映画を見ながら株式投資

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ゼロ・グラビティ

2013-12-17 19:24:53 | ★★★★★★★★★☆

監督 アルフォンソ・キュアロン
キャスト サンドラ・ブロック、ジョージ・クルーニー
2013年 アメリカ
ジャンル:SF

【あらすじ】
地表から600キロメートルも離れた宇宙で、ミッションを遂行していたメディカルエンジニアのライアン・ストーン博士とベテラン宇宙飛行士マット・コワルスキー。すると、スペースシャトルが大破するという想定外の事故が発生し、二人は一本のロープでつながれたまま漆黒の無重力空間へと放り出される。地球に戻る交通手段であったスペースシャトルを失い、残された酸素も2時間分しかない絶望的な状況で、彼らは懸命に生還する方法を探っていく。

【感想】
わざわざ時間をかけて日本に導入されたばかりのTCX、ドルビーアトモスの映画館で観てました。現状の視聴環境としては最高条件です。今回はどうしてもこだわってみたかった。

スピーカーが左右に18個、後ろに8つ、天井には14個ついてましたから、これなら立体的に音が聞こえてくるはずです。立体的な音響と黒色の引き立つ大画面が凄い臨場感を生み出していました。まさに本作向けの設備です。このシステム普及したらIMAXは廃れるかもしれませんね。追加料金ないが大きい。最近は映画専用チャンネルでの視聴が多いのですが、これならもっと映画館行きたいと思わせるだけのものはありました。

どうしても言っておきたいのは本作は鑑賞する時の環境が全てなのでぜひとも劇場で観ましょうということです。家庭用のテレビでは大して面白くないだろうと断言しておきます。「アバター」をきっかけに3D映画が多数作られましたが、どれも似たようなものばかりでした。本作は初めてそれを超えてやろうという意気込みがはっきりと伝わってくる作品でした。とにかく実際に自分が宇宙空間を漂っているような臨場感を体験できる。これに尽きると思います。今まで体験したことのないものを味わいました。

登場人物が実質二人。自分が今まで見た映画の中でもっとも少ない映画だと思います。ストーリーも宇宙空間で遭難した二人の脱出劇なので非常に単純でストーリーはないに等しいです。逆に言えばいちいちケチをつける場面すらないので、宇宙空間にいるかのような臨場感だけを楽しむのに集中できました。ただしラストの「アルマゲドン」風なのは少し不満。

役者はほぼ出ずっぱりのサンドラ・ブロックがいい演技をしていました。この人は「スピード」の頃から観てきましたが、本当に貫禄がついたと思います。当時、「どうせ、すぐ消えそうだな」と思ったのを謝りたい気分。最近ではキアヌ・リーブスの方が見かけませんからね。ただ某海外の有名映画サイト読んでいたら3D映画なんだから若い女を使えとか書いてあったのは笑いましたが。

そんなわけで映画館での鑑賞という条件での評価です。楽しかった。

お薦め度:★★★★★★★★★☆

ゼロ・グラビティ :DVD、BD未発売。


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