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キック・アス

2013-11-27 22:43:27 | ★★★★★★★★★☆
監督 マシュー・ヴォーン
キャスト アーロン・テイラー=ジョンソン、クリストファー・ミンツ=プラッセ、クロエ・グレース・モレッツ、ニコラス・ケイジ、マーク・ストロング、エリザベス・マクガヴァン、マイケル・リスポリ、デクスター・フレッチャー、ジェイソン・フレミング、テイマー・ハッサン、ヤンシー・バトラー、ザンダー・バークレイ、ソフィー・ウー、リンジー・フォンセカ
2010年 イギリス、アメリカ
ジャンル:アクション、コメディ、バイオレンス

【あらすじ】
ヒーローに憧れる高校生デイヴは、インターネットで手に入れたコスチュームに身を包み、“キック・アス”と名乗って街の自警活動を開始。そして、その勇姿が動画サイトに流れ有名人となるが、おかげでマフィアに命を狙われ始める。そんな中、キック・アスはマフィアへの復讐を誓い潜伏活動を続けている“ビッグ・ダディ”と“ヒット・ガール”の父娘自警コンビに出会う。手を組むことになった3人は、マフィアとの決戦に挑むが…。

【感想】
アメコミなどのヒーローものに対して物足りないと感じる部分を見事に埋め合わせた作品でした。正統派の作品に真っ向からぶつかって真逆なものを作ったという印象。最近はこの部分を勘違いして単に悪ふざけしただけの上辺だけの作品が多くてうんざりしていたのですが、本作についてはそれだけで終わっていなかったです。

最初から舐めてかかっていたら目の覚めるような作品に出くわしてしまいました。これは映画館で観ておきたかったと後悔。

主人公は変身するものの完全なはったりなのに対して、プロフェッショナルの親子がいるという構成が非常に目新しい。その中でも小学生くらいの娘の存在が作品を引き立たせていました。まだあどけない少女が銃を乱射したり、撃たれたり、ボコボコに殴られたりする光景は鮮烈でした。ニコラス・ケイジもいつも相当濃いキャラしてますけど、本作ではあまり目立たなかったくらいでしたから。

バトルの激しさも作品が盛り上がった理由として挙げられます。途中の主人公と父親が捕まって拷問を受ける場面での戦いはこれ以上派手にやったらラストがしぼんでしまうのではないかと思う中でそのラストが良い意味で期待を裏切るような激しさでした。

冒頭にも書きましたけど、普通のアメコミに対する物足りなさが見事に補完したのが存在価値を高めている。単純にエンタメ作品としても面白いので自信を持ってお薦めしたいです。

ちなみにキック・アスのアスは「US」ではなくて「ASS」なのだが、カタカナ英語にしてしまうとこのタイトルの酷さが伝わりにくいのは残念。

お薦め度:★★★★★★★★★☆

キック・アスBlu-ray
クリエーター情報なし
東宝

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