りんりんブロ具

更新は不定期です。書きたくなったらぼちぼち書きます。

自己犠牲…

2006-10-12 | スピリチュアル
はじめに書いておくが、うちは無宗教だ。
夫婦ともにスピリチュアルなことに興味があって、いろいろ読んだりしているが、どこの宗教にも所属していない。
夫はカソリックの学校で教育を受けたので、たまに教会に立ち寄ったりするとそれ式でお祈りをしているし、道教の廟などに行くと香港の一般的な人のようにやっぱりそれ式でお祈りをしている。
私も日本式に言う、八百万の神様を信じているみたいなところがある。
 
 
宗教に入信する興味も気持ちも全くないという事を前提にして書くが、私は最近、何故か天理教の教祖である中山みきさんの事が気になってしかたがない。
小学生の時に、たまたま中山みきさんの伝記漫画が手に入って、それを読んだことがあるのだが、最近になってまた伝記を検索して読んでみた。
 
彼女は大変裕福な農家の出身で、若くして庄屋へ嫁ぐのだが、ある時を境に神が降り立ったというか、急に変わりはじめる。
 
「貧に落ちきれ」
 
と、自分の所持しているものを惜しみなく周りの貧しい人に与え始めたのだ。
お金持ちのチャリティなんてもんではなく、度をはるかに越えて、当家の財産をどんどん分け与えてしまうので、気が触れたのではないかと言われた。
これが小学生だった私には全く理解ができなかった。なぜそんな行為が尊ばれるのか、と。家族が困るではないかと。
それから、近所の子供が病気で死にそうになった時、なんと彼女は自分の娘の命と引き換えにその病気の子供を助けてくれと神に祈り、果たしてそうなった。
これには、理解できるどころか、怒りまで感じてしまった。
「なぜ他人の子供を助けるために、自分の大事な子供を差し出してしまうのか!?」
 
でも、最近、なんとなく理解できるようになってきた。
誤解のないように強調しておくが、私は決して自分の子供を犠牲にしてまで他の子供を助けたいとは思えないしそんな事はできない。
でも頭の中では納得できるようになった。
 
(ちなみに中山みきさんの伝記は、ここで読むことができる。長いですよぉ~。)
 
 
そんな事を考えている時に、こんな出来事が起こった。
「私を撃って」と犠牲少女、米国民が驚き

 米東部ペンシルベニア州で2日、キリスト教の一派アーミッシュ運営の学校が襲撃された事件で、殺害された女児(13)が年下の子どもを逃がそうと「自分を先に撃ってください」と容疑者の男(32)に申し出ていたことが7日、生存者の証言で分かった。暴力を否定するアーミッシュの人々の独特な考え方を米メディアは驚きをもって伝えている。

 米メディアが住民らの話として伝えたところでは、この女児の妹(11)も自分を撃つように男に訴えたという。妹は撃たれて肩などを負傷した。

 事件後には、男の妻や3人の子どもが多くのアーミッシュの人々に抱擁される場面もあったほか、男の妻は犠牲者の葬儀に招かれたという。出席したかどうかは不明。

 児童に対する暴力の専門家はAP通信に、アーミッシュの許しの文化が生存者の癒やしにつながると指摘した上で「許すことは復讐(ふくしゅう)するよりも簡単だ」とコメントした。

[2006年10月7日20時58分]

 

それから、私の好きなテレビ番組「オーラの泉」でもこんな方のこんなエピソードがあり、なるほどと思った。

新庄剛志さんの回
http://blog.so-net.ne.jp/k-tantan/2006-02-18
http://blog.so-net.ne.jp/k-tantan/2006-02-22

彼は、前世で人の為に命を落としているので、今世は「ご褒美の人生」なんだそうだ。ほーーっ!!

 

それからもうひとつ。ここです。
ここの、極限的状況で人の本性が明らかになるというところを見て下さい。

ちょっと抜粋。
引用はじめ=====

もう10数年前のことになりますが、トラブルを起こした飛行機が氷の浮いた冷たい川に不時着したことがありました。乗客の数名が沈む飛行機から脱出して川に逃れ、泳ぎながら救助のヘリコプターを待ったのです。やがて救助のヘリコプターから、ひとりの男性のところに縄ばしごが降ろされました。ところが、その男性はいったん手にした縄ばしごを、2度も他の人に譲ったあと、最後は力つきて沈んでしまったのです。その様子は橋の上からたくさんの人が目撃していたのでした。

 さて、あなたはこの男性の行動についてどのように思いますか。

引用おわり=====

 

他の人たちを助けるための、自己犠牲。

中山みきさん然り、アーミッシュの13歳の少女然り、前世時代の新庄剛志さん然り、ヘリコプターでの男性然り、それができている人はこの世の中には確実にいるのだ。

自分も理想ではそうなりたい。でも…まだまだ全然…。我欲にとらわれた人間です…。

(あ、誤解のないようにまた書きますが、自己犠牲っていっても自爆テロは全く次元の違う話です。念のため)