goo blog サービス終了のお知らせ 

静かな場所

音楽を聴きつつ自分のため家族のために「今、できることをする」日々を重ねていきたいと願っています。

映画「ライフ・イズ・ビューティフル」を観ました

2016年07月18日 20時45分06秒 | 映画、ドラマ
 久しぶりの記事更新。

 本日、当地は梅雨明け。
 そして、このブログの誕生日ということでダラダラと13年目に入ります。


「ライフ・イズ・ビューティフル」という映画を観ました。
 題名は以前から知っていましたが、内容は全く知りませんてした。
 去年の春にBSプレミアムで放送されたのを録画してあって、昨日と今日、何度かに分けて観ました。
 観る前の「予習」は一切無しでした。
 ちょっとググったりしたのは見終えてから。

 前半は、ほとんどハートウォーミングなコメディ映画(?)だと思いました。
 ありえない行動やギャグの連続で、けっこう非道徳的で痛快で楽しくて・・・。
 後半、場面を強制収容所に移してからも、そのテイストは続いて、悲惨さや残酷さはさほど出ていません。
(一回だけ死体の山が霧の向こうにうっすらと見える場面がありましたが・・・)

 実際の強制収容所ではありえなかったような場面も多々あったようです。でも、この映画の核心に触れることではなかったから、これでいいのだと思いました。



「ドイツ語が分る者は通訳せよ」と言われて(実はドイツ語が分からない)グィドが前に出て、でたらめな通訳をする場面、あれは不謹慎ながら笑ってしまいました。
 最近流行りの一連の動画「総統閣下は〇○にお怒りです」に通じるものを感じました。

 そして、映画のラスト手前ほんの1分たらずで・・・。
 息子のジョズエが母親の姿を見つけて「ママ!」と叫び、「これが私の物語・・・」とナレーションがかぶるところ。
 
 観ていて瞬時にボロ泣き。

 命をかけて子どもの笑顔と命を守り通した父親の今までのすべてが、あの愛らしい少年の叫び声に集約されていました。
 その例えようのないほどの現実味と切実感に震えるほど感動しました。

 どんなに荒唐無稽であっても、どんなに史実とかけ離れていても、それはたいしたことではない。
 父親グィドの貫いた家族への愛情のリアルさ、その描き方はすばらしかった。
 そう思いました。
 だから、ウィキペディアに「第二次世界大戦下のユダヤ人迫害(ホロコースト)を、ユダヤ系イタリア人の親子の視点から描いた作品である。」と記されているのは、たしかにそういう面もあるけども、私はちょっと違うと思っています。


 録画したものの観ていない映画がいっぱいあって困るのだけど、こうやって観てみると、「ああ、残しておいてよかった」と思います。
 もちろん、見た後は消去します。








最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。