LHFトーク"GONDLA"

LHFの二人のだらだらトーク。

7月18日放送 ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフル 「文具野郎たちの夏フェス」

2009年07月20日 | 過去の記事
TBSラジオで毎週土曜日9時半から放送しているライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフルを聴いた。「シネマハスラー」という映画評論コーナーが好きでこの番組を聴くようになったが、他のコーナーも宇多丸氏の『面白いことやってやるぜ感』が出ていてすっかり毎週土曜日が楽しみになった。

そして今回の特集が「この夏、もっとも俺たちをカタくさせる文具は何だ?潜入!文具野郎たちの夏フェス、ISOT 2009レポート」というもの。まあこれだけ聞いたら何のことか分からないと思うけど、なんでも文房具界の夏フェスと呼ばれている(のか?)第20回 国際文具・紙製品展「ISOT 2009」というイベントに宇多丸さんと構成作家の古川耕さんがロケに行ってくるという企画。文房具という地味なジャンルを二人が真剣に語るという構図が新鮮でもあり、「何事も熱く語ると面白い」と言わんばかりの二人のレポートに聴き入ってしまった。。

まず二人が紹介していたのが小型ホッチキスのvaimo(バイモ)。これは何かっていうと、一見フツウのホッチキスなんだけど、なんと名前の通り「“倍も”はさめる」、つまり一気にいっぱい留められるよっていうホッチキスらしい。…いや、まあ「それがどうした?」って気持ちでいっぱいになるけど、宇多丸さんと古川さんの二人はその説明を聞いて、コメントをしていく。「あ、軽いっすね」とかちゃんとレポートしていてちょっと面白い。その後はISOTのグランプリになった、壁に書いても消せるクレヨンの「キッドパスきっず」や使いやすいノート「ニーモシネ」に触れていた。“消せるクレヨン”「キッドパス」がグランプリを獲得したことについては、「これ好きな人もいるだろうけど、個人的には盛り上がりにかける」「アカデミー賞のスラムドックミリオネアみたいに、『いや、面白いけどそこまで騒ぐほどのものか?』と思う」「でもJ-クレヨン界(J-POPみたいな感じ)では凄い画期的なんじゃねえの?」のようなウィークエンドシャッフルならではの分析が文房具に関しても繰り広げられていて、やはり面白い。

このイベントは一般客をいれずに、本当に買い付けや商談を目的としたイベントなのだそうだが、二人はこの文房具のイベントを完全に“楽しみに”行っている。一見何も埋まっていなさそうな“文房具”というジャンルの中で、二人は真剣に分析し語ることで面白さを付加していく。デジタルメモの「ポメラ」が最近巷で話題になっていることに触れ、「この世間の流れを考えたら、後々振り返ったときに残すためにも、この夏は『ポメラ』に大賞を取らせてもよかったんじゃないか」や、パイロットや三菱といった大手がこのイベントに参加していないことから「賞レース的にはどうなのかというところはある」などと、真面目にこのイベントのことを考えているのも面白かった。

まあ文房具というジャンルも喋れる人が喋ればここまで面白くできるのかと思って軽く感動してしまった。宇多丸さんは確か伊集院光を尊敬していたと思うけど、こういう“上質なくだらなさ”の部分は伊集院イズムを上手く受け継いでると思う。その中で宇多丸氏のらしさでもある、「真剣に語ることの面白さ」を付加することでしっかりと肉付けされていく「文房具談」はとても魅力的に聞こえた。うん、面白かった。

たむらぱんが大変なことに。

2009年07月20日 | 過去の記事
たむらぱんの「ノウニウノウン」を先日購入し、まあそれについても書いてみた。
たむらぱん「ノウニウノウン」

いや、このアルバム、想像以上にヤバいアルバムだ。
もう3日で20週くらい聴いてると思うけど、
正直飽きる気がしない。
毎回「ジェットコースター」を聴いてワクワクして、「スクランブル街道」を聴いて切なくなる。

なんじゃこりゃ。

恐るべしたむらぱん。
これは大変なものを買ってしまった。