さわだ和代

写真付きで活動報告・日々のできごとやおもいを綴ります。

崩落から半年の大沢町を訪ねて

2018-05-24 08:28:27 | 日々の活動
昨年10月22日の台風21号による土砂災害による復旧工事として、牛滝川を堰き止めていた土砂の撤去が5月中には終了し、続いて牛滝街道(府道)の復旧工事が始まります。
天災による激甚災害指定を受け、国から復旧予算がつき、大阪府が工事を進めています。岸和田市は道路復旧工事に合わせて、上下水道などライフラインにかかる工事を合わせて進めていきます。

しかし大沢町や下流にあたる内畑町の住民の方々は土砂崩落のあった盛り土がまだそのまま残っているため、梅雨を前に「また崩落するのではないか」という不安を持っています。

盛り土がどの程度の規模なのか、危険がどれぐらいなのか、住民の方のお話を聞かせてもらいました。

昨日は雨が降っていましたが、出来ることなら現場を見てもらった方が分かるということで、隣接地の所有者の許可を得て、現場がよく見える所まで案内してもらいました。

崩落現場の盛り土の西側は危険だということはわかっていましたが、現場に行くと北面(内畑町山口集落)、裏側となるゴルフ場側、南側(大沢町集落)などで東西南北盛り土の全体を把握しなければいけないのではないかと感じました。

とりあえず、急を要するのは崩落した断面は雨水が伝って溝が縦に走っているのが遠目でも確認できました。

岸和田市と大阪府が所有者に対して危険を取り除く手立てを打つように申し入れをし、所有者の責任で盛り土の頂上の土を五メートル程、後方(ゴルフ場側)と南側に移動させたということですが、これが安全確保になるのかと疑問を残して現場を後にしました。

やはり盛り土専門の調査が必要で、専門家の意見を聞き、今後の安全対策をとることが大事だと改めて感じました。

住民の方々は平成25年から27年まで毎日土砂を満載して、ひっきりなしに上がってくるダンプがどこに土を持って来ているのかわからなかったそうです。
崩落して木々が無くなり、全景が初めて下から確認でき、驚いたという事でした。