ブログ依存症は病気か？精神疾患か？それとも性格の問題か

　少しブログを休もうと思う。
　自分の為にブログを休もうと思う。
　単純に､自分が駄目になると思ったからだ。　

　昨日､SEX依存症について書いた。
　結局､SEX依存症は病気でも精神疾患でもなく､単なる性格の問題だと思った。異論もあろうが､同じ様にブログ依存症も性格の問題だという気がする。

　ブログを初めて楽しい事ばかりだった。2年半近くなるが､殆ど嫌な事はなかった。むしろ､書きたい事を書きすぎて､少しやりすぎたかなと反省してる程だ。
　勿論､失礼なブログも沢山書いた。それでも自分の中では充実しきっていた。超理屈っぽい記事も､卓越したコメンターが支えてくれた。
　本当にブログの世界では私は恵まれすぎた。しかしこれ以上､図に乗りすぎると､安倍政権じゃないが､内部から腐っていく様な気がする。
　最近の私の記事は腐れつつある。事実､中身がスカスカなのだ。トップ10に入るブログも全てが民度の低い､凡庸な記事だ。1つ間違えれば､単なる誹謗中傷の塊である。

　”陸の三馬鹿”に寄せられたコメに､”本当のバカはお前だ”ってのがあった。
　全くの図星である。勿論このコメは削除したが､今の自分を等身大に表現してはいる。
　”令和のバカ”は､実は私だったのだ。

　しかし､それがブログを止めたくなる起因になる筈もない。政府批判関連のブログには嫌がらせは尽きものだから。
　”安倍はバカだ”と書いて､妨害電波が入り続け､スマホが一時お釈迦になった苦い記憶もある。それでもブログを書いてる時は天国だった。

　本当にブログを休みたくなったのは､自分が思い描く様な記事が書けなくなりつつあったからだ。
　今朝も”ノモンハン1939”のテーマで記事を書いていた。でも､思う様に書けない自分がいた。自分が過去､アマゾンに投稿した記事を参考にして書いてたが､他のレビューを見てるととても質が高く､理路整然としてるのに気付いた。
　そこには､昨今のSNSにある様なフェイクやヘイトが一切ない。純粋に自分の考えと崇高な論理で構成されていた。
　レビューだから､アクセ数や”いいね”を意識する事なく､寄せられるコメントにも気を遣う必要もない。だから記事の純度が高い。
　それに比べ､私の書いてる記事はまるで低俗な三面記事である。正直､愕然とした。そこには､論理も理論も理屈すらない。あるのは腐った主観と感情だけだ。

　しかし哀しいかなそういった陳腐な記事ほど､アクセ数もコメントも多い。

　神様から､”少し休んだ方がいいな”と肩を叩かれてる様な気がした。
　好きで書いてる事だから､疲れてる筈もないが､思考が空洞化しつつあるのは確かである。
　
　これと同じ様な経験をした記憶がある。若い頃､中洲で毎晩の様に遊び呆けてた頃､神の声を聞いた様な錯覚がした。それ以来､ピタリと夜遊びを止めた。
　事実､もう少しでSEX依存症になりかけた程だった。
　長年続いてた飲酒グセも同じ様な理由でピタリと止めた。お陰で晩酌依存症が治った。

　”少し休んだ方がいいな”

　これは私にしか聞こえない”神の声”かもしれない。こういう話を友人や知人にすると､誰も信じてくれない。SEX依存が飲酒依存が一夜で治癒するなんて､誰が信じるだろうか。

　そういう私は無神論主義者だ。勤勉も信仰心も殆どない。あるのは自らの感性と知能だけだ。
　しかし､その肝心の感性や知能までもが空洞化しつつある。ブログのテーマが分散しすぎたせいもあるが､脳みそが精神が腐っちまったら元も子もない。

　勿論､休むとはいっても､過去に書いた記事の更新だけは､ポツポツと行うつもりだ。

　何でもそうだが､何時の時代も休息は必要だ。今がその時期なのかもしれない。