巨人・渡辺会長、25日開幕へツルのひと声!
SANSPO.COM 2011.3.17 05:05
何が何でも25日に開幕したい。都内高級ホテルの巨大宴会場。スポットライトで照らされステージに立った渡辺会長は、約200人の出席者に向かい訴えかけるような口調で話し始めた。
「開幕戦を延期しろ、とかプロ野球をしばらくやめろ、とか俗説もありましたが…。戦争に負けた後、3カ月で選手、監督の方から“試合をやりたい”という声が上がってプロ野球が始まったという歴史がある」
予定通り25日に開幕するために引き合いに出したのは、1945年8月の終戦後、同年11月に東西対抗戦が行われたという歴史だった。
東日本大震災による影響がさらに深刻さを増す中、15日に都内で開かれた実行委員会ではセ・リーグの開幕日程も「継続審議」となった。なぜそこまでこだわるのか。渡辺会長は持論を展開した。
「(復興のために)あらゆる努力をする。その努力の源泉は明るい活力。明るい活力を持って国民大衆に示すことができるのはプロの選手たち。選手が全力でフェアプレーで緊張した試合をし、観衆が元気を持ってくれれば生産性が上がるんです」
延期せずに予定通り開幕することが、1日も早い被災地の復興につながると信じている。激励会に出席後、取材に応じた清武球団代表も「経済活動を停止したら日本社会は沈没するだけ。何でもかんでも自粛すればいいというものじゃない」と、従来通りの25日開幕論を語った。
戦後を体験されたので、自身なりの復興に対する持論だろうが・・・
阪神・南球団社長も
3・25の開幕へ準備する-。セの理事会で方針が固まったことを受け、南球団社長は夕方、球団事務所で「物理的に(開催が)無理だとなるまでは、やる方向で準備していく」と話した。
「中央競馬会(中山は3月中は中止、阪神、小倉は開催)もそうでしょう。出来るところから、やっていく。出来るところもあるのに、全部を止めるというのはどうか、と思っています」
球団としてのスタンスは、明白だ。動ける球団は動く-。それは、1995年の阪神大震災を経験した球団として、1日も早い復興に向けての強い思いだった。
「野球に限らず、経済活動を続けて、被災地を支援していかないと、と思います。(野球の)すべてを止めるより、動ける球団はチャリティーをする。被災地支援シリーズなどを行って、義援金を送ったり…。全部が止まってしまったら、何のためにもならないのではないか、と思う」
しかし、選手会長 新井は
「何百年に一度の大災害が起きて、まだ続いています。余震が続き、原発の問題もある。被害は現在も進行している大変な状況で、果たして25日に開幕してもいいのでしょうか」
さらに新井会長は、開幕を延期した場合の代案も提示。〔1〕開幕カードに使用予定で安全が確保できているヤフードームなどでチャリティー試合を開催する〔2〕公式戦144試合の試合数確保のためにダブルヘッダーなどの日程過密化にも協力する-と、被災地復興への支援とともに球団経営に全面協力することも約束した。
SANSPO.COM
ヤンキースもNYテロの4日目に試合をしたとかの話が引き合いに出てくるが、かなり状況が違うと思う
避難所に物資を届けるルートや燃料が全然確保されていないし、福島原発も予断を許さない状況
東日本では電力不足で計画停電をし、供給にめどが立たない状況
その時期に東京ドームでナイターって・・・
今回は選手・監督も延期で・・・って言ってる
25日にこだわる必要は何処にもない
プロ野球界は、もう少し冷静に判断してほしい
今の状況では、とてもプロ野球を見ようという気にはなれない
持論は良いが、被災したチームの意見を聞き入れるのも大事ではないか
我がタイガースも痛み苦しみを共有できるチームだと、ファンは信じている