最近の私のことを、病気治療を中心にダラダラ書いています。
大方の人にとっては楽しくないお話だと思います。
排便の話などもあります。読まれる方はご承知おきください。
サリドマイドの服用を始めて1年と数日が過ぎました。
去年の夏に行った自家移植の成果を見極めるのに3か月ほど要しましたが、結果は「寛解」状態には至らず、次の手としての「寛解導入療法」を開始したわけです。
サリドマイド(商品名「サレドカプセル」)の副作用はいろいろあり、その現れは人それぞれです。
ひどい副作用で治療法を見直したり、休薬を余儀なくされたりしている方もいるようです。
私は、生活に著しく支障をきたすような副作用は(今のところ)ありませんが、それでも、自分の体が治療前とは全く別人のものに変わってしまったような感覚に絶えずとらわれています。
まず、常に微細な「ダルさ」があります。
ダルさは、どちらかと言うと、サレドとセットで服用しているデキサメタゾン(商品名:レナデックス)の副作用の方が強いです。
週一回金曜日に飲むのですが、土曜日までは一時的な覚醒作用でハイテンション(妻に言わせると「酔っ払い状態」)なのですが、日曜日に、どっとダルさが来ます。
いわゆる「レナ切れ」です。
このレナデックスを、治療を開始した昨年の3月から7月までは週一回10錠も飲んでいました。
おかげで、ずいぶんと妻や周りやネット上でも迷惑をかけたかと思います。
今は1錠ですが、それでも同様の副作用はあります。
恐るべしデキサメタゾン。
月曜日にはダルさはほとんど抜けていますが、それでも、職場の階段を昇るのはちょっとしんどいかも?
月~木にかけて次第に体調上向きとなり、金曜日に、またレナ服用。
金曜日の夕方前後に独特のダルさ(長風呂でのぼせたような、長距離走を走り終えたときのような)があり、夜は不眠気味。
翌土曜日は丸一日ハイテンションで活動的になり、だいたいが面倒なことや普段は後回しにしてしまう案件を一気に済ませてしまったりします。
そして日曜日はダルさのピーク・・・・という繰り返しです。
次に「眠気」ですが、これは日によって違いますが、だいたい午後10時頃を過ぎると眠気が強くなります。
妻も二男もだいたい午後8時過ぎに布団に入ります。
私は、二男が寝息を立てるのを確かめてから鑑賞部屋「奥の院」へと移動し、そこからが自分の時間、鑑賞タイムとなるのですが、サレド服用してから、この鑑賞タイムが以前のように長続きしなくなってしまいました。
日によって違いはありますが、だいたい10時半から11時過ぎまでが限界で、それ以降も続けると、今度は翌日の朝が起きづらいということになってしまいます。
サレドは、もともとは睡眠剤としても用いられていたくらいですから催眠作用がとても強いのです。
それから、今年の春ごろから便秘傾向が出てきました。
S状結腸から直腸にかけて10数センチ切除している私は、ずっと便秘知らずでした。
手術後2~3年はトイレ回数は大と小が同数か、時には大が小を上回るほどでした。
その後は一日2回で落ち着いていたのですが、サレドの影響で、その2回もスムーズな排出が難しくなってきました。
それで、ひと月ほど前からマグミットという便を柔らかくする薬を毎日2錠服用しています。
ダルさ、眠気、便秘・・・これが私の今のところの主な副作用です。
ほかにも、足のしびれ、顔面のしびれなどもありますが、特に不都合はありません。
それから、これは副作用ではなく以前から稀にあった胸痛が、昨年3月の抗がん剤治療開始と共に回数増えています。
昨日は定期的な通院日でした。
別ブログに書いたように、検査の結果はよかったのですが、単純に喜んでばかりはいられません。
この病気は「完治はない」とされています。
今は、新しい薬も開発され治療の選択肢が増えたこともあって、延命率は伸びています。
私も、「5年生存率40パーセント以下」と言われました。
ちょっと古い医学書だと5年生存率10~25パーセントとか平均余命30数か月などと記されているようです。
しかし、新しい薬の開発などもあって、かつては「死刑宣告」と言われたりもしたこの病気も、しだいに「慢性疾患」の部類になりつつある、とのうれしい情報も目にしています。
ただ、主治医先生もおっしゃっていましたが、症状が抑えられていても、突然違うタイプの骨髄腫や違う血液がんに変わってしまうケースもあるとのことで、やはり厳しい病気であることに変わりはありません。
(続く)
大方の人にとっては楽しくないお話だと思います。
排便の話などもあります。読まれる方はご承知おきください。
サリドマイドの服用を始めて1年と数日が過ぎました。
去年の夏に行った自家移植の成果を見極めるのに3か月ほど要しましたが、結果は「寛解」状態には至らず、次の手としての「寛解導入療法」を開始したわけです。
サリドマイド(商品名「サレドカプセル」)の副作用はいろいろあり、その現れは人それぞれです。
ひどい副作用で治療法を見直したり、休薬を余儀なくされたりしている方もいるようです。
私は、生活に著しく支障をきたすような副作用は(今のところ)ありませんが、それでも、自分の体が治療前とは全く別人のものに変わってしまったような感覚に絶えずとらわれています。
まず、常に微細な「ダルさ」があります。
ダルさは、どちらかと言うと、サレドとセットで服用しているデキサメタゾン(商品名:レナデックス)の副作用の方が強いです。
週一回金曜日に飲むのですが、土曜日までは一時的な覚醒作用でハイテンション(妻に言わせると「酔っ払い状態」)なのですが、日曜日に、どっとダルさが来ます。
いわゆる「レナ切れ」です。
このレナデックスを、治療を開始した昨年の3月から7月までは週一回10錠も飲んでいました。
おかげで、ずいぶんと妻や周りやネット上でも迷惑をかけたかと思います。
今は1錠ですが、それでも同様の副作用はあります。
恐るべしデキサメタゾン。
月曜日にはダルさはほとんど抜けていますが、それでも、職場の階段を昇るのはちょっとしんどいかも?
月~木にかけて次第に体調上向きとなり、金曜日に、またレナ服用。
金曜日の夕方前後に独特のダルさ(長風呂でのぼせたような、長距離走を走り終えたときのような)があり、夜は不眠気味。
翌土曜日は丸一日ハイテンションで活動的になり、だいたいが面倒なことや普段は後回しにしてしまう案件を一気に済ませてしまったりします。
そして日曜日はダルさのピーク・・・・という繰り返しです。
次に「眠気」ですが、これは日によって違いますが、だいたい午後10時頃を過ぎると眠気が強くなります。
妻も二男もだいたい午後8時過ぎに布団に入ります。
私は、二男が寝息を立てるのを確かめてから鑑賞部屋「奥の院」へと移動し、そこからが自分の時間、鑑賞タイムとなるのですが、サレド服用してから、この鑑賞タイムが以前のように長続きしなくなってしまいました。
日によって違いはありますが、だいたい10時半から11時過ぎまでが限界で、それ以降も続けると、今度は翌日の朝が起きづらいということになってしまいます。
サレドは、もともとは睡眠剤としても用いられていたくらいですから催眠作用がとても強いのです。
それから、今年の春ごろから便秘傾向が出てきました。
S状結腸から直腸にかけて10数センチ切除している私は、ずっと便秘知らずでした。
手術後2~3年はトイレ回数は大と小が同数か、時には大が小を上回るほどでした。
その後は一日2回で落ち着いていたのですが、サレドの影響で、その2回もスムーズな排出が難しくなってきました。
それで、ひと月ほど前からマグミットという便を柔らかくする薬を毎日2錠服用しています。
ダルさ、眠気、便秘・・・これが私の今のところの主な副作用です。
ほかにも、足のしびれ、顔面のしびれなどもありますが、特に不都合はありません。
それから、これは副作用ではなく以前から稀にあった胸痛が、昨年3月の抗がん剤治療開始と共に回数増えています。
昨日は定期的な通院日でした。
別ブログに書いたように、検査の結果はよかったのですが、単純に喜んでばかりはいられません。
この病気は「完治はない」とされています。
今は、新しい薬も開発され治療の選択肢が増えたこともあって、延命率は伸びています。
私も、「5年生存率40パーセント以下」と言われました。
ちょっと古い医学書だと5年生存率10~25パーセントとか平均余命30数か月などと記されているようです。
しかし、新しい薬の開発などもあって、かつては「死刑宣告」と言われたりもしたこの病気も、しだいに「慢性疾患」の部類になりつつある、とのうれしい情報も目にしています。
ただ、主治医先生もおっしゃっていましたが、症状が抑えられていても、突然違うタイプの骨髄腫や違う血液がんに変わってしまうケースもあるとのことで、やはり厳しい病気であることに変わりはありません。
(続く)
29日午前7時40分、一部訂正
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