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食べるベクレル、浴びるシーベルト

2011-04-19 12:57:37 | いろいろ
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20110418/219477/?P=1
日経ビジネスオンライン(著者:伊東 乾)

この記事の内容が非常に良かったので、要点を紹介しておきます。

ベクレルとシーベルト、この2つを混同しやすいというか、よく分からないのです。
で、健康被害という観点からみてみましょう。

高い線量のベータ線源と直接接してしまったり、極端なことを言えば、これを体の中に取り込んでしまったりするのが、一番回避すべき被曝だ、ということになります。
自分の体の中、例えば甲状腺や骨の中に放射性物質が沈着してしまったら、24時間放射線にさらされ続けてしまいますから、危険の度合いは飛び抜けて高くなります。
この状態を「内部被曝」と呼びます。

そこで、ベクレルとシーベルトを、この内部被曝を回避するという観点で整理しています。

【食べるベクレル】
――食べ物・飲み物はベクレル中心。ヨウ素・セシウムなど「物質名」が大事。
その物質が体に残りやすいかどうかは健康への影響に決定的。

【浴びるシーベルト】
――外から浴びる危険性はシーベルトなどの値。
物質によらず、被曝量による人への影響を示す疫学的な診断目安の値。
ベクレルからシーベルトへの換算はできるけれど、シーベルトから元の放射線量はすぐには出てこない。

私はもちろん専門家ではありませんし、この人が書いてあることもそんなによく分かりません。

でも、大事なことは、簡単な目安を持ち、気になったら、さらに詳しく調べるということですね。

「ベクレル」と言われたら、「飲み食いすると危険そうだな。いったい物質は何だろう?」と感じてください。
「シーベルト」と聞いたら、飲み食いや吸い込むなどはもってのほか、浴びるだけでも大変なんだと思ってください。

もう一度書きます。

ベクレルは物質量を見て飲み食いを注意。
シーベルトは総線量1シーベルト=1000ミリシーベルトが致死的なエリアに近い。
といった「正しく恐れる目安」への感じ方を、普通に持つのが重要と思います。

---
記事の紹介はここまです。ついてに、単位を復習しておきましょう。

d(デシ)=1/10
c(センチ)=1/100
m(ミリ)=1/1000
さらに細かくなると、
μ(マイクロ)=  ミリの1/1000(10の-6乗)
n(ナノ) = マイクロの1/1000(10の-9乗)
です。

大きいほうでは
k(キロ) = 1000(10の3乗)
M(メガ) = キロの1000倍(10の6乗) =百万
G(ギガ) = メガの1000倍(10の9乗) =十億
T(テラ) = ギガの1000倍(10の12乗)  = 兆
P(ペタ) = テラの1000倍(10の15乗)  =千兆
この辺り、メモリーやハードディスクの容量とかでよく聞く単位かな。
少なくともギガまでは聞きますね。

なんかね、チェルノブイリ事故でのヨウ素放出量が、180万テラベクレルとか言われると、何のことかよく分からなくなってしまいます。
 180万テラベクレル
= 1.8エクタ(ペタの1000倍)ベクレル
= 180京(けい、兆の1万倍)ベクレル
です。

このくらいの単位換算くらいやってほしいものですが、
東京電力の発表資料を、マスコミがそ・の・ま・ん・ま・出していることによります。

しかし、まさか、京(けい)という単位を使う日がやってくるとは思いませんでした。
それにしても、こんな程度のことすらなんら説明を加えずに発表して、よくジャーナリズムだなんて言えますね。
大本営発表を垂れ流していた太平洋戦争の時から一つも進歩していないと思います。
(実は、もっと性質が悪くなっているかもという噂も。。。。)

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