ふつうの暮らしとリハビリテーションとケア

もし、障害を負ってしまったらどうするか?
今までの生活は??
暮らしを支えるリハビリテーションとケアを考えます。

ホンネ

2010年03月04日 | ケアの話
時間を見つけ、少しずつ進めていたファイナルファンタジーⅩⅢをやっとクリア!
足掛け三か月・・・(涙)

さて、そんなある日のケアカンファレンス。
一人の利用者さんの話がでる。

その方は体格も良く、それでいて介助量も多い方。
また、体も硬く、一層介助量が多く感じてしまう方だ。

もちろん、そんな方にも私も関わる。
しかしながら、なかなか思うような効果が得られないのも感じていた。

そして、ケアスタッフからその方の移乗介助をどうするか?
と自然に出てくる。

介助法が・・・、3人でやるのは?
職員の体格差が・・・
いや、リフターを・・・、あれは故障中・・・
二人介助は?いや、拘縮が強くて・・・

などなど議論が百出、しかし、出口が見えず・・・

そんな様子を私は黙ってみていた。
実際は「最後は聞いてくるだろから、どう言おうかな・・・(汗)」
と一人カンファレンス(苦笑)

そして、議論がまとまらず、
「こばおーさん、何かいい案がありませんか?」
と聞いてくる。

しかし、先ほどの議論で方針は出ているように感じていた。
場合によって3人介助、職員によっては2人で大丈夫そう、
と自分たちで言っていた。

そのことを再確認のため言ってみる。
もう、方針出てんじゃん(笑)

で、付け加えとして、
確かにお体硬いよ。私も個別で理学療法を提供しているけど、
なかなか効果が出ないよね・・・

そこで、お願いしたいのが、生活の中での機能訓練。
そんなに難しい事じゃなく、二人で介助できそうなら、
ちょっとでもいいから、支えてもいいので端座位の機会を作ってほしい、
それこそが股関節・膝の関節可動域を広げるのよ・・・
もちろん、体幹も。

その積み重ねが、個別機能訓練なのよ・・・と。

そして、続けて私のホンネ。
私は理学療法士だけど、
そんな「楽に移乗介助できる神技の技術」なんて、
実は持ってないの、と伝える。

私ができるのは、こうしたらいいんじゃない?というアドバス。
それを踏まえて、体格差も違う・筋力も違う、
そんなスタッフみんながどうやって支えていくか?
を一緒に考えていきたいと思う。

今度移乗介助のとき、是非とも声を掛けてほしい。
一緒に考えるから、お互い声かけあおうよ・・・

とホンネをぶつけてみる。

頼りない理学療法士ととられるか?
責任逃れと言われるか?

ただ一つ言えることは、
利用者さんを支える主役は介護職員。
それはみんながプライドを持ってほしいところなんだよなあ・・・
としみじみ感じたカンファレンスでした。

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2 コメント

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同感です (yamada)
2010-03-18 23:50:37
わたしも同感です。

介護職員さんの仕事ぶりには頭が上がりません。またカンファレンスをここまでしっかりと話し合える現場がうらやましいです。
ブログなどほかの療法士にヒットしやすいように「療法士.com」によろしければのぞいていただいて、コメントやテーマに参加してみては?
軽い気持ちで見てみてください。
返信する
yamadaさん (life-reha-cre)
2010-03-30 07:28:26
yamadaさん、コメントありがとうございます!
それとサイトの紹介もありがとうございます!

また、覗いてみますね!
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