ふつうの暮らしとリハビリテーションとケア

もし、障害を負ってしまったらどうするか?
今までの生活は??
暮らしを支えるリハビリテーションとケアを考えます。

日本人の死ねる場所

2010年04月11日 | 生と死と
いや~、新年度も半ばになってきました(汗)
今年になってから、書こう書こうと思いつつ、今日まで引っ張り・・・

さて、新年度を迎えて少しずつでも書きたいな、
なんて思っている私がいます(笑)

まあ、お付き合いいただけたらな、と思っています

そんな中、ふとしたことから、
そうだ、日本人ってどこで死ぬんだろう?
と思ってしまって、少々考えこんでいました。

まあ、自分が今勤めていることが、特養施設であり、
お見送りをする機会があるためにそう思ったのかもしれない・・・

ということでいろいろ調べているうちに、
厚労省の資料に出会った。

平成22年度版死亡診断書(死体検案書)記入マニュアル

ここの3ページにいわゆる「死亡診断書」が出てくる。

いろいろ興味深く拝見する。
以前病院勤務時代、事務当直していたので、
夜間お亡くなりになった患者さんの診断書を、
当直勤務の業務としてコピーしてお渡ししていたのを思い出す。

さて、思い出話はいいとして・・・

その死亡診断書に「死亡したところ及びその種別」という欄がある。
そこを見ると、
1病院 2診療所 3介護老人保健施設 4助産所 5老人ホーム 6自宅 7その他
となっている。

確かになぁ・・・
と感じてしまう。

病院はそうであろう。救急救命としての機能、
難病患者の治療機関としての機能、
多くは命のかかわる機関である。

命を救う機関でもあるし、救い切れなかった命を見送る場所でもあるなあ・・・
とも感じる。

2の診療所はどうであろう?
1次医療施設としての機能、そして有床診療所としての機能、
二つを備えていると感じる。

しかし、「死亡したことろ」の絶対数としてはどうだろう?
と思うと「2」なのかなあ・・・と感じてしまった。

3の老人保健施設となると、もともとこの「老健施設」は、
在宅と病院の中間施設としての役割を負っている。

確かに近年、老健施設に「看取り」機能を持たせてきたのも事実。
その中間施設としての役割と看取り機能の狭間で揺れていないだろうか?
な~んて感じてしまったり・・・(汗)

そして4の助産所。
産科医の減少から、助産所も注目を浴びつつあるところだが、
行政として「死亡したところ」の一つとして役割があることを、
気づかされてしまった。

5の老人ホームはそうだろう・・・と感じる。

しかし、ここまで1~5は何かしらの「施設」である。
そして6でやっと「自宅」が出てくる。

病院をはじめとして、医療施設から老人施設、
そして「自宅」がやってくる。

そして、そのあとに7として「その他」。
その他って路上とか交通事故?
確かに診断書の中で「死因」も項目として出てくる。

そう考えてみると、
日本人の死ぬことができる場所って、
病院などの「施設」と「自宅」、そして「交通事故などの不慮の事故」
の3種ということになる。

う~む、その3種しかないのかな・・・?
と思いつつ、その他に何があるのだろう?
上記の7つしかないのかな?
な~んて思ったのでした・・・




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