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今の時代に起きていることを正しく認識し、自分なりの先見の明を持つ。

激流(1994)

2009-01-08 00:00:28 | ★★★★★☆☆☆☆☆
監督 カーティス・ハンソン
キャスト メリル・ストリープ、ケヴィン・ベーコン、デヴィッド・ストラザーン、ジョセフ・マッゼロ、ジョン・C・ライリー、ベンジャミン・ブラット
1994年 アメリカ
ジャンル:アクション、ドラマ、サスペンス

【あらすじ】
勇気ある母親に名優メリル・ストリープが体当たりで挑んだ、サスペンスとアクション満載の超一級エンターテインメント・ムービー!ゲイル(メリル・ストリープ)は息子ローク(ジョセフ・マゼロ)の誕生祝いにリバー・ツーリングを計画し、故郷へと出発した。しかし3人の見知らぬ男に出会った時、楽しいはずの家族旅行が地獄へと一変し、 かつての彼女のガイドの知識と技術、そして勇気をも試されることになる…。

【感想】
女優でもアクション映画の主演をこなすのが当然の時代になってきたとはいえ、何もメリル・ストリープが川下りしなくてもいいのにと思ってしまいます。スタントに頼らず、極力自らの手でアクションをこなしたそうですが、無駄に役者魂を発揮しただけだったような気がします。

とはいえ、ケヴィン・ベーコンの悪役といい役者の演技については気合が入っていたので緊張感はありました。それに加えて川下りの景色はとても美しいです。ただし後半からシリアスな展開になっていくのでゆったりと楽しめるのが前半だけだったのが少し残念ではありました。これら2点については好印象です。

それとは対照的にシナリオについては十分に練られているとは言いがたく、雑な面が目立ってしまったと思います。「犬と旦那が陸地を歩いて先回りできるのだったらわざわざ川下りする必要なんかないじゃないか」と映画を見ている最中に考えてしまいました。また父親が死んだと思われていた時に、それを知らされた家族二人の態度があまりに不自然だったと思います。これでは父親はがっかりするでしょうね。
それから最後「どうした撃たないのか」を何度も繰り返した結果、普通に撃ち殺しましたというのはもう少し捻って欲しかったと思います。

そこそこ楽しめるのですが、シナリオ面の荒さが気になってしまったのが残念でした。

お薦め度:★★★★★☆☆☆☆☆

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