いつも、お盆前と年末に行っている、お墓参り
墓参りを気にする息子の都合に合わせて、今年は、本日行って来ました
以前から、我が家の墓のお隣にある墓のスレート瓦の屋根が重さで傾いている
急ごしらえのつっかえ棒をしてあったけれど、それも弱弱しい・・・
うちのお墓に倒れて来そうで心配していたのですが
本日、行って見て、とても驚きました
隣の墓の屋根が、うちの墓に倒れ込んで、うちのお墓を破壊していました
あまりの驚きに声も出ない・・・・
息子がその屋根をどけようとするのを止めて、お花だけあげて手を合わせ
そして、しばらく呆然とする・・・
素人が手を出すと危険な感じさえしました
母方の祖父母と叔父と私の両親が眠っている、お墓・・・
母が田舎の土地家屋を売却した時に建て直した墓なので、母はこまめに
墓参りをしていたようです
そして墓を守るのは残った私の役目と思っていましたが・・・・
これは想定外の出来事
以前から、隣のお墓の屋根の軟弱な補強のやり方からして、
高齢な方が管理しておられるのだろうと思っていたけれど
こんな事になるなんて。
母は祖先から残してもらった資産が生活の糧になっていた時期もあり
その感謝と、その責任も感じていたのでしょう墓を大切にしていました
私まではお墓の管理はするにしても、後はどうなるのだろう・・と思う
重たい屋根のある隣の墓が、我が家の墓を崩壊させるなんて、
こんな事もあるの ?
やりきれない気持、残念な気持、どうしたらいいのか不安な気持
歌の中にもあるように「お墓の中に私はいない」・・・そうかもしれない
人は亡くなると無になると思うのが私の考え方だけれど
残された人は、お墓の前に立ちたい・・・そして語りかけたい
伝えたい想いは山ほどあるけれど、
ただ、「いつかは、そばに行くからね」と・・・
お墓を建てる事の意味をしみじみと考えてしまう
さて、どうしようと考えながら息子と会話しながらの帰り道
「俺、墓なんていらんよ」と息子は言う・・・・私と同じ考え方なのね
そう思って苦笑。
お正月があけたら、役所に相談してみよう
この虚しい気持は、そこに両親が安らかに眠っていると思うからなのでしょう
桜島の降灰から墓を守りたいから屋根をつける・・その心はわかるけれど、
どうか他のお墓を破壊しないで・・・・
墓を無残に破壊されると、どんなに残念か想像してほしい