さわだ和代

写真付きで活動報告・日々のできごとやおもいを綴ります。

岸和田らしさの継承困難?!

2017-03-19 07:21:11 | 日々の活動
昨日、昼間に新聞赤旗日曜版配達中、たまたまお会いした4人の市民の方からいろんなお話きかせてもらいました。

私たち議会で政策討論会を3つのグループに分かれてテーマを決めて開催してます。
スパンは1ヶ月に一度の割合で、年間通して自分で調べてきたこと、これから発展させるためどうしていったら良いのかなど、会派を超えて話し合います。
私のグループは「地場産業の発展」についてでした。
難しいテーマでしたが、自分で色々調べたり、町を歩いて意見を聞いたりしていると自分の中で問題意識が高まってきます。

討論会で出された意見は「岸和田の海から山までの地形を生かした農産物、海産物の第一次産業の発展、発信、支援。第二次産業の臨海鉄鋼団地の企業の技術を若い人たちにも知らせる企画や地元中小零細企業の実態把握をして見えてくるものがある。第三次産業については、起業家支援、駅前の賑わい創出等です。」岸和田ブランドのあり方と発信についても意見交換しました。

そんな下地が自分の中にあって、市民の方と話をすると「岸和田らしさを継承発展させていくことは今大変困難なところに来ているのだな」と感じました。

1.塔原の方とお話ができました。大阪府の無形民俗文化財に指定されている「葛城踊り」が、子どもたちに引き継がれて来ているが、町会で支えて継続させていくことが難しくなっている。
踊り子は子ども中心だけれど少子化で、青年団になっても手伝ってもらっている。
暑い中での練習、本番での飲み物準備、浴衣クリーニング代、太鼓の維持管理など、村の戸数も少なく町負担が多い。市からも援助があるが、なかなか厳しい。
子どもたちの意識も変化してきて継続していくことの困難さを抱えているとのことでした。
http://www.city.kishiwada.osaka.jp/soshiki/70/katsuragi-odori-video.html

2.包近の知人からは桃農家も後継者がいないので、収穫高も減少し、桃の糖度でギネスにのった事もあるけれど、地元はそんな晴れやかな気分でもないとのこと。
桃はデリケートな為、手間ひまかかり、若い人たちが引き継ぐ事に躊躇し、桃作りから離れていく。後継者がいるのは多分4から5軒ほどではないかと言う。
https://www.city.kishiwada.osaka.jp/soshiki/3/20140613kanetikanomomo.html

3.BMXの世界大会の誘致より私らの生活支える方にお金を回して欲しい。そして、公共交通使って通勤したい。山手の交通をもっと考えるべきと摩湯町の若いご夫婦からお聞きしました。

岸和田の実態をお聞きして、文化の継承、農家の後継者問題意識、地域バスの問題は深刻だと改めて痛感しました。今後の活動に生かしていきたいです。

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