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象が転んだ

たかがブロク、されどブロク

母の日とピンクのバットとカーネーション

2022年05月15日 04時25分06秒 | 独り言&愚痴

 先週の”母の日”は、日本でも(赤か白か知らないが)カーネーションを贈るのが定着してる様だ。
 こうした贈り物の風習がいつ頃から始まったのかは知らないが、メジャーや日本のプロ野球選手がピンク色のバットやリストバンドをはめてプレーしてるのを見ると、(偏狭な私には)”母の日”というのに微妙な違和感を抱いてしまう。
 というのも、ピンク色が昭和末期の(廃れた)ピンサロのイメージとダブって映るからだ。

 花束も悪くはないが、母親への最高の贈り物は、(質素でも平凡でも)健康で安定した家庭を築く事ではないだろうか。 
 少なくとも、派手なピンク色のカーネーションは私の趣味じゃない。


カーネーションの起源

 ”母の日”は、1910年にウェストバージニア州で始まり、アメリカ全土に広まり、1914年に”母の日”として制定された。
 ウェストバージニア州知事が、”5月の第2日曜日を母の日にする”と宣言した背景には、アンナ・ジャービスの働きかけがあったとされる。
 アンナの母アン・ジャービスは、かつてアメリカ南北戦争で負傷兵のケアを行っていたが、負傷兵の衛生状態を改善する”マザーズデー・ウォーククラブ”を立ち上げ、何と敵兵のケアも献身的に行っていたのだ。
 アンが亡くなった2年後の1907年5月12日、娘のアンナは亡き母の追悼式で、母が好きだった白いカーネーションを参加者に配った。
 これが”母の日”の起源とされ、白いカーネーションが母の日のシンボルとなる。
 日本で初めて母の日のイベントが開かれたのは明治末期頃で、教会で行われたイベントにより人々の間に広まった。

 因みに、花に想いを託す風習は17世紀頃にトルコからヨーロッパ中に伝わり、各国で花言葉が生み出されていく。ヨーロッパから日本にこの風習が伝わったのは、明治初期頃だが、花言葉の起源は明確ではなく、故に花言葉は国や地域によって異なり、時代の流れと共に変化すると。
 カーネーションの花言葉は、”女性の愛”や”感動”や”純粋な愛情”とされ、定番の赤色は”母への愛”や”母の愛”や真実の愛”を意味する。起源となった白いカーネーションは”尊敬”で、亡き母を偲ぶ花の定番とされる。

 どうも好きになれないピンクの花言葉は、”感謝”や”気品”、”温かい心”だそうで。いやはや、ピンクと気品とはミスマッチ?だと思うのは、私だけだろうか。
 以上、「花と緑のおもてなし」から一部抜粋しましたが、最後に”母の日のカーネーションを選ぶ際は、各色の花言葉を把握しときましょう”と纏めているが、花言葉の意味や起源が明確でないのなら、知ってても無駄な気もするが・・・いや、捻くれ過ぎだろうか?


何でも贈ればいいと?

 今どき、おもてなしや贈り物にはウンザリな私だが、日本だけでなく世界中もこうした記念日や儀式が大好きなんだろうか?
 祝祭日を作るのは理解できなくもない。だが、名前をつけるなら(休日ではなく)平日でも構わないのではないか。
 というのも、休日は何も考えずに(せめてナニナニ記念日という事には囚われずに)頭の中を真っ白にして過ごしたいからだ。
 お陰で、GWでの毎年恒例となった定番の慢性的な渋滞は、ただ見てるだけでブルーな週間にも思えてくる。少なくとも、あの渋滞はゴールデンとは程遠い。

 そこまでして帰郷し、何をするというのか。田舎でやる事と言えば、メシを食うか酒を飲むかだけだろう。
 狭くて貧しいニッポン、そんなにキツい思いをして何処へ行く。
 そもそも祝日よりも渋滞や人混みが目的なのか?
 冠婚葬祭に群がり、ワイワイ騒ぐ。そうやって日本人は大きくなってきた。これからもその傾向は続くのか。
 そして、母の日はピンクのバットを振りかざす。そうやって、おめでたい日も祝日もやがて形骸化するのだろう。



2 コメント

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祝100号 (tomas)
2022-05-15 13:51:59
江川さんいいこと言ってました。
投手中心でいいバッターは沢山いたけど
打つ方中心でいい投手って殆どいなかったって
まるで母の日に合わせたかのような復調ぶりですよ。

股関節の張りも大したことなくて
騒いだ私らがバカみたいで
でも今年も日本人メジャーでは大谷だけが活躍しそうです。
鈴木誠也も本塁打は止まったものの何とか頑張ってますが・・・
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tomasさん (象が転んだ)
2022-05-16 13:56:27
返事遅れてスミマセン。
今日も打って、5月にいって前回モードです。
流石、江川さん、当を得た事言いますよね。

ただ、大谷の怪物ぶりは予測不可能ですね。
昨シーズンの疲れが残ってると思いきや、開幕から全開ですもん。
この調子で一気にシーズンを乗り切る様な気がしてきましたが、絶好調の時ほど落し穴があるので、それだけを注意すれば、昨年と同じ位のパフィーマンスは見せてくれるんでしょうか。
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