映画を見ながら株式投資

今の時代に起きていることを正しく認識し、自分なりの先見の明を持つ。

ゴーン・ガール

2016-01-14 20:46:35 | ★★★☆☆☆☆☆☆☆
監督 デヴィッド・フィンチャー
キャスト ベン・アフレック、ロザムンド・パイク、ニール・パトリック・ハリス、タイラー・ペリー、キム・ディケンズ、パトリック・フュジット、デヴィッド・クレノン、リサ・ベインズ、ミッシー・パイル、セーラ・ウォード、スクート・マクネイリー
2014年 アメリカ
ジャンル:ドラマ、サスペンス、ミステリー

【あらすじ】
結婚5周年を迎え幸せな結婚生活を送っていたニックは、妻エイミーの姿が忽然と消えたことに気付く。自宅には争ったような跡と大量の血痕が残されており、警察は他殺と失踪の両面で捜査を開始。やがてニック自身にも疑惑の目が向けられると、事件はマスコミの注目を集めてゆく。私生活を暴かれ、無責任な世論やSNSで拡散する噂に追い詰められたニックは、弁護士を雇って対応を図るが、やがて事件は思わぬ展開を見せる…。

【感想】
悪女ものの映画で気に入ることができなかった場合、嫌悪感しか残りませんね。

90年代に多く見られた既視感の強いサスペンスだと自分は感じていたのだが、社会現象となったベストセラーミステリー小説がベースということで自分の感覚の方がおかしいようである。株屋である以上、これがなぜ売れたのだろうかという点についてはじっくり考えなくてはならない。

妻の失踪事件を通じ、ある夫婦の秘密が明かされてゆくさまを描く。

妻の素性が判明した時も衝撃のようなものは一切なかったですね。「またこのパターンか・・」程度にしか思えなかった。その理由として自分が映画を観すぎているという弊害が出てしまったと考えている。

この悪女を演じた女優さんは「ダイ・アナザー・デイ」に出ていたと聞いて記憶にはありました。確かに熱演していたとは思うものの、キャラクター的には「氷の微笑」や「白いドレスの女」や「ゆりかごを揺らす手」のようなインパクトはなかったように思う。

デヴィッド・フィンチャー独特の演出もこんなありきたりなサスペンスでは個性を存分に発揮することはできないのでないか。脚本にも思わず首をかしげたくなる点がいくつかありました。中でも妊婦を捏造した話は無理がありましたね。医者があんな簡単な検査で妊娠の結論を出すわけないでしょう。ゴルフでいきなり札束を落としたシーンも「なんでそこで札束持ってるんだよ。」と言わざるを得ません。完全犯罪を描いている以上、このような明らかな矛盾は非常に非常に気になるところです。むしろ隙があってはいけないと思う。

ただ主人公の男がマスコミを通じた過剰な印象操作で最初は人殺しのクズ扱いだったのが、最後は共感を得られるような存在に変貌していたのはアメリカ社会を映し出していていて良かった。

脇役にギャラクシー・クエストに出てた人がいるのを発見して個人的には一番盛り上がった瞬間であった。

正直、全く面白くなかった。自分の感覚には駄作に近いです。

お薦め度:★★★☆☆☆☆☆☆☆

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