りんりんブロ具

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四万十川に放射性廃棄物最終処分場が?

2006-09-06 | 環境問題…
高知県高岡郡津野町は、日本最後の清流といわれる四万十川の源流に位置している。
そこで、9月8日にも定例議会で、 高レベル放射性廃棄物最終処分場誘致の陳情書が出され、採択される可能性が高いらしい。 (定例議会20人全員 誘致派という)
 
高知新聞より

以下一応コピペ。

2006年09月05日
津野町で応募の動き 核廃棄物処理施設

 原子力発電環境整備機構(原環機構・東京)が公募する高レベル放射性廃棄物の最終処分施設をめぐり、高岡郡津野町で候補地への応募を求める動きが出ている。4日には町民有志が町議会に陳情書を提出。これに対し、誘致反対を求める町民有志も同日、陳情書を出し、それぞれ全議員で構成する町行財政改革特別委員会(大地勝義委員長)に付託された。いずれの陳情も、12日に開かれる予定の同特別委で協議されるが、これまでに全国で正式応募した自治体はなく、大きな論議を呼びそうだ。

 高レベル放射性廃棄物は、原発の使用済み核燃料を再処理してできる極めて放射性の強い廃液。ガラス固化体にして青森県六ケ所村の中間貯蔵施設などで30―50年間冷却した後、地下300メートルより深い場所に約4万本を埋設し約50年間かけて処理する計画。

 最終処分施設は、資料を基に過去の地震などを調べる文献調査▽ボーリングなどによる概要調査▽地下施設を設けての精密調査―などを経て選定。文献調査の段階で年間最大2億1000万円、概要調査の段階で同20億円(計70億円が上限)の電源立地地域対策交付金が、応募自治体や隣接自治体に交付される(国は文献調査段階の交付金をさらに増額する方針)。

 同機構は14年から候補地を公募。旧幡多郡佐賀町(現黒潮町)で誘致を求めた請願が町議会で不採択となるなど、これまでに全国で正式応募した自治体はない。

 津野町議会は昨年末ごろ、同機構職員を招き施設などの説明を受けた。今年に入り一部議員や町民が六ケ所村を視察。今月も同機構が一部町民に対し説明会を開いた。

 4日は、町商工会の高橋幸人副会長=芳生野甲=ら2人が、文献調査へ応募することを求める陳情書を約100人分の署名を添えて明神健夫町長、山本昇平議長あてに提出。高橋副会長は「どこかが受け入れなければならない施設。応募しても直ちに受け入れが決まるわけではない。町の将来を考え、受け入れ可能かどうかを検討することが大切だ」としている。

 一方、誘致反対を求める内容の陳情書は、町民有志から山本議長あてに2件提出された。提出者の一人、水足浩さん(31)=力石=は「高レベル放射性廃棄物は危険で、農家らにとって風評被害が大きく反対だ。多くの町民が知らないまま誘致が進められることにも危惧(きぐ)を感じる」としている。

 
 
以下の内容は私の文章ではなく、津野町在住のルミコさんの日記のコピペです。
まだこの事実を知らない方の為に、ご本人の承諾を得て転載しております。
 
ここから====================
 
私が大阪から移住してきたこの村に、
(合併して町になりましたが)
高レベル放射性廃棄物最終処分場建設の動きがあります。

津野町(旧葉山村と旧東津野村)の議会は、
全議員誘致派で採択される可能性が大のようです。

私は阪神大震災がきっかけで、田舎暮しをしたくて
この村にやってきました。
親類縁者のまったくいないところに、何かのご縁があって
住まわせていただくことになりました。

四万十川の源流点のある、田んぼとお茶畑と山に囲まれた
静かな村です。

ここに来て、山が私にエネルギーを与えてくれることを、
霧が精妙な水の波動を身体に降り注いでくれることを、
満天の星空に、星の輝きが、月の灯りが、
こんなにも明るいということを初めて教えてくれました。

風が大きな大きな雲をゆっくりと動かして、
山に影を作っているのを見て感動しました。

獅子座流星群の時には、夜中に庭で数えきれないぐらいの
流星を眺め、頭の上を通過していく流星の尾が
長く伸びていくのを初めて見て感激しました。

流星のシャワーの中で、寝転がって夜空を見上げていると、
自分が地球という乗り物に乗って、宇宙の中をものすごい
スピードで進んでいるのを実感し、
自分のからだが宙に浮いている感覚になり、
上を向いているのか下を向いているのか、
右も左もわからなくなる、素晴らしい体験をしました。

オリの中ではない、たぬきやキツネやハクビシンとも
初めて会いました。

大きな翼を持った鳥とも仲良くなりました。

家の裏にキジが住んでいて、キジの子供たちが庭に時々
遊びに来ているところに遭遇して、キジがすぐに飛び立てない
ことを初めて知りました。

他にも本当にたくさんのことを自然は教えてくれました。

でも、過疎の村は国からの交付金を削られると
何とかしなければいけないようです...。

そのためには何かを誘致しなければいけないようです。

大都市の電力のために過疎の村に大きなリスクを背負わせる
ということが、私の目の前で起きようとしています。
第二の六ヶ所村ができるかも知れないのです。

私は外からここにやって来た人間です。
過疎の村の本当の大変さ、厳しさは、まったくわかって
いないのだと思います。
もしかすると、こういうことを言うことで、
ここに住みにくくなるのかも知れません。

だけど、この自然が破壊されるかも知れないと思うと、
とても悲しくなります。


知人が講演会を開催します。

「四万十川源流と高レベル放射性廃棄物」
~知っていますか?津野町に放射能のゴミを
          埋める計画があることを...~

日 時/9月16日(土)午後6:30開場 7:00開演

講 師/京大原子炉実験所 小出裕章(こいで ひろあき)
    1949年生まれ。東北大学原子核工学科卒、同大学院終了。
    「イミダス」の原子力の章を執筆。
    著書に「放射能汚染の現実を超えて」
    「原子力と共存できるか」などがある。                         

場 所/総合保健福祉センター内「里楽ホール」 
    津野町姫野々 電話 0889-55-2151

入場料/無料

問合わせ/小出先生の講演会実行委員会
     電話0889-56-3286 携帯090-3988-3286(山下)

*津野町ホームページご意見箱
http://www.town.kochi-tsuno.lg.jp/goiken.html
 
ここまで======================
 
↑のご意見箱に、私も一言書かせていただきました。
 
あの清流の源流に核廃棄物処理施設ができてしまったら、安全性はとにかく、そこの土地の波動は全く変わってしまうだろう。
ここがだめなら他へ、ということになってしまうだろうからこれは大変難しい話なのだが、感情論と言われても私はこの場所への処理施設の誘致はしてもらいたくないと心から思う。
 
お時間あったらここも見てください。
 
清流・四万十川
 
最後の清流、永遠に 四万十川を知る
 
四万十川流域振興室
 
 
あと私自身知識不足なのでこんなところをのぞいてみたりしてみる。
 
 
ふと、こどもが最近はまっている、チャーリーとチョコレート工場の映画に出てくるおじいちゃんの言葉を思い出した。(この部分は原作本にはない)
 
家が貧乏なため、金のチケットをお金に換えようと提案するチャーリーに、
 
「ちょっとおいで。
お金は毎日印刷されて、世間に出回っとる。
だが金のチケットは、世界にたった5枚しかない。二度と手にはいらん。
それをあっさり金に換えるのはトンマだ。
お前はトンマか?」
 
金のチケット=かけがえのない自然 と置き換えて想像してしまった。