クレジットカード事業を展開している会社を系統によりやや強引に分類すると以下の通りになる。
●国際ブランド系
VISA、JCB、マスター、ダイナーズ、アメックス
● 銀行系
ニコス、三井住友VISA、しんきん その他
●小売・流通系
イオン、セゾン、セブン、東急、ポケット、その他百貨店カードなど多数
●ノンバンク系
セディナ、ライフカード、ジャックス、アプラス、KC、オリコ など
●その他 上記以外に該当
NTT、楽天、SBI、出光、ビューカード など
有名どころだけでこれだけの激戦が繰り広げられている。つるはしビジネスではあるが、そのつるはしの種類が多すぎるのである。
この中でカード事業の比率が高い会社の業績推移は以下の通り。
①イオンFS
②オリコ
③ジャックス
④セゾン
⓹ポケット
⑥セディナ *売上のみ 単位億円
このようにクレジットカードショッピングにおける市場は伸びているにも関わらず必ずしも各社がその恩恵に授かっているとは言えない。これには競争激化もあるが法令の改定によってカードキャッシングメインだった所は大苦戦していることも関係している。
その中にあってイオンFSが特出して業績を伸ばしているのがわかるだろう。セゾンあたりも悪くはないが、売上の伸びでは圧倒的である。逆にセディナが苦戦してるのもはっきり取れる。
投資である以上はコアとなる投資理由に対して当然、数字での裏付けが求められるわけだが、この業績なら文句ないであろう。 逆に数字をベースに考えるのであれば、これだけ1社だけ伸びているのは何だかの理由が存在すると考えてその理由を落とし込んでみるアプローチもできる。
大型株ではあるがそこらの小型株よりもはるかに成長しているレベルである。