今年のゴールデンウィーク連休初日となった28日。この日も不用品の処分の為に名古屋まで出掛けたのですが、査定が終わるまで市内の博物館を廻ることにしました。
最初に訪れたのが新栄のヤマザキマザック美術館。こちらで尾張徳川家に縁のある花々に関する書物や美術品を集めた展覧会
が開催されてました。草花に関する書物や絵の他に、日本の浮世絵などに強く影響を受けたエミール・ガレの作品も展示されているなど規模は小さいながら興味深い展覧会でした。
またこちらの美術館の常設展示も観てきたのですが、ヴィジェ・ルブランの
「リラを弾く女性」
など素敵な展示があってほっこりしたのでした。
その後、売りに出した品の査定が済んだと連絡が来たのでお店に行って精算を済ませたあとに矢場町まで移動。
こちらの松坂屋美術館でこの日から開催の
を観ることに。この春からアニメ6期が放送中の
ほか、妖怪に関する漫画や数々の作品を手がけ2015年に亡くなられた漫画家水木しげるの追悼展という事で開催を知ってから非常に楽しみにしておりました。
絵を描きながら過ごした鳥取県境港での幼少期、水木先生の大きな人生の転換となった太平洋戦争への従軍と戦傷（ラバウル戦線に送られマラリアに羅患して死にかけた末に空襲で左腕を失う事に）。
戦後、赤貧時代でもあった紙芝居作家や貸本漫画の作家を経てゲゲゲの鬼太郎ほか妖怪や怪異に関する作品で人気作家となったその後の後半生を貴重なマンガの原画や水木先生の愛用の品と一緒に辿る内容で非常に面白かったです。
※新婚時代の水木先生の自宅の居間を再現したもの
二つの展覧会を巡ったあとまっすぐ帰ろうかとも思ったのですがふと大須に寄ってみようと思い立ちそちらに移動。この日は28日ということで毎月恒例の不動尊の縁日が開催中で餅供養のお餅が無料配布されていたので頂いて来ました。
この日は偶然にもモデルとしても活躍中のコスプレイヤーさん（以前お世話になった方でもありました）がお餅の配布を手伝われていて眼福でした。
一日名古屋市内を駆けずり回ったわけでしたが、素敵な展覧会も観れ、売りに出した物も交通費を割り込む事もなかったので無理をした甲斐があった一日でした。
 |
水木しげる妖怪大百科 |
| 小学館クリエイティブ | |
| 小学館 |
