「きみの友だち」重松清
(新潮文庫)
またひとつ、大好きな本が増えました。
文庫化されている重松作品は、大体読んでいますが
今作、珍しいことがありました。
①ハッピーエンドである。
…未読の方にはごめんなさい。<(_ _)>
重松作品はほとんどがはっきり解決しない終り方をします。
せいぜい、少し薄日が射してきたくらいのニュアンスで、後は読者に任せますというくらい。
それが、本作はわかりやすいハッピーエンドなのです。
作者自身は文庫のあとがきで、この閉じ方が正解かどうかはわからないと言っていますが、書き手が覚悟を持って選び取った場面で閉じることが、お話にとって幸せであることを信じたい、と結んでいます。
②泣きそうになった。
映画でも小説でも、感動の名作という謳い文句が付いているものでは、大抵ワタシはうるるとも来ないのだけど、電車の中で文字が追えないくらい涙が滲むこともしばしばでした。特に最終章前の「花いちもんめ」。
こぼれそうになった涙が、最終章の陽だまりみたいなあったかさに包まって、すごく気持ちよく読み終えることができました。
主人公は足の不自由な女の子と、体の弱い女の子。
恵美ちゃんは無愛想で、誰に対してもそっけない喋り方をする。
何をやっても手際が悪く、いつも恵美ちゃんに怒られる由香ちゃん。
周りの子達とペースの違う2人だけど、ワタシは2人とも大好きです!!
そして、彼女たちとちょっとだけ友だちだった人たち。
あなた達の気持ち、わかります。女の子って、群れるの好きだし。(^^;)ゞ
恵美ちゃんの弟ブンちゃんと、ライバルで親友のモトくん。
みんな君たちみたいになりたいんだよ、やっぱり。
彼等を取り巻く人たち。
中々のへタレキャラだけど、いい味出してます。
そして、物語の書き手である「ぼく」
みんな、みんな大好きです。
いい文章とか、感動するとかじゃなくて
とにかく好きな作品です。
(新潮文庫)
またひとつ、大好きな本が増えました。
文庫化されている重松作品は、大体読んでいますが
今作、珍しいことがありました。
①ハッピーエンドである。
…未読の方にはごめんなさい。<(_ _)>
重松作品はほとんどがはっきり解決しない終り方をします。
せいぜい、少し薄日が射してきたくらいのニュアンスで、後は読者に任せますというくらい。
それが、本作はわかりやすいハッピーエンドなのです。
作者自身は文庫のあとがきで、この閉じ方が正解かどうかはわからないと言っていますが、書き手が覚悟を持って選び取った場面で閉じることが、お話にとって幸せであることを信じたい、と結んでいます。
②泣きそうになった。
映画でも小説でも、感動の名作という謳い文句が付いているものでは、大抵ワタシはうるるとも来ないのだけど、電車の中で文字が追えないくらい涙が滲むこともしばしばでした。特に最終章前の「花いちもんめ」。
こぼれそうになった涙が、最終章の陽だまりみたいなあったかさに包まって、すごく気持ちよく読み終えることができました。
主人公は足の不自由な女の子と、体の弱い女の子。
恵美ちゃんは無愛想で、誰に対してもそっけない喋り方をする。
何をやっても手際が悪く、いつも恵美ちゃんに怒られる由香ちゃん。
周りの子達とペースの違う2人だけど、ワタシは2人とも大好きです!!
そして、彼女たちとちょっとだけ友だちだった人たち。
あなた達の気持ち、わかります。女の子って、群れるの好きだし。(^^;)ゞ
恵美ちゃんの弟ブンちゃんと、ライバルで親友のモトくん。
みんな君たちみたいになりたいんだよ、やっぱり。
彼等を取り巻く人たち。
中々のへタレキャラだけど、いい味出してます。
そして、物語の書き手である「ぼく」
みんな、みんな大好きです。
いい文章とか、感動するとかじゃなくて
とにかく好きな作品です。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます