前回(その1)では、キューバ危機(1962)の概観を書きましたが、今日はそのキューバ危機の根源となるカストロとアメリカの対立を描きます。 ウィキと「キューバ危機〜ミラーイメージングの罠」を参考に纏めます。キューバ革命とキューバ危機の起源 1959年1月の”キューバ革命”で親米軍事独裁のバティスタ大統領を打倒したフィデル・カストロ(写真)は、バティスタ派を簡易裁判にかけ、6 . . . 本文を読む
海上封鎖か、空爆か、それとも取引か。いや忍耐か!それとも辛抱か! 「”大量殺人鬼”カーチス・ルメイ」に寄せられたコメントに、ルメイとキューバ危機(1962)の事が書かれてた。 ルメイはキューバ危機の時、ケネディに何度も空爆を進言した。(米軍の力に圧倒的自信を持つ)ルメイはキューバ軍を甘く見てたが、実際には中距離核ミサイルを42基も配備し、兵士の数も(予想された10倍以上の . . . 本文を読む
いくら派手に過去20年の歴代大統領らが参列し、重々しく慰霊を行っても、”9−11”の真相を知らされない限り、犠牲になった人や遺族が浮かばれる事はない。 どうもアメリカという世界最大の武器輸出国は、(戦争による)自国の利益を全てにおいて優先するらしい。 日本人24人を含む2977人が亡くなった米同時多発テロから、11日で20年を迎えた。 テロを機に始まったアフガ . . . 本文を読む
特攻兵士を兄に持つ遺族の涙が全てを物語っていた。 彼らは国の為に潔く死んでいったんじゃなかった。”死にたくない”と震え慄きながら、仕方なく敵艦の砲撃に晒されながら無残にも死んでいったのだ。 特攻美談が大ウソなのは分かりきっていた。しかし、明確な証拠がない。戦後、彼らの遺族たちは故人の名誉を汚すまいと、必死で口を閉ざしていたのだ・・・ 九州大学の研究チームが自ら水深40mま . . . 本文を読む
前回と前々回では、入山正夫とキャピー原田の日系人2人の苦悩と躍動を、野球と友情という視点から紹介しました。 今日は、終戦後の2人の人生について述べたいと思います。 因みに、「日系人戦時収容所のベースボール」(写真)も同じ様に、野球という視点から描いた日系人収容所の物語ですが。以下で紹介するツールレイキ強制収容所と同じく、過酷な環境の中でも野球だけは盛んでした。 日系人収容所感を一変させる書物とし . . . 本文を読む
前回(その1)は、キャピー原田の生い立ちと入山正夫との友情と絆について書きました。今回は、もう一人の主役である入山正夫氏についてです。 但し、入江さんの場合、ウエブで調べても殆ど紹介されてなく、この「2つのホームベース」で書かれてる物語が唯一ではないかと思われます。字数に限りはありますが、できるだけ忠実に述べたいと思います。 戦争が2人の運命を切り離そうとする程に、2人の絆はそれ以上に強くなる。 . . . 本文を読む
中山泰秀防衛副大臣は18日、イスラエルとパレスチナの戦闘を巡り、”私たちの心はイスラエルと共にある”と記して波紋を呼んだ。 波紋を呼んだというより、無知・無能を晒したと言った方がいい。 私達は、新聞やメディアで中東問題と言えば、イスラエルとパレスチナ、それにエルサレムという言葉を思い浮かべる筈だ。 しかし、これらの言葉が持つ意味を中山防衛副大臣は理解してるのだろうか? つ . . . 本文を読む
イスラエルとパレスチナのイスラム武装勢力との衝突で、パレスチナ自治のガザ地区では少なくとも子ども58人、女性34人を含む死者197人、負傷者1225人が報告された。 イスラエル占領下の東エルサレムで、パレスチナ人が退去を求められた事などを機に拡大した暴力の応酬は、とどまる様子を見せていない(CNN)。 100年以上に渡り、ユダヤ人とアラブ人はヨルダン川から地中海の間に広がる土地を巡り争ってきた。 . . . 本文を読む
”山本五十六は名将だったのか?”という質問は、時代が進み、戦争の史実が明らかになるに連れ、度々沸き起こる慢性的な疑問でもある。 映画「アルキメデスの大戦」(2019)を見た時、山本五十六に対する考え方が微妙に変わった。映画では、山本五十六が戦時中にも関わらず、芸者と遊ぶ(予定)シーンがあったからだ。 事実、山本は”博打と女”が大好きだった。同時に、 . . . 本文を読む
学術会議任命拒否問題が、じんわりと大きな話題になりつつある。 ”合同葬に9600万”でもほんの少し触れたが、菅首相はどうも敵対する新しい知を排除しようとしてるかに見えた。そして、それは現実のものとなりつつある。 平成エンタメさんの記事”堤防に開いた穴はやがて大きくなる”にある様に、排除と国民の無関心が悲惨をもたらしたナチスの実例を上げ、今回の任命拒 . . . 本文を読む