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Turedure Lilax Diary

「徒然」―何もする事が無くて、どう時間を過ごしたらよいのかと思うこと、様子。(三省堂 新明解国語辞典)

マイクロシュウカイ0004

2009-01-26 22:25:13 | 日記

阿部”Q”耕作さん主催のマイクロシュウカイに行ってまいりました。
前回から1年少々のインターバルを置いてのVol.0004。
ゲストメンバーが豪華!
田中カズ(勝手にしやがれ)
茂木欣一(東京スカパラダイスオーケストラ・FISHMANS)
斉藤和義
※出演順
今回は珍しく日曜開催だったので、FISHMANSファンの主人も同行。
場所は渋谷LUSH。120人程入るかな?というさほど大きくないライブハウス。
チケットは早々に売り切れ。どんな状態になるのか?

入口前の階段で開場を待ってると、カウンターで何やら打合せをしているQちゃんの姿が見える。しかもゲストの皆さんも。
中に入ると、両サイドにあるはずのカウンターとフロアのテーブルは取り払われてステージ前に椅子が20脚ほど置いてあるだけ。なるほど、こうでもしなきゃ今日は入りきらないだろうしね。…あっという間に身動き取れなくなってしまいました。(^^;)ゞ
ホストのQちゃんがドラムを叩き、ゲストとアドリブでフリーセッションを重ねていく趣旨のライブ。今日の組み合わせ、ドラム×トランペット、ドラム×ドラムって、見てみたかったんだ~。
田中カズさんとは驚いたことに初対面だそうで。でも同い年で、同じ横浜出身(しかもかなり近いらしい)中々息の合った、期待以上のステージでした。
欣ちゃんは初めて生のステージを見ました。楽しい!この2人の組み合わせ。
2回目の出演となる斉藤和義くん、ホントにギター弾くの好きなんだな。
ドラムセットがフレームも全部透明なセットだったので、ワタシの位置からはQちゃんの動きが丸見え。どの人のどんなペースも、瞬時に見極めて演奏を合わせて行くQちゃん。ホントに技術が高い。さすが!!!\(≧▽≦)/

フィナーレではこれまた初対面のリョウマさんがヴァイオリンで参加。(槇原敬之くんのサポートメンバーだそうです。)Qちゃんの知人の楽器屋さんがベースのサポートに入り、ゲスト全員での大セッション。あれだけの音が正面から、寄りかかった壁から全身にドンと響いてくるとホントに気持いい。
珍しくアンコールもあり、ステージ前に降りたスクリーンの陰からQちゃんがひょっこり顔を出し、アンコールやります!と宣言。おお~!
18:30過ぎにスタートしたライブが終ったのは22:30。
え、4時間もやってたっけ!?ホントにあっという間だったな~。


さすがに体力が落ちたのか今日はもう目がしょぼしょぼで。(^^;)ゞ
2月は少し体を休めようと思った矢先に
2月28日の、今度は金Qフェスvol.2(金戸覚&Qちゃんのイベント)の情報をキャッチしてしまいました。しかもうつみようことPatが出る。
…行きます。@( ̄▽ ̄)@


きみの友だち

2009-01-26 21:27:04 | 本棚
「きみの友だち」重松清
(新潮文庫)

またひとつ、大好きな本が増えました。

文庫化されている重松作品は、大体読んでいますが
今作、珍しいことがありました。

①ハッピーエンドである。

…未読の方にはごめんなさい。<(_ _)>

重松作品はほとんどがはっきり解決しない終り方をします。
せいぜい、少し薄日が射してきたくらいのニュアンスで、後は読者に任せますというくらい。

それが、本作はわかりやすいハッピーエンドなのです。
作者自身は文庫のあとがきで、この閉じ方が正解かどうかはわからないと言っていますが、書き手が覚悟を持って選び取った場面で閉じることが、お話にとって幸せであることを信じたい、と結んでいます。

②泣きそうになった。

映画でも小説でも、感動の名作という謳い文句が付いているものでは、大抵ワタシはうるるとも来ないのだけど、電車の中で文字が追えないくらい涙が滲むこともしばしばでした。特に最終章前の「花いちもんめ」。
こぼれそうになった涙が、最終章の陽だまりみたいなあったかさに包まって、すごく気持ちよく読み終えることができました。

主人公は足の不自由な女の子と、体の弱い女の子。
恵美ちゃんは無愛想で、誰に対してもそっけない喋り方をする。
何をやっても手際が悪く、いつも恵美ちゃんに怒られる由香ちゃん。
周りの子達とペースの違う2人だけど、ワタシは2人とも大好きです!!
そして、彼女たちとちょっとだけ友だちだった人たち。
あなた達の気持ち、わかります。女の子って、群れるの好きだし。(^^;)ゞ
恵美ちゃんの弟ブンちゃんと、ライバルで親友のモトくん。
みんな君たちみたいになりたいんだよ、やっぱり。
彼等を取り巻く人たち。
中々のへタレキャラだけど、いい味出してます。
そして、物語の書き手である「ぼく」
みんな、みんな大好きです。

いい文章とか、感動するとかじゃなくて
とにかく好きな作品です。