LHFトーク"GONDLA"

LHFの二人のだらだらトーク。

捨てる神を拾うことってけっこうあるのか???

2009年07月22日 | 過去の記事
財布、ケータイ、定期…落としたら困るものは数多くある。でも、そんな中で誰もが見落としている“落としたら困るもの”を落としてしまった。それが密閉型イヤホンの先っちょのゴムの部分だ。ちょっと前からかな。iPodを聴こうと思ったら先っちょのゴムがついてないことがあって。ポケットの中で取れちゃってるってことが結構あった。それが今回、また先っちょにゴムの部分が付いてないからポケットの中探したの。無いんす。ポケットの中に無いんす。いやー、一瞬固まったね。マンガなら「…」って吹き出しに出てるね。

でも最初はあんまり気にならなかった。まあ別にたいした問題でもないだろうと。あの先っちょだけでも売ってるし、今日だけ我慢すればいい話だから。でも少し考える。今日だけって言っても、大学から家まで2時間かけて通ってるおれ。あれ…イヤホン使えないと辛くね? まずもちろんiPodは使えない。ってことは今おれの中で最高にハマっている「たむらぱん」を聴いて帰れないってことだ。そしてもう一つ。おれは深夜のラジオを録音できるプレイヤーを持ってるんだけど、それも聴けない。今日は「伊集院光の深夜の馬鹿力」を録ってある。その凄い楽しみにしてたのも聴けないってことだ。

というわけで、少し真剣に“イヤホンの先っちょのゴム”のことを考えてみる。こうして考えるとここまで真剣に“先っちょのゴムの部分”を考えたことは無かった。こんなことだから無くなってしまうのか。いなくなって初めて分かることもある。ごめんな“先っちょ”。少し記憶をたどると、最後にイヤホンを使ったのは“ラボ”というパソコン室にいたときだったような気がする。うん、たぶんそうだ。でも見つかるはずはねえよな。まあでも一応行ってみるか。席を立った。

ラボに行ってみるとまだ授業をやっていた。うーん、とりあえずは見るだけ見たい。だから20分ほど部屋の外で待ってみた。キーンコーンカーンコーン。よし、中に入る。さっきおれが座っていた席には女の子が座っていた。うーん、探しづらい。そんなジロジロ見るわけにもいかないからさりげなく足元を見ながらゆっくり歩いてみる。くそー、でもあんなちっちゃい“先っちょ”が見つかるのか? しかもあそこだけ見たらゴミみたいなもんだ。誰かが捨ててる可能性もある。うーん、やっぱりあきらめようかな。変なちっちゃいゴムしか無いし。え…? ちっちゃい白いゴム。まるで耳の中に入るために生まれてきたかのようなフォルムのそのちっちゃいゴムが足元にある。

あった。

まさか…見つけちゃった。そういえば思い出す。前に彼女が夜行バスのチケットを失くしたことがあって。とりあえずバスに乗れないってことは無かったんだけど、名前と電話番号が書いてあるから不安だと。そんで彼女をバスに乗せてから駅までの道をさっき彼女と歩いたところを通ってみた。そしたらなんか道の中央に紙が。

あった。

うーん、落し物ってけっこう困ることだと思う。でもさ、ちょっと分かった。

あれ結構拾えるよ。

昔話をぶった切り

2009年07月22日 | 過去の記事
『北風と太陽』というおとぎ話がある。

この話、教訓としては「力技だけじゃダメなんだぜ、頭を使おう」みたいなことを言わんとしてると思うのだが、

オレはそこに若干の違和感を感じる。



なぜかというと、この勝負において北風はどうあがいても太陽に勝つ術が無かったと思えるからだ。

この勝負ではマントを脱がすために、北風は自分の“風”という特徴を活かして風でマントを吹き飛ばそうとした。

そして太陽は自分の“暑さ”という特徴を活かしてマントを脱がそうとした。

このときに両者とも自分の能力でできることを最大限やっている。

結果は太陽が勝利する形にはなったのだが、それではこのときに北風に勝機があったかというとほとんど0に近い。

つまり北風の持っていた能力でははじめから勝つことは不可能。

何を頑張ったって努力すること自体無駄なのである。


だからここで北風がやったことを責めるべきではないと思う。

太陽が「頭いい」と思われているが、これは偶然の結果。

彼らの能力に“差”なんてない。

あったのは“適していたかどうか”だけである。



よって、この話の教訓は「頭を使え」ではおかしい。

しいていうなら「自分の能力の活かしどころを考えろ」のほうが正しいと思う。