ふつうの暮らしとリハビリテーションとケア

もし、障害を負ってしまったらどうするか?
今までの生活は??
暮らしを支えるリハビリテーションとケアを考えます。

看取りケアへの取り組み

2008年06月06日 | 生と死と
明日は、某リハ学校の講義!
例年行っている30時間の講義もいよいよ開始。

今年はどんな学生が待っているか?

学校の話題はさておいて(笑)、
今年、我が施設は「看取りケア」に取り組もう!
というのが一つの目標。

その方が、ご家族さんが、その方の人生の集大成を、
我が施設でお送りするのは、身が引きしまる。

最近の傾向、では無いけれど、
90歳近くになって初めて介護保険サービスを利用する、
あるいは入所されてくる、
そんな方が増えてきた。

そうした中で、「看取り」を行う。
というか、やってきたことの言語化でもある。

ある意味、今までやってきたことをまとめれば、
看取り・看取りと騒がなくても、と思う。

今日から終末期ですから、
今日からターミナルです、
今日から見取りを行います、
と聞いても、いまいちピン!とこない。

だって、その方、まだ生きてらっしゃいますから!

その方のその時なんてわかりゃしない。
だから、今日一日のケアにこだわり、
その方の生活習慣にこだわりケアを展開し、
一日一日を積み重ねていく。

「今」が永遠と続くわけでもない。
私もいつかは老いていく。

そしていつ終わりをどのように迎えるか?

今日、思いを持っても、その思いは日によって揺らぐ。
それは、看取るご家族さんも一緒。

ケアする側も、される側も、見送る側も、みんな揺らぐ。
答えなんて出てこない。

その揺らぎを支えていくことが看取るということかもしれない。
な~んて思うのでした。

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お久しぶりです。 (ママちゃん)
2008-06-06 12:47:28
ライフさんの意見に共感します。
わたしも、そういうことにこだわりながら仕事をしていきたいです。
Unknown (onuki)
2008-06-06 15:57:54
このありのこと、
「ヘルプマン 第10巻」に近いことが載っていましたね。

先のことより、今のことが大切なんだよね。
だから、「今」をしっかり生きましょう。
そう考えると、人間、図々しくなりますよね。

そのあたりをね、ちゃんと認めてあげないと・・・。
わ~い、久しぶり!! (life-reha-care)
2008-06-06 19:34:01
ママちゃんさん、お久しぶりです!
仕事へのこだわり、生活習慣へのこだわり、
そのこだわりに向き合いながら!
ですね。
onukiさん (life-reha-care)
2008-06-06 19:36:16
実はこのことについては、
ずーっと書こうと思いながら書けずにいました。

書かなきゃと思ったのはヘルプマン10巻が背中を押してくれました。
しかしながら、ヘルプマンに対する思いも実はあるのです。
それは私の気持ちに整理がついてから書こうと思っています。

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