■常盤公園(山口県宇部市)
2009年4月、滋賀県栗東市にあった勤務先の工場閉鎖により山口県山口市の工場に転勤になった私は、しばらくして近隣の取引先 (といっても同じグループ会社ですが) に、ニーズ調査及び自分の研修も兼ねて1か月間滞在していました。
ある日、そこにおられる営業の 「Iさん」 に丸1日同行させて頂くことになり、Iさん担当エリアの宇部市・山陽小野田市の現場を一緒に回ったのですが、その時の会話で、Iさんは滋賀県出身、しかもたまたま私と同じ滋賀の県立H高校の1年先輩であることがわかりました。
それだけでも十分驚きなのですが、本当にびっくりしたのはそこから先の話です。
I さんに 「H高校の1年先輩の人で誰を知ってる?」 と聞かれたので、ちょうど1年先輩に当たるリトルパンサーズのKコーチの名前を挙げたところ、
「K君?! それ僕の幼なじみやで!」
よく聞くと、なんと IさんとKコーチはかつて草津市のご近所で、幼稚園・小学校・中学校・高校までずっと同じで一緒に通い続けた仲だったというのです。これにはさすがに驚きました。
なぜそんな人がここにおられるのか? ここは滋賀ではない。500km以上離れた山口の郊外で、しかもたまたま研修に滞在に来て、たまたま同行させて頂いた人がピンポイントで、リトパンのコーチの一番の幼なじみに当たるとは。 なぜこの場所でこんな会話が成立するのか?
それに幼稚園から高校までずっと一緒というケース自体、なかなかあるものではありません。
本当に不思議でした。
後日、その話を聞いたKコーチも大変驚いていたのは言うまでもありません。何しろチームで送別会をして私を送り出した先に一番の幼なじみがおられたわけですからね。
以来それが縁で、現在に至るまで Iさんには仕事で良くして頂き大変お世話になっています。
思えば、滋賀から山口に出発しようとしているまさにその時に、リトパン代表に京都駅構内で食事中に、
偶然出会って新幹線まで見送って頂いたこと。そして赴任した山口において、リトパンのコーチの一番の幼なじみの方との奇跡的な出会い。
この一連の出来事は単なる偶然ではなく、自分とリトパンとは並々ならぬ縁がある、またはそのような運を持っているに違いないとさらに確信したのでした。
チームが日本一になる為には、強くなることはもちろん必要ですが、同時に幸運を引き寄せることも大きいのかもしれません。
「知力・体力・時の運(どこかで聞いたような)」。今年はぜひ3カテゴリーで日本一を奪回したいですね。
(記:若菜)