”「あめりか物語」は、永井荷風がほぼ5年に渡るアメリカ•フランス滞在を終え、明治41(1908)年7月に帰国したその翌月に出版され、荷風の名を一気に高めた。 自然主義文学の隆盛に新鮮な一撃を加えた短篇集だ。文明の落差をみつめる洋行者や異郷にある日本人の胸底の思いが、シアトルやセントルイス、そして首都NYの描写に明滅する。 「林間」「酔美人」「夜半の酒場」「支那街の記」など、 . . . 本文を読む
昨日、”超天才ベルンハルト”にアクセ頂いた方どうも有難うです。私の上位の記事ランクが固定しつつあるので、こういったアクセスは嬉しい限りです。 さてと前回の”ファンタジーランド、その1”では、狂信的なカルト集団としてのアメリカ。そして、ひらすら自分に都合のいいフェイク(神)を信じ、そしてフェイク(神)を作り上げできた” . . . 本文を読む
”現実に見たフランスは、見ざる以前のフランスよりも更に美しく実に優しかったーー明治40年7月、27歳の荷風は4年間のアメリカ滞在の後、憧れの地フランスに渡った。 彼が生涯愛したフランスでの恋、夢、そして日本への絶望。日本近代文学屈指の青春文学を発禁となった・・・” と、川本皓嗣氏の解説にもある様に、順風満帆だった「アメリカ物語」と比べると少し色あせて見えなくもないが、「ア . . . 本文を読む
日本はよく”おとぎの国”と言われる。勿論、外れてはいない。未だに平和やグルメに群がる子供たちと同じからであろうか。それでも日本人はお利口さんだから、可愛気もある。 しかし、アメリカという巨大帝国が”おとぎの大国”だとしたら?未だに戦争と富に群がる白人たちと言ったら、これまた褒め過ぎか。
「11の国のアメリカ」(全3話)で書いた様に、&rdquo . . . 本文を読む
英国で人気のある新生児の名前は、”モハメッド”だという。いま欧州では、激増する移民や出生率の違いにより、人口構成の逆転が起きている。つまり、英国の男性の大半が”モハメッド”になっても、彼らは”英国的”であり続けられるだろうか? 第2次大戦後、労働力が不足する欧州の高度経済成長を支えたのは、トルコなどからの労働移民だった。そし . . . 本文を読む
”その1”(11/21)と”その2”(12/6)では、アメリカの骨組みである11のネイションと、その格差と影響力や特性について述べました。 今日は、アメリカ合衆国(ステーツ)という名の、仮面に隠れたアメリカ連合体(ネイションズ)について纏めたいと思います。”The Divided Nations of America” 著者 . . . 本文を読む
”その1”では、アメリカの起源となる西部開拓に大きく寄与した6つのネイションを長々と紹介しました。 アメリカ史においては、19世紀前半のアメリカが”ヴァージニア王朝”とも呼ばれる様に、1800年に第3代大統領となったトマス•ジェファーソンを皮切りに、建国初期の30年ほどの間、連邦政治の中核を占め、建国後のアメリカの基礎を築く上で重要な役割 . . . 本文を読む
オースターの作品は大半は読んでる様なつもりでいたが、この作品は最初だけ読んでやめた様な気がする。多分、”アメリカンファンタジー”という紹介フレーズに拘りすぎたのかも知れない。 ブログでも、「幻影の書」と「ムーンパレス」を紹介したが、オースターにしては異様に感じた。 彼の作品で毎回強く思うのは、文学作品としての重厚さよりも、物語の濃密さが圧倒してるという事。物語の幾何学と言 . . . 本文を読む
私達は世界一の超大国アメリカに対して、知ってるようで何も知らない。そういう私も、”アメリカ=ニューヨーク=ハリウッド”というイメージしかない。 ”世界の警察”という代名詞はずっと後になってから付いたものだ。 今ではすっかり、戦争仕掛け屋的なペテン国家に成り下がった印象が強いが、独立時は様々な文化圏の人種が、夢と希望と自由を抱いて入植し、建国した&r . . . 本文を読む
この「崩れ落ちる兵士”The Falling Soldier”」に疑いが持たれているのは、既に40年も前のいわば”常識”でもあり、NHKと沢木耕太郎が新たに発見したという、安直なアプローチの問題ではない。 つまり、NHKスペシャル「運命の一枚~”戦場”写真最大の謎に挑む」の一番の目的は、この写真の”真贋&rdqu . . . 本文を読む