
今日も当地は暑かったです。夕飯は頂き物ですがアワビの炊き込みご飯でした。美味!
エルガー/エニグマ(謎)変奏曲
管弦楽:BBC交響楽団
指揮:レナード・バーンスタイン
録音:1982年
ジャケット写真、美しいですね。CDも最初期は、一枚一枚のデザインに「気合い」が入ってたように思います。レニーの盤では、たとえばLAPOを振ったガーシュウインとWSSシンフォニックダンスのジャケも良かった。まだLPでも売られていた時期ですからね。
私が初めて買ったエニグマ変奏曲が、このCDでした。
それまではレコードも持ってなくて、FMから録った岩城宏之指揮フランクフルト放送響のライヴのみが、所持している唯一の音源でした。
買ったのは1985年9月3日、そう、大阪でレニーのマーラーを聴いた日です。演奏会の前に立ち寄ったワルツ堂で買いました。当時は、まだLPも買っていた時期でした。CDの価格は高くて、この盤は3500円でした。盤自体は西独プレスでブックレットやインレイが国内印刷でした。
CDの黎明期では(ユニバーサル系では)海外盤に日本語帯や別冊解説をつけたものが主流でしたが、次の段階で、このような盤=海外・紙部分=国内というスタイルとなりました。
ワルツ堂に行く前に心斎橋のヤマハでこの曲のスコアも買っていますので、ひょっとすると、生レニーを聴く日の記念にエニグマのCDとスコアを買おうと、あらかじめ決めていたのかも知れません。忘れましたけど・・・・。
さて、岩城さんの指揮でしか聴いたことがなかったこの曲をバーンスタインの指揮で聴いたときは驚きました。
テンポといい、ダイナミズムといい、「ケタ違い」と言いたくなるほどの振幅の大きさだったからです。
特に冒頭や「ニムロッド」に顕著なテンポの遅さ、強奏時の巨大な迫力など、当時の私は大いに心酔したものです。「もう、これしかない!」と言うくらいに、繰り返して聴いたものです。
その後、ボールトやバルビローリ、最近ではショルティなども聴いていますが、やはり、レニーの呪縛は強くて、長らくの間、他のエニグマ演奏は物足りないとさえ思えました。
昨夜、久しぶりに、このCDを取り出しスコアを見ながら「ちゃんと」聴いてみました。以前の興奮はなくて、かつて、あんなに感激していた「ニムロッド」も「おうおう、やっとるやっとる・・・」てな感じで冷静に聴きとおしました。(なんか、よくあるパターンてすね)むしろ、以前はあまり気にも留めなかった「地味」な部分での「滋味」溢れるアプローチが耳に新鮮でした。
何で読んだのか、その情報源は忘れましたが、このときのレニーのBBC響への客演は、どうもうまくいかなかった?とか両者がかなりぎくしゃくして波乱含みだったとかの記事を覚えています。
この強引とも言える主情の強い演奏ならば、オケ側から反発が出でも当然とも思えますが、CDでの演奏を聴いている限りでは、全くそんな気配は感じられません。すばらしい演奏です。
近いうちに、この演奏の映像版が発売されるとのことで楽しみにしています。
ネット上で見られるリハでは、なんか笑顔が多くて、とてもそんな険悪なムードはありませんが(これは放送用の公開リハみたいですけどね)、和気あいあいとか信頼し合っている明るさじゃなくて、ニヒリズムの笑いに感じられるのは気のせいでしょうか???
