さわだ和代

写真付きで活動報告・日々のできごとやおもいを綴ります。

父と息子の絆

2019-01-13 23:04:06 | 日記
昨年、地域の日本共産党の同志Hさんが亡くなりました。
4年前、「澤田さん、摩湯町一緒に回ろう」と案内役をかって出てくれました。
正月から3日間一緒に歩いてくれました。

民商の活動家でもあったHさんは顔見知りの元へ行って私を紹介してくれました。

「摩湯町初の市会議員を誕生させる!」ととても張り切っておられました。
お陰様でめでたく当選する事が出来ました。

その翌年からHさんの体調が悪くなり、会議にも出席できなくなりました。
入院中、私がお見舞いに行くと、奥さんがおられて「何にも反応しないんです。時々表情が変わるくらいで、本当に愛想ないです」とおっしゃいました。

奥さんが耳元で「澤田さん来てくれたよ」「わかる?」と聞くとフンフンと頷いてくれました。

私が「みんな待ってるよ、元気になってまた、会議に出てきてな。」というと、
なんと、泣き顔に。
これには奥さんもビックリされていました。

そして、今年、解放運動無名戦士の碑にHさんの名前を刻むがどうかの日本国民救援会からの問い合わせ。

以前はご遺族として、あまりHさんの活動を好ましく思っていなかったこともありました。とりあえず、奥さんに連絡すると、「大事なことだと思うので、息子と一緒に説明を聞きたい」との意外な返事。

今日、説明に仲間が行きました。
すると息子さんは「僕たちは父のしていることはあまり理解出来ていませんが、とにかく一生懸命だったと思っています。その思いを大事にしてやりたいと思うので、碑に父の名前を刻んでやってほしい」とのことで、仲間もその言葉に感動したようです。

生前、Hさんは私に「家族は大事にしてな。子どもには気を使ってやってな。僕はそれができなかったから子どもには悪いことをしたと思ってる」と言われていました。

父と息子の関係は最後まで修復できなかったのかもしれないけれど、しっかり伝わりあっていたのだという事がわかり、ホッとしました。

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