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静かな場所

音楽を聴きつつ自分のため家族のために「今、できることをする」日々を重ねていきたいと願っています。

マーラー/交響曲第3番を聴く(ノイマン旧盤)

2009年07月22日 00時02分21秒 | マーラー
夏の夜の「そのとき、マーラーを聴いた」シリーズ、今夜もテキトウに綴ってます。


マーラー/交響曲第3番


クリスタ・ルートヴィヒ(M)

キューン児童合唱団

チェコ・フィルハーモニー合唱団

チェコ・フィルハーモニー管弦楽団


指揮:ヴァーツラフ・ノイマン


録音:1981年



拙ブログで3番は何度か取り上げているが、いろいろ聴き出したのは、ここ20年くらいのことである。
曲の魅力については今回は略す。

マーラーの3番はレコード時代には一組も持っていなかった。
最初に聴いたのは、友人に借りたホーレンシュタイン盤。
ジャケットの写真もインパクト大きかったけど、何よりも曲の威容に圧倒された。
その魅力にすっかり「トリコ」になった(?)のだが、かと言って2枚組レコードを買うことはなかった。
実に、レコード時代には私にとってマーラーは「後回し」の作曲家だったようだ。
で、FMでのアバドVPOとか若杉ミュンヘン・フィルとかを録って、何度も聴いた。
それにしても、ホーレンシュタイン盤のインパクトは強かったなぁ。
特に終楽章には魅せられたですな。

3番と言えば、むかしむかし、長男がまだ赤ん坊だったころのこと。
私は、今でもそうだが、イヤホンで音楽を聴きながら寝入っていくのを常としていて、当時、3番を聴きながら寝ていくことが多かった。
演奏はミトロプーロス指揮NYP、またはクーベリック指揮バイエルン放送響。
で、長男の夜泣きでなかなか寝付けないカミさんが、私のイヤホンから漏れ聞こえてくる3番のフィナーレの、その壮大さに「なんか、いい音楽ね」なんて言ってたこともあった。
(実際は「なんか、ええ感じの曲やなぁ」と伊勢弁で言ってたはず)

この曲は(特に終楽章は)、そういうクラシックが特に好きでない人たちの耳にも不思議と語りかける力を持っているのかも知れない。
実演は、CDにもなった朝比奈指揮大阪フィルと、東京出張でたまたま聴けた井上指揮新日フィルの2回。


さて、今回、聴いたノイマン盤だが、とにかくオケの音色がなんとも曲にマッチしていると感じた。
特に中間楽章での管楽器の角の取れたまろやかでコクのある響きの心地良さ。
もちろん、両端楽章での重みにも不足はないし、ルードヴィヒと合唱との掛け合いも、微妙なテンポ変化を伴いながらテキストの意味を分かりやすく伝えているようである。
終楽章は、こういう律儀なアプローチにかえってホロリとさせられる。
慰められ後押ししてくれる曲だと思う。
ノイマンのマーラー、ポニーキャニオンの2番、9番は手放したけど、この旧録音は手元に置いておこう。
まだ4番以降が未聴。


今までの「3番」記事↓(ええかげんや~)
小林、名古屋フィル
ハイティンク、コンセルトヘボウ(クリスマス・マチネー)
アバド、ウィーン・フィル

HMVサイト↓

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国内盤(14CD)
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輸入盤(11CD)
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マーラー:交響曲全集
ノイマン(ヴァーツラフ),ベニャチコヴァー(ガブリエラ),ソウクポヴァー(ヴィエラ),ニールセン(インゲ),ハヨーショヴァー(マグダレーナ),ベルマン(カレル),ショウノバー(ダニエラ),ランドヴァ(エヴァ),チェコ・フィルハーモニー合唱団
コロムビアミュージックエンタテインメント

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