~ 風の伝説 ~

プライベートの趣味ブログです♪
ランダムですが、いろいろ書き込んでいきますので良ければご覧下さいな(^^v

天国と地獄(ちょっといい話)

2006-03-23 | Words & Story
ひとりの男が天国と地獄について神様と話をしています。神様が男に言いました。
「こちらについて来るがよい。地獄を見せよう」

二人が最初に入っていった部屋には、人間たちが煮物の入った大きな鍋を囲んで座っていました。全員がひどくお腹をすかせ、生きる望みもすっかりなくしたように見えます。皆、スプーンを鍋に入れては煮物を口に運ぶのですが、スプーン柄が腕よりも長くて口に届きません。
その苦しみようと言ったら、それはひどいものでした。

「さあ、今度は天国を見せよう」しばらくすると神様が言いました。

 二人がつぎに入っていったのは、先ほどとまったく同じような部屋でした。煮物の入った鍋、そして柄の長いスプーンがあり、人間たちがいました。ところがこの部屋の人たちはお腹も十分に満たされ、その顔は幸せに輝いていたのです。

「どうしてなのでしょう?私にはわかりません」とその男は言いました。
「なぜここにいる人たちはこんなに幸せで、さっきの人たちはあんなに惨めなのでしょう?条件はまったく同じだというのに!?」

 神様はほほえむと、「それはとても簡単なことだ」と言いました。

「ここにいる者たちは、お互いに食べさせ合うことを学んだのだ。ただ、それだけの違いなのだよ。」

アン・ランダース

この例え話、日常生活の上でも、いろいろ当てはまる事って多いのでは...?