Little harbor

Go from Little harbor to Cape of Good Hope

生きた記録

2021-08-14 | 人生を思う
長渕剛の歌に 「きばいやんせ」 と言うタイトルの歌があります
頑張って と言う意味や耐えるなど様々な受け止め方があるかもしれません
身体は頑張れても、心がついて行けない事もあるし、その反対も

こんなモヤモヤした感覚の中、お盆前でもあり墓参りに行こうと思う夏の日…
車で1時間近くかかります

いざ親族のお墓の前に立つと、周りに誰もいない事もあり、つい話かけてしまう
「また来たよ、先月も霧島の帰りに来たけど、お線香を持ってなかったのよね」
  等々・・・💦

小さく、お墓につぶやくだけでも、心が落ち着くのはどうしてだろう
そして、隅々を見て回り、コンクリートの隙間から生えた雑草を取り除く
暑さの中ジリジリとうなじが太陽に照らされる

ふと、亡くなった先祖の墓に刻まれた名前の中に、逢った事のない叔父の名が
目に留まる
昭和19年 7月 Ⅰ8日 マリアナ戦死 25歳・・母のただ一人の男兄弟・兄です

普段は、全く思い出す事のない日本の過去の戦争の傷跡がここにあります
この叔父が生きていたら、母も安穏と生きていられたのかもしれない
国の意向の元に、色々な人生が潰されて来た、そのしるし

戦争を体験した人々は辛抱強い・・質素に生きる事を強いられていた
私達が平和な人生を送っていられるのは、この苦い記録が土台にあるからと思う
母は子供時代の私には厳しい人だったけれど、今は呑気に生きていられる私。
それは厳しかった母のおかげだと、心から思います

今のコロナ禍は戦争に比べたら平和なのかもしれないけれど
日本の政府の対応は腑に落ちない事も感じます
一番大切なのは、自分で自分を守る行動をすれば、周りの人達も少しは安全に
過ごせるのかな ?・・・と思う

戦争を知らない子供達と言われた世代が、もう高齢者になっている
暑くて遠い夏の日・・・ 8月15日  終戦記念日
数々の命が失われていく事が、ようやく止まった、その記念日

 



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。