールドにて他のジェット・リーを殺すことによってパワーアップを続けるジェット・リーを最後の砦である124番目の世界のジェット・リーが倒すというものですが、物語は122人が既に倒されて123人目が殺されるところから始まります。私達が見せられているのは壮大なシナリオのほんの最後の部分であるということに気がつきます。そのためあまりに省略し過ぎなのではないかという気持ちになります。
それからジェット・リーのカンフーにワイヤーアクションを使ったら全く魅力がなくなってしまいます。せっかくの動きが嘘っぽくなってしまうからです。ジェット・リーの良さを潰してしまったと思います。シナリオがB級なのは仕方が無いにしてもこの部分だけは許せなかったです。
製作サイドは我々がこのキャストに何を期待しているのかよく理解できていないようです。
お薦め度:★★★☆☆☆☆☆☆☆
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