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辛い時は手仕事をしなさい

2019-06-02 | ひぐらし日記
「辛い時は手仕事をしなさい」
ずいぶん前、映画か何かで聞いたセリフ・・・
普段はあまり思い出さないけれど、気分が少し沈みがちな時は思い出します
ミシンを買ったのも、それが気にかかったからなのですが
お裁縫をすると、気持ちがずいぶんと落ち着くのを感じます

お裁縫と言えば、亡き母はお裁縫の達人でした
私が中学生になってしばらくして父の転勤があり、私の制服が変更になった時
母はそれまで私が着ていた制服を、転校先の制服にきれいに補正して
見た目には、転校先の制服と区別がつかないほどに仕立て直しました
今、考えると驚きます

母も転勤族の妻として、相当な苦労があったはず・・・
家財道具のほとんど失う災害にも遭ったし、
とても不便な社宅にも住んだ事も

私のおぼろげな記憶をたどると、それなりの名家の末娘だった母
亡くなる時も、母の我慢強さが災いして
入院の翌日には眠るように逝ってしまった

それから数年、役所から連絡がありました
「あなたのお母さんの名義の山林があります、名義変更をしてください」と・・・
祖父が製材所をしていたので、その関係なのでしょう
私に山林 ?・・・・管理なんて無理
色々と考えた末、相続放棄をしました

幼い頃の記憶をたどると、確か、日舞をしている母の大きな写真もあった
今、思うと、お見合い写真だったのでしょうか ?
よく、幼い頃に「あなたのお母さんは町一番の美人だった」と聞かされたっけ
だけど、苦労続きだった母
その母を支えたのは「手仕事」・・・・お裁縫だったのかもしれない

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (juraku-album)
2019-06-02 19:02:25
こんにちは。
私の母は看護婦(今は看護士ですね)で、
いつも外で働いていたせいか、
炊事や裁縫などは苦手だったようです。
けれども、祖母や叔母は炊事はもちろん
当たり前のように仕立て直しなど
裁縫もやっていました。
昔の人は「手仕事」をちゃんとこなせたのですね。
なつかしい気分で読ませていただきました。
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Unknown (littleharbor)
2019-06-02 20:15:08
juraku-album さん、コメントありがとうございます

昔の人は今考えると、大変な作業をコツコツとやっていたように思います
今のように家電もなく不便な世の中だったはず
それでも、それが当たり前で、何事も時間をかけて「手仕事」をやっていたのでしょう
毎日、コツコツと手仕事に時間をかけていたら
余計な事を考える暇もなく、その作業をやり終える事に集中していたのかもしれませんね
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Unknown (duchsparadise)
2019-06-02 23:43:23
「辛い時には手仕事」ですか、そっか。きっと「同じ事の繰り返し」で、少しの間没頭できるからカモですかね?
私も子育て最中は、貧乏で編物の内職していましたよ。期日迄に仕上げて持って行くと、その日のおかずが豪華になりました。

今は期日が無いので、未だに昨年来のストレッチ編みを編んだり、眺めたり、そろそろ完成させて仕上げなくっちゃ。

洋裁はミリ単位ですので、苦手です。編み物はかなりアバウトですもの。

昔の人は、何でも手作りでしたから、私の母もパフスリーブのワンピースや浴衣を縫ってくれました。私は浴衣の縫い方知らないんです。中学生の時の課題でしたが、持ち帰って目の前で縫っていて、失敗したら、50センチの物差しで手の甲をビシッと叩かれたので、それ以来すっかり嫌になっちゃいました。根気が無かったんでしょうね。
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Unknown (littleharbor)
2019-06-03 05:37:01
duchsparadiseさん、コメントありがとうございます
私は、裁縫は苦手でしたが、最近は自己流でどうにかやっています
裁縫と言っても、補正くらいしかやらないので恥ずかしいのですが・・・
多分、母のお裁縫を見ていたのが参考になってるのでしょうね
浴衣は、学校の授業で型紙を使った基本を教わっただけなので
ほとんど頭には入りませんでした(笑)
なぜ、型紙だけだったのか、、、材料費の節約だったのでしょうか ?
手仕事でコツコツと気長に作業すると、心が穏やかに落ち着いてくるので
その効果は大きいと思いますね
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