さわだ和代

写真付きで活動報告・日々のできごとやおもいを綴ります。

子どもの読書と教育を考える

2016-01-17 20:20:31 | 日々の活動
「子どもの読書と教育を考える」と題して、広瀬恒子さんの講演をお聞きしました。
全国で図書館が委託や、民間任せになる流れの中で、岸和田市も決して例外ではありません。

図書館で働き続ける司書の役割、子どもと本を結びつける役割を具体例で話されました。感動して、何度も涙出そうになりました。

特に自動車文庫は学校訪問し、子どもたちがたくさんの本に触れ、学校にはない本が借りられ役割が大変大きいそうです。

子どもにきくと、「自動車文庫が来てくれたら、めっちゃ嬉しかったのを覚えている」とのこと。

図書が国の施策として出されてきた背景に、小学生の自殺、いじめをなくすため、子どもの想像力、困難を乗り越える力を本から学び取るようにとのきっかけだった様です。

子どもの成長にとって、司書の役割、地域の図書ボランティアの役割の大切さをこどもの感想文を通して痛感する事ができました。

ただの貸本屋ではない!という事。職員が継続的な地域とのかかわりの中で、沢山のドラマが生まれる。
それは、本に関する専門知識の豊富さが、子どもの不完全な要求にも応えられる能力につながる。との事。

最近、新刊では自然科学の力作が、多いそうです。
「蟻の巣のお客さん」
「いきものたちの一生と数字」
ぜひ、読んでみたいです。

あと広瀬さんの気になることは、低年齢向きの伝記ものが増えているそうです。

市民の知の力となる図書館を軽んじてはなりません。
決して儲け主義の企業に任せる事などあってはなりません。
そういう性質のものではありません。