エルガー/エニグマ(謎)変奏曲
管弦楽:BBC交響楽団
指揮:レナード・バーンスタイン
録音:1982年
ジャケット写真、美しいですね。CDも最初期は、一枚一枚のデザインに「気合い」が入ってたように思います。レニーの盤では、たとえばLAPOを振ったガーシュウインとWSSシンフォニックダンスのジャケも良かった。まだLPでも売られていた時期ですからね。
私が初めて買ったエニグマ変奏曲が、このCDでした。
それまではレコードも持ってなくて、FMから録った岩城宏之指揮フランクフルト放送響のライヴのみが、所持している唯一の音源でした。
買ったのは1985年9月3日、そう、大阪でレニーのマーラーを聴いた日です。演奏会の前に立ち寄ったワルツ堂で買いました。当時は、まだLPも買っていた時期でした。CDの価格は高くて、この盤は3500円でした。盤自体は西独プレスでブックレットやインレイが国内印刷でした。
CDの黎明期では(ユニバーサル系では)海外盤に日本語帯や別冊解説をつけたものが主流でしたが、次の段階で、このような盤=海外・紙部分=国内というスタイルとなりました。
ワルツ堂に行く前に心斎橋のヤマハでこの曲のスコアも買っていますので、ひょっとすると、生レニーを聴く日の記念にエニグマのCDとスコアを買おうと、あらかじめ決めていたのかも知れません。忘れましたけど・・・・。
さて、岩城さんの指揮でしか聴いたことがなかったこの曲をバーンスタインの指揮で聴いたときは驚きました。
テンポといい、ダイナミズムといい、「ケタ違い」と言いたくなるほどの振幅の大きさだったからです。
特に冒頭や「ニムロッド」に顕著なテンポの遅さ、強奏時の巨大な迫力など、当時の私は大いに心酔したものです。「もう、これしかない!」と言うくらいに、繰り返して聴いたものです。
その後、ボールトやバルビローリ、最近ではショルティなども聴いていますが、やはり、レニーの呪縛は強くて、長らくの間、他のエニグマ演奏は物足りないとさえ思えました。
昨夜、久しぶりに、このCDを取り出しスコアを見ながら「ちゃんと」聴いてみました。以前の興奮はなくて、かつて、あんなに感激していた「ニムロッド」も「おうおう、やっとるやっとる・・・」てな感じで冷静に聴きとおしました。(なんか、よくあるパターンてすね)むしろ、以前はあまり気にも留めなかった「地味」な部分での「滋味」溢れるアプローチが耳に新鮮でした。
何で読んだのか、その情報源は忘れましたが、このときのレニーのBBC響への客演は、どうもうまくいかなかった?とか両者がかなりぎくしゃくして波乱含みだったとかの記事を覚えています。
この強引とも言える主情の強い演奏ならば、オケ側から反発が出でも当然とも思えますが、CDでの演奏を聴いている限りでは、全くそんな気配は感じられません。すばらしい演奏です。
近いうちに、この演奏の映像版が発売されるとのことで楽しみにしています。
ネット上で見られるリハでは、なんか笑顔が多くて、とてもそんな険悪なムードはありませんが(これは放送用の公開リハみたいですけどね)、和気あいあいとか信頼し合っている明るさじゃなくて、ニヒリズムの笑いに感じられるのは気のせいでしょうか???
非友好的だったBBCとのリハーサルの様子については,その場に立ち会った中矢一義氏がリポートされていました。例えば,レコ芸の1983年12月号とか。
因みに,私が最初に聴いたのはラトル盤。次がショルティ/ウィーン盤です。
エルガー,いいですよね。チェロ協奏曲だけじゃなく,交響曲も,弦楽四重奏曲も。
たぶんそうだと思っていましたが、76年以降、レコ芸は購入したりしなかったりで、家の中でもあちこち散らばっちゃってますので、また探してみます。
エルガーの他曲は、チェロ協奏曲やいくつかの小品以外は、またまだ「開発途上」の私です。手元にはある程度揃えましたのでボチボチと聴いていきたいと思っています。
早速ですがこの演奏、結構お気に入りでたまに聴きます。と言っても有名なニムロッドだけの抜粋ですが!
BBCSOとそんな逸話があったとは・・・
全然感じませんでした・・・
ショルティやラトル版と比較しても個性的ですが、聴かせ上手と感じます。
>全然感じませんでした・・・
もちろん、私も感じませでした(笑)。プロはきちんとやるものですね。
ニムロッドも、たまにはこれくらいやりきっているのを聴きたくなることもありますね。
ラトル盤は聴いたことがないのですが、よく名前を聞くので気になってきました。
よってオケはBPOです。
ちょうどニムロッドがアップされていたのですが、
バーンスタインの方が断然好きです!