ふつうの暮らしとリハビリテーションとケア

もし、障害を負ってしまったらどうするか?
今までの生活は??
暮らしを支えるリハビリテーションとケアを考えます。

悔しさから始まった・・・

2008年02月23日 | 生と死と
なんと今日も朝から寒い・・・
風も吹いてきた。

明日からの出張が・・・(汗)

さて、先日とある方をお迎えした。
直前になって体調を崩され、
いったん入院してからのお越しとなった。

しかし・・・
「Lifeさん、両下肢を見て欲しいんだけど・・・」
とスタッフが言って来た。

ん?何かあった?
両下肢って、あの方拘縮なかったでしょ?

といいながらお部屋へ向かう。

ちょっとこれ見てください!
ん~、どれどれ・・・
あらイヤだ(苦笑)

拘縮だらけ・・・

ケアマネさんや相談員さんに確認する。
なんでも、入院中にあれよあれよという間に・・・
という申し送りだったとのこと。

在宅で、そんなことなかったのにねえ・・・

事実を聞いて、スタッフがポツリと・・・
「なんだか、悔しい・・・」

そういう悔しさから我々のケアが始まった。
何度もクッションや体換方法、
車椅子の姿勢など、何度もディスカッション。

積み上げては崩れて、
それでもなんとか作り上げるが、
それでもトラブルは容赦なく・・・

作っては崩れ、崩れては積み上げて・・・
それこそがケアなんだろうなあ・・・
とつくづく感じてしまう。

そんなある日、朝事務所へ行くと・・・
朝、急変されました・・・

と伝え聞く。
もう、いつ何時・・・という状態だ。

挨拶に伺う。
職員も次々とお部屋へ伺う。

そして、別れ。

覚悟はしていたが、
はやり悲しい。涙がホロリ・・・

悔しさから始まった、この方とのかかわり。
あれでよかったのか?悪かったのか?・・・

複雑な思いを抱えつつ、見送った・・・

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