◆レコード会社５社が違法配信を行った個人に対し賠償請求交渉

●新聞報道等によると，日本レコード協会所属レコード大手５社が，Ｐ２Ｐ技術を利用したファイル交換ソフトを使い音楽ファイルを違法に配信したとして，違法行為が確認できた４４人の情報開示をプロバイダに求め，詳細が判明した８人のうち５人に対して損害賠償を要求する交渉を開始したという。国内のレコード会社が個人対象に賠償を求めるのは初めてだという。

●違法配信を行った個人に対し賠償請求を行うことは，すでに米国では行われており，一定の抑止効果があるといわれている。日本でも，winMXやwinnyなどのファイル交換ソフトの利用で相当数の違法配信が行われている。昨年，winny開発者が逮捕されたことを受け利用は減少したともいわれているが，最近はまた増加傾向にあるともいわれている。報道によれば，本格的な音楽配信サービスの立ち上がりを前に違法配信取り締まりに本腰を入れ始めたものだという。

